要約 野蚕の一種であるシンジュサンの幼虫脂肪体由来の培養細胞系を樹立し、 NISES-SaCy-12と命名した。この培養細胞系は抗生物質のハイグロマイシンとネオマイシンに対し、カイコ培養細胞系とヨトウ培養細胞系の...
要約 保存品種を主体とするカイコ142品種を対象に、RAPD法による系統分類を行い、地理的な分布や化性・眠性といった形質との関連性を検討したところ、基本的に従来の定説と合致する結果が得られた。 背景・ねら...
根粒菌nodシグナルによる根粒形成と,ENOD40遺伝子の誘導
要約 根粒菌より単離した根粒形成シグナル物質(nodシグナル)によって野生ダイズに根粒様構造を形成し、根粒菌感染による真性の根粒形成と同様に根粒特異的なENOD 40遺伝子の発現が誘導されることを明らかにし...
要約 レポーター遺伝子として知られているβ-ガラクトシダーゼ(lacZ)遺伝子、またはβ-グルクロニダーゼ(GUS)遺伝子を窒素固定細菌(根粒菌)に導入し、宿主植物根の細胞内への侵入・定着を可視的に捉まえ...
要約 国内のコムギ品種「中相州」の未熟胚由来カルスを用いて懸濁細胞培養系を確立した後、プロトプラストの単離・培養を行い、コロニー形成、カルス形成、シュート形成、発根を経て、稔性のある完全な植物体を...
脱分化,再分化,長期継代培養において変動するイネオルガネラDNAのクローニングとその挙動
要約 イネのカルス特異的に再編成されたオルガネラDNA断片をクローニングした。カルス誘導、再分化、プロトプラストのコロニー形成の各培養過程において、これらのDNAがそれぞれに配列特異的・培養過程特異的な...
要約 シアル酸含有オリゴ糖の結合様式を含め、厳密に認識・結合するユニークな特性を持った日本ニワトコ樹皮レクチン(SSA)のcDNAクローニング解析を行い、このレクチンが猛毒性植物蛋白質であるリシン及びア...
要約 イネF1種子由来カルスの増殖能は超優性的に発現し、両親よりも細胞分裂活性が増加する。この細胞レベルでの増殖能の特定組合せ能力(SCA)は、日本型×インド型で高く、日本型×日本型で低い特徴があり、植...
要約 昆虫由来の抗菌活性ペプチドであるザルコトキシンIAは広い範囲の植物病原細菌に対し抗菌活性を示し、しかも植物細胞の増殖を阻害しない。このペプチド遺伝子をタバコに導入し発現させたところ、細菌病抵抗...
要約 RAPD法を用いてイネのDNA多型連鎖地図を作成する手法を確立した。さらに、標的領域の遺伝子型でF2分離個体をグループ分けし、それぞれのDNAを混合して、標的領域に集中的にマーカーを設定するバルク法を...
要約 つくば地区の圃場で栽培されていた数種蔬菜類の根から、窒素固定活性高く根の分化・伸長及び植物体の生長を促進する窒素固定菌アゾスピリラムを分離した。これらの菌株はA.brasilenseとして固定された。キ...
要約 体外培養したブタの卵子を用いて、核と細胞質の成熟の関連性について調べた。核の成熟と細胞質の成熟完了はそれぞれ、30時間ならびに48時間以降と時間的にずれており、それは成熟促進因子(MPF)により制...
要約 北パキスタンで収集したイネ在来品種の多様性を明らかにした。北パキスタンにおけるイネの栽培品種は標高によって粒型やアイソザイムのパターンに地理的傾斜があり、山岳地域の生態的特性を反映した変異を...
要約 北パキスタンで収集した植物遺伝資源の遺伝的多様性を明らかにした。イネは標高によって長・短粒型品種が分布している。インゲンマメは中南米起源と推定され、地域によって種子タンパク質変異の分布が異な...
要約 卵用種雄ヒナを用いた真の代謝エネルギー(TME)価測定法を開発した。この方法により、飼料のエネルギー価が的確・迅速・簡便に評価でき、従来の雄成鶏を用いるTME測定法とほぼ同じTME価が得られる。 背景・ね...
要約 ブロイラーの育成率、飼料要求率、肝臓湿重量および腹部脂肪量は1日あたりの照明時間の長さの影響を受けた。また、肝臓酵素の活性は、照明時間の長さと分子種によって異なる変動様式を示した。 背景・ねらい...
要約 市販の酵素「フィターゼ」を用いた飼料原料中のフィチンリンの簡易定量法を開発した。この分析法は、その精度は鉄沈澱法より若干劣るものの、飼料原料中のフィチンリンが簡易に定量できる。 背景・ねらい フ...
要約 授乳中の豚の母子の音声を録音し、豚房内に設置したスピーカーから一定の間隔で繰り返し再生することによって、子豚の吸乳行動を制御する方法を開発した。この方法を哺乳期間中に継続すると、子豚の吸乳回数...
要約 体外培養したブタの卵子を用いて、核と細胞質の成熟の関連性について調べた。核の成熟と細胞質の成熟完了はそれぞれ、30時間ならびに48時間以降と時間的にずれており、それは成熟促進因子(MPF)により制御さ...
要約 LC発振回路に金属マーカやLCマーカが近づくと発振回路の共振周波数が低下し、発振が停止して個体を識別する乾電池仕様の簡易な個体識別装置を検討した。試作した識別装置の検出距離は、金属マーカの場合34~...