要約 変性剤濃度勾配電気泳動法で把握した牧之原赤黄色強酸性茶園土壌の細菌相は、施肥位置である茶園の畝間が株下に比較して単純である。また、本茶園土壌はγ-プロテオバクテリア、アシッドバクテリアが60%近く...
要約 茶園で樹高を低くするために行われる中切り処理後の再萌芽数増加には、大きな品種間差異が認められる。「べにふうき」の再萌芽数の増加は、「やぶきた」より遅く、再萌芽数増加が比較的遅い「ゆたかみどり」...
「べにふうき」緑茶飲用開始時期がスギ花粉症の症状軽減効果に及ぼす影響
要約 「べにふうき」緑茶をスギ花粉飛散1ヶ月以上前から長期飲用すると、飛散後の短期飲用に比べスギ花粉症の症状の悪化は有意に抑制される。 キーワード エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレー...
要約 茶樹の葉層への農薬散布は、ノズルから茶樹の樹冠面までの距離を近くすることができるためドリフトが少ない。乗用防除機を使用し、平均粒子径の大きなノズルと飛散防止カバーを併用することにより、さらに...
要約 ポリビニルポリピロリドン(PVPP)で処理を行いポリフェノールを除去した緑茶浸出液試料を味覚センサー装置で測定することにより、緑茶のうま味強度を6段階に格付けし客観的に評価することができる。 キ...
背景・ねらい
中西部太平洋カツオの日本周辺海域への来遊量予測については、社会的ニーズは高いものの、予測の対象が漁獲量から来遊資源量に変更になってからは、「予測のための指標」と「実際の来遊豊度を...
背景・ねらい
クロマグロの資源状態を評価し,適切な管理方策を設定するには,年齢と成長をはじめとした生物学的特性を正確に把握する必要がある。しかしながら,クロマグロでは大型個体に利用できる年齢査...
水田における稲わらのすきこみと冬期湛水を組み合わせた水系の硝酸性窒素除去技術
要約 硝酸性窒素の除去による水質浄化が必要な地域内の水田において、湛水直前に稲わらをすきこみ、本来は非灌漑期間である冬から初春に湛水状態を保つことにより、農業水系における窒素除去量を安定的かつ効率的...
被覆肥料の植穴施肥によるセルリーの施肥削減と移植機利用による機械化
要約 セルリー栽培において、被覆燐硝安加里を定植時の植穴に施肥することにより、施肥窒素を20%減肥しても慣行と同等の収量が得られる。植穴施肥作業は移植機を利用することにより機械化が可能となる。 キーワ...
要約 マダラカサハラハムシの成虫による被害は通常、秋芽に多く発生するが、希に翌春まで生存した成虫により一番茶芽にも被害が発生する。一番茶芽の被害では、加害部の上位に位置する新葉が枯死する症状が見られ...
要約 チャを加害するマダラカサハラハムシ成虫の産卵数は25℃で最も多く、約350個/雌である。卵の発育零点は10.1℃、有効積算温度は159.4日度である。チャを加害する個体群は茶園内に産卵する。 キーワード チャ、...
チビトビコバチはクワシロカイガラムシの密度抑制要因として重要である
要約 減農薬茶園におけるクワシロカイガラムシと土着天敵のチビトビコバチの密度は、相互に影響しながら変動し、これら寄主-寄生者密度の相互関係は概ね左回りの軌道を示す。チビトビコバチの保護利用は、クワシ...
チャ挿し穂への炭素イオンビーム照射効果及び照射材料の違いによる影響
要約 チャ挿し穂への炭素イオンビーム照射は、異なる採取時期でも14Gyで挿し木後の生存率が著しく低下する。14Gyにおいて、挿し穂の木化率が50、100%では生存率40%だが、木化率0%では10%に低下する。14Gyで...
要約 ハマキガ類の交信攪乱剤(トートリルア剤)の150本/10a設置では、250本/10aに比べて主要成分のZ11-TDAの気中濃度は薄くなり、交信攪乱効果もやや不安定である。 キーワード チャ、チャハマキ、チャノコカク...
細粒黄色土壌での10年間施肥量削減が一、二番茶の品質等に及ぼす影響
要約 年間窒素施用量54kg/10a(現行施肥基準)より減らした施肥を、10年間継続しても、年間窒素施用量40kg/10aでは、生育、収量、品質等に差が認められず、窒素施用量削減の影響はみられない。 キーワード チャ...
要約 リーフパンチ採取の葉片を直接NCアナライザーで測定する簡易分析による葉片の窒素含有率は、茶葉(個葉)の窒素含有率と相関が高い。継続的に葉片を採取することにより、簡易に樹冠面葉中の窒素含有率と窒素...
要約 煎茶用品種「香駿」の釜炒り茶適性は、香気面で「やぶきた」と比較して高い。生葉の萎凋処理により、香気が高まるとともにバラ様の甘い花香が発揚する。また、萎凋処理によりゲラニオール等の香気成分が著し...
要約 二番茶後に深めのせん枝を連年実施すると、再生芽の生育や当年秋の葉層の確保が十分に行われず、翌年一番茶収量が減少する。特に二番茶を晩期摘採し深めのせん枝を行うと減少程度が大きくなる。 キーワード ...
要約 無培地循環栽培システムでは、遮根シートで隔離したトマトの根域にカルシウム、マグネシウム等の塩ストレス培養液を吸水シートで、その他の成分を含む基本培養液は点滴で給液することにより、培養液を再利用...
要約 輪ギクで切花長60cm程度を目標とした短茎栽培で、「神馬」と「岩の白扇」を組合せた作型では、茎長20cmまで育苗する大苗育苗と、短日条件の本ぽに定植する本ぽ直接短日法を利用した栽培方式で年5作の周年栽...