要約 ホウレンソウや小松菜をはじめとする軟弱葉菜を対象とした収穫機を開発した。固定式の根切り刃で地中の根を切断し、ゴムスポンジを貼り付けたベルトで葉茎部を挟み、機上に引き上げコンテナに収納する。走行...
要約 キャベツの生育期間を外葉の展開と葉球の肥大充実の2生育相に分け、各生育相ごとにDVRを計算して生育予測を行うことで、生育前・後期の生育適温の違いを反映した精度の高い収穫期予測ができる。 背景・ねら...
要約 湛水土壌中に存在する各種イオンのうちFe++が最も鞘葉とメソコティルの伸長を促進する。この伸長促進作用は、イネ種子が湛水土壌中で苗立ちができることを説明する機構である。 背景・ねらい 水稲の種子は酸...
要約 温暖地西部では、カルパー無粉衣潤土土中散播は6月播種に、また、無粉衣湛水土中散播は4~6月播種に適している。無粉衣潤土土中散播は細粒灰色低地土の水田に適している。苗立ち率は、粉衣種子に比べて低下...
要約 再生紙マルチに不織布とホットメルト接着剤を用いて水稲種子を固定し、代かき直後の水田に敷設することにより、点播直播が可能となる。 背景・ねらい 国際競争力の強化のため稲作の低コスト化、省力化、高品...
要約 トマト青枯病抵抗性台木品種が無病徴感染することを明らかにした。接ぎ木したトマトの発病は、青枯病菌が無病徴感染した台木品種から穂木へ移行することにより起こる。 背景・ねらい トマト青枯病防除対策の...
Pseudomonas属細菌の出穂期散布によるイネもみ枯細菌病(含む苗腐敗症)の防除
要約 イネもみ枯細菌病苗腐敗症に対し発病抑制能を持つPseudomonas属細菌CAB-02、03株を穂揃期に混合散布することにより穂枯症及び苗腐敗症の発生を抑制できる。 背景・ねらい イネもみ枯細菌病穂枯症は、...
ダイズβ-1,3-エンドグルカナーゼ遺伝子の導入によるキウイフルーツ耐病性素材の作出
要約 アグロバクテリウム法を用いてダイズβ-1,3-エンドグルカナーゼ遺伝子を導入した形質転換キウイフルーツを作出した。得られた形質転換体に対し、灰色かび病菌を接種したところ、非形質転換体に比べて病斑が小...
要約 カキの種子内胚軸から高率で短期間に植物体を再生する系を開発し、この系を用いてアグロバクテリウム法で効率的に形質転換体を作出した。 背景・ねらい
交雑育種で導入できる遺伝子は交雑可能な近縁種...
潮風害を受けたウンシュウミカンの光合成産物の分配特性に基づく樹勢回復法
要約 潮風害を受けたウンシュウミカンの果実を残した場合、光合成産物は果実に多く蓄積され、他の器官への分配が低下する。また細根の呼吸活性及び量とも低下する。したがって、被害後直ちに摘果するほうが樹勢の...
長期の高濃度炭酸ガス処理による果樹の光合成効率の上昇とその維持法
要約 高濃度炭酸ガス条件下のブドウの光合成速度は上昇するが上昇程度はしだいに低下する。その一因としてRubisco酵素活性の低下がみられた。光合成効率の維持には窒素の施用が有効である。 背景・ねらい
樹...
要約 これまで官能によるしか評価方法がなかったブドウの肉質について破断試験による客観的評価法を開発し、得られた測定値を用いて肉質の種間・品種間差異を明らかにした。 背景・ねらい
ブドウ果実におい...
要約 カキの中には条紋と呼ばれる筋を果皮に生じる品種がある。条紋を生じた部位の糖度は生じていない部位に比べて2~3度高く、条紋の発生しやすい「太秋」等では条紋発生果を高品質果実として評価できる。 背...
TIBA(2,3,5−トリヨード安息香酸)によるブドウ「巨峰」の成熟促進効果
要約 「巨峰」の成熟促進に作用する生理活性物質としてTIBAの効果が高いことを明らかにした。硬核期後期の200ppm果房散布処理により、果皮のアントシアニン含量ならびに果粒の糖度が向上し成熟が促進された。...
要約 果樹の量的形質について、一つの家系における子の分離が正規分布に従い、かつその分散がどの家系においても同一であるというモデルによって、選抜水準を越える遺伝子型値を持つ子の出現率を予測する方法を開...
要約 ブドウ新品種候補「ブドウ安芸津18号」は「ピオーネ」に「レッドパール」を交雑して育成した4倍体の早生系統である。安定した結実と収量及び平均5gの無核の果粒を得るために2回のジベレリン処理を行う必...
要約 カキ新品種候補「カキ安芸津11号」は「松本早生富有」に「F-2」(次郎×晩御所)を交雑して育成した完全甘ガキである。果実成熟期は「富有」とほぼ同時期の晩生で、果皮色は赤味が強く、食味良好である。...
要約 病害診断から防除までの幅広い情報を検索できる既存の「有用植物の病害診断・防除総合システム」について、WWWから利用できるシステムを開発する。インターネットに接続されたパソコン等から、農作物の病...
要約 光の反射率が高く、通気性を有する多孔質シートのマルチ処理を収穫前約1カ月間、圃場全面に実施すると、樹冠下部の光環境の改善と土壌水分の制御により、毎年安定して果実糖度を1%程度増加できる。 背景...
要約 カンキツの畝立て栽培を対象に開発したマルチ開閉器の効果は、慣行の手作業に比べてマルチ開閉作業時間が12分の1に短縮でき、心拍数増加率も低く、マルチ開閉作業が早く楽にできる。10a当たりの資材費は、...