要約 栽培漁業の重要な対象種のひとつであるオニオコゼを対象に、毛抜きで背鰭棘を抜去して標識する方法を検討した。全長60mmサイズの当歳魚の背鰭棘(約17本)のうち、第4、5、9、10、11棘から2~5本を抜去した...
要約 マダイ養殖業は、魚価の低迷と魚粉高騰による飼料コスト増により、逼迫した経営を余儀なくされている。本課題では、配合飼料中の魚粉の半量を大豆油粕等の植物タンパク質源に代替した低魚粉飼料、さらに結晶...
要約 現在、真珠養殖は未曾有の経済不況の中で存続の危機に直面しており、商品価値の高い高品質真珠を生産するための技術開発が強く求められている。過去の研究により真珠品質と貝のグリコーゲン含量の間に関連性...
要約 給餌養殖では過剰な有機物汚染が漁場環境の悪化をもたらし、有害赤潮や魚病の蔓延を助長する“自家汚染”が問題視される。生産基盤である海の環境悪化を阻止するため、表層堆積物とベントスデータを用いて、“...
要約 排水性の良い土壌で「太秋」を栽培する場合、根圏が発達するまで土壌の保水性を高めるため、適度な灌水、土壌改良を行い、施肥は控えめに行う。また、障害の発生しにくい他品種の苗木を植え、「太秋」を接ぎ...
SSRマーカーによる大麦・裸麦品種判別用マーカーのカタログ化
要約 国内で流通する国内外の主要な大麦・裸麦19品種について、242組のSSRマーカーのうち61組で利用可能な多型のカタログが得られ、5マーカーの組合せで全品種が判別可能な最少マーカー119セットが検出できる。 ...
要約 「陵西一寸」に「春風一寸」を交雑し、系統選抜法により育成した「愛のそら」は、早生で、3粒莢以上のL莢率が高く、多収、大粒で良食味な一寸ソラマメの新品種である。 キーワード 一寸ソラマメ、大粒、L...
要約 愛媛県内で栽培されている「在来種」から、種いも分割による栄養系分離と系統選抜法により育成した「やまじ王」は、「在来種」と比較して萌芽が早く、いもの形状が丸いツクネイモの新品種である。 背景・ね...
要約 「とちおとめ」と「さがほのか」を交配した実生個体から育成した促成栽培向け新品種「あまおとめ」は、大果で食味の良い早生多収品種である。果皮は鮮紅色、果形は整った円錐形で、草勢は強いが、炭疽病には...
要約 バラロックウール栽培の排液中硝酸性窒素を低コストで処理できる装置を開発した。水田土壌と メタノールを利用することにより、排液中の硝酸性窒素をほぼ0ppmにできる。液温は15℃以上に加温する。 年間のラ...
要約 サトイモの肥料吸収パターンに適合したサトイモ専用肥料を配合し、この肥料を全量基肥施肥することで、 追肥作業を省略でき、慣行栽培と同程度の収量確保と硝酸態窒素の溶脱抑制ができる。 キーワード サト...
露地キュウリ栽培終了期におけるメロン黄化えそウイルス媒介虫の保毒率推移
要約 キュウリ黄化えそ病発生露地栽培圃場では、秋口に株元を切断して強制的に枯死させたほうが、 株を自然枯死させるよりも媒介虫(ミナミキイロアザミウマ)の密度およびメロン黄化えそウイルス(MYSV) 保毒率...
要約 キュウリうどんこ病が多発すると収穫果実の秀・優・良品果実の割合が低くなり格外果実が増えることで 商品性が低下する。これに比べ総量的な収量への影響は小さい。 キーワード 果菜類、キュウリ、ハウス抑...
ダチョウ卵殻表面ノリづけおよびビタミン剤給与による人工孵化技術の改善
要約 孵卵7日目までの1日当たり卵重減少率が0.5%以上と0.4%以下に中止卵がある。卵重減少率 0.5%以上の種卵には孵卵7日目に卵殻表面約1/3にノリづけ、卵重減少率0.4%以下を多く産む種禽に ビタミンADE剤と...
あら摘果を重点とした主枝・亜主枝先端部摘果による「はるみ」の隔年結果軽減技術
要約 「はるみ」は7月上旬までにあら摘果を重点とした主枝・亜主枝先端部摘果を行い、仕上げ摘果で1m3 当たり20~25果の着果管理を行うと隔年結果が軽減できる。あら重点の摘果は2L級果の割合が高く、大枝お...
要約 ナスの熱湯抽出液を再加熱することにより、DPPHラジカル消去能が高まる。HPLC分析から加熱によって クロロゲン酸濃度は減少する一方、成分濃度が増加する大小2つのピークが観察される。大きいピークBを 示...
要約 2種類の豆腐の食味試験と「原料」、「味」、「価格」を属性とするコンジョイント分析を 行った結果、一方の豆腐に対して食味が非常に優れると評価する回答者は、そうでない回答者よりも 「味」の重要度が高...
要約 カドミウム非汚染水田土壌でもカドミウム米が生産されることがある。出穂期の前後各3週間は、 常時湛水でなくとも湛水期間が7割程度の間断かん水で玄米のカドミウム吸収を抑制できる。石灰質肥料 700kg/10a...
背景・ねらい 愛媛県では、地元の生魚を主原料に加工された蒲鉾やじゃこ天等の練り製品が特産品の一つになっている。しかし、生魚の大半が未利用部位となり、廃棄処分費も必要となっている。この未利用部位の食品...
背景・ねらい エドワジエラ症及びレンサ球菌症は、ヒラメ養殖における最重要疾病である。しかし、これらの治療のために認可されている水産用医薬品は、レンサ球菌症を対象とする2成分しかなく、薬剤耐性化により...