要約 ネギ属遺伝資源を長期間安定的に保存できる技術である。ネギ属茎頂に処理液で脱水耐性を付与した後、風乾で脱水し-80°C冷凍庫で急速冷却すると、一年間保存後の再生率は液体窒素を用いた超低温保存品と大差...
要約 地球温暖化による生育地の著しい縮小が懸念されているブナの種子の超低温(-170℃)保存技術を確立しました。これにより、従来は困難であったブナ種子の長期保存が可能となりました。 背景・ねらい ブナは日...
透湿防水シートはウシの嗜好性を落とさず乾燥圧砕稲わらの屋外保管を可能にする
要約 圧砕稲わらの給与はウシのルーメン内pH変動に影響を及ぼさない。また、透湿防水機能を持つシートで乾燥稲わらを被覆保管することにより保管中の温度上昇が抑制され、保管後の圧砕稲わらは嗜好性が高い。 キ...
要約 飼料用米破砕機とベルトコンベア等を組み合わせた調製作業体系により、二名体制で籾米サイレージを連続的に調製できる。破砕能率が現物重で0.7t/hの破砕機利用の場合、54 t以上処理することで調製コストは平...
要約 サイレージにプローブを直接突き刺して水分を測定する機器。約3分/個の測定時間で、水分25%以上のサイレージを平均誤差4ポイント以内で測定できる。 キーワード サイレージ、水分、粗飼料流通 背景・ねらい ...
要約 適切な収穫後処理(テンパリング乾燥→−2°C貯蔵→高温処理)により高品質なニンニクを周年供給できる。夜間無加温のテンパリング乾燥は連続加温乾燥より低コストで貯蔵後の障害発生が少ない...
要約 牧草サイレージ給与時にイアコーンサイレージ(ECS)を圧片トウモロコシの代替に飼料中15%給与すると乳中揮発性成分のラクトン類が増加する。一方、トウモロコシホールクロップサイレージ多給時はECS代替給与...
シャークミルを用いた粉砕分画によるサトウキビ搾汁残渣のカスケード利用
要約 サトウキビ搾汁残渣をシャークミル粉砕し、スクリーン通過の有無により二画分に分離する。両者の成分組成および酵素糖化性の差に基づき、通過画分はRT-CaCCO法による繊維質糖化に利用し、非通過画分はボード...
要約 完熟期収穫の飼料用米サイレージ調製において、破砕処理、乳酸菌添加、水分含量27.5%以上の3つを組み合わせることで、長期間、安定した良質なサイレージに調製できる。 キーワード 国産自給飼料、サイレージ...
要約 ホタテガイ、イカ等の水産加工残渣等から、高付加価値素材であるセラミド及びその誘導体を加工現場において簡便に抽出・濃縮する技術、すなわち粗製セラミド含有脂質抽出技術を開発した。粗製セラミド含有脂...
易分解性糖質を蓄積する稲わら稈部の並行複発酵によるバイオエタノール生産
要約 易分解性糖質は、稲わらの茎から葉鞘を除去した部分(稈部)に蓄積する傾向があり、品種系統のみならず収穫後の貯蔵法により質や量が変化する。稈部のみを回収して並行複発酵を行うことにより、5%以上の高濃...
要約
イチゴのランナーを採苗後、ただちにポリ袋に入れ、-2~0℃の冷蔵庫に入庫すると、約1か月貯蔵可能である。また、出庫後はセルトレイに挿し苗し、温室に遮光資材や冷房機を設置し...
要約
携帯型分光光度計を用いた非破壊測定により、あんぽ柿の水分と糖度の簡易で迅速な推定が可能である。あんぽ柿製造における乾燥終了の判定には、糖度推定による検量式が判定誤差が少...
生稲わらサイレージに生米ぬかを混合した肥育牛用発酵TMRの品質と採食性
要約 生稲わらサイレージや配合飼料などに生米ぬかを10%程度混合した発酵TMRは、脂質の酸化がなく、乳酸および酢酸含量が高く、開封後の品温が変化しにくい。さらに黒毛和種去勢肥育牛の採食性は良好である。 キ...
コンテナと不織布シートを組み合わせたウンシュウミカンの省力貯蔵法
要約 ウンシュウミカンにおけるコンテナと不織布シートを組み合わせた貯蔵方法は、棚貯蔵と同等の貯蔵が可能であり、入庫から家庭選果までの作業時間を大幅に短縮できる。 キーワード ウンシュウミカン、省力化、...
要約 クリ生果を1~3か月間品質保持する方法としては、果実重の減量やかびの発生、食味等の点から、温度は5℃よりも2℃、資材ではポリ袋や鮮度保持(ヒノキチオール練り込みポリ)袋の使用が適当である。 キー...
要約 ニンニクりん茎の長期貯蔵には-1℃以下の条件が必須である。貯蔵終了後の芽の伸長は、貯蔵温度が低いほど抑制されるが、-5℃以下では凍結の発生、-3℃以下では貯蔵葉表面のくぼみなどの障害が発生しやす...
要約 フレコンバックや既存の循環式乾燥機を利用して、大豆と乾燥した小麦をそれぞれの水分に応じて混合比を調整して均一に混合して貯留することにより、目標水分へ均一に調製することができる。送風機や火力を必...
要約 パンジーの鉢上げ適期に達したセル成型苗は5~10度C、暗黒条件下で2週間の貯蔵が可能で、苗質を落とすことなく鉢上げ期間を拡大することができる。 キーワード 花壇苗、セル成型苗、低温貯蔵 背景・ねらい ...
飼料イネ「モーれつ」乾草の貯蔵および再天日乾燥によるβーカロテン含量低下
要約 飼料イネ乾草のβ-カロテン含量は開放条件で長期貯蔵することにより稲ワラ並まで低下する。ラップで密封した場合は長期貯蔵によるβ-カロテンの顕著な低下は望めないが、開封後に再天日乾燥を行うことで稲ワ...