不織布製ポットを利用したトマトの多収少量培地耕「独立ポット耕」
要約 トマトの独立ポット耕は、ベンチ上で1株毎に根域、給液及び排液を独立させた不織布製ポットで栽培する少量培地の栽培システムであり、土壌病害の伝搬が抑制でき、長期多段栽培すると、40t/10aの収量が得ら...
要約 シクラメン乾燥種子に対して、播種前にジベレリン溶液に浸漬処理後、風乾してから播種することにより、発芽促進効果がみられ、発芽が早まる。処理濃度は50ppm、浸漬時間は5分間程度でよい。発芽揃いが早まる...
要約 鉢花生産において、生分解性ポットを育苗に用いて直鉢替え栽培を行うことで、省力化が可能である。ポットは底面にカド穴4個を加え5穴とし、育苗期間によりデンプンの混合率を変えることで、慣行栽培と同等...
要約 収穫後のカキを25℃で保管すると、10℃で保管する場合に比べて、果実中のカロテノイドの合成・代謝が活発に維持される。総カロテノイド量は9日間で収穫直後に比べて約2倍に増加し、特にリコペンは約3倍、β-ク...
アンモニアリサイクラーと竹チップ脱臭槽の併用による堆肥化過程の臭気対策
要約 堆肥舎からの臭気を硫酸溶液にバブリングすると、アンモニアが95%以上回収できる。その後、イオウ系臭気物質を竹チップ脱臭槽で処理することで、硫化メチル、二硫化メチルと比べ、メチルメルカプタンが効率...
要約 全国初の試みとして、県域をまたいで系統豚を造成した。造成した系統豚はデュロック種で「アイリスナガラ」と命名する。発育が早く脂肪の付着が適度であり、肢蹄が丈夫で性格が温和で飼いやすい豚である。 ...
黒毛和種肥育牛の枝肉形質に対するサイログロブリン遺伝子多型の効果
要約 甲状腺ホルモン合成因子であるサイログロブリン遺伝子の5'-UTRに存在する多型(TG5)は黒毛和種肥育牛の脂肪交雑や粗脂肪含量に影響を与える。TG5の遺伝子型がTT型の集団ではCC型の集団に比べBMS No.および...
黒毛和種のウシ成長ホルモン遺伝子多型が子牛市場体重に及ぼす影響
要約 黒毛和種種雄牛のbGH遺伝子多型と黒毛和種の哺育能力や発育性の指標として、子牛市場体重bGHの遺伝子型により黒毛和種の哺育能力や発育性に差があることが示唆された。 キーワード 黒毛和種、ウシ成長ホルモ...
要約 夏秋トマト栽培において初期・中期は3果、後期は4~5果に調整することによって、8月、9月に集中していた収穫労力のピークが10月以降に分散化され、かつ、果実単価上昇により収益性は向上する。 背景・...
要約 新品種「エグゼ」シリーズは、花形が桔梗様を有する一重咲きで、早晩性は中生のトルコギキョウである。「エグゼパープル」は花色が青味紫色、「エグゼピンク」は花色が紫ピンク色である。 キーワード トルコ...
モモ幼木の凍害による主幹部障害と枯死樹発生に及ぼす台木品種と台木長の影響
要約 モモ幼木の主幹部障害と枯死樹の発生は、台木品種により差がある。岐阜県飛騨地域在来ハナモモ「国府HM-1」を台木とすると、慣行台木「おはつもも」に比べ障害程度が軽微で枯死率が低い。なお、台木長を80cm...
要約 カキ「早秋」の日持ち性は収穫時期との関係が高く、果色とは関係が低い。収穫時期が早いほど日持ち性が悪いが、10月以降は果色が進んでも日持ち性は良い。また、中間台木の有無による差は少ない。 キーワー...
肉用奥美濃古地鶏の雌種鶏における黒色羽装ひな発生防止技術の開発
要約 肉用奥美濃古地鶏の雌種鶏(白色プリマスロック種雄とロードアイランドレッド種雌とのF1)における黒色羽装ひなの発生は、父系の白色プリマスロック種から茶色羽装を発現する遺伝子を保有する個体をDNA...
黒毛和種肥育牛におけるSCD遺伝子多型と胸最長筋内脂肪酸組成
要約 飽和脂肪酸を不飽和脂肪酸に変換する脂肪酸不飽和化酵素 Stearoyl-CoA Desaturase(SCD)遺伝子の多型は、黒毛和種肥育牛の胸最長筋内の脂肪酸組成に影響を与えている。SCD遺伝子型AA型はVV型に比べ、不飽和脂...
要約 温度センサー付き電子タグを用いた胃内温度測定により、従来の直腸温度測定と同様の精度で、繁殖雌牛の分娩予測をすることが出来る。また、電子タグの特性として、瞬時の情報の取得と管理が可能である。 背...
要約 早播による凍霜害及び入梅後収穫による品質低下を生じ易い「農林61号」を補完する早熟品種として、多収で栽培特性や製粉・製麺性が優れる「イワイノダイチ」を奨励品種に採用する。 キーワード コムギ、早熟...
要約 トルコギキョウにおいて土壌還元消毒の効果は、ダゾメット剤と同等である。施肥量の違いによる切り花品質の差は認められず、少ない施肥量での栽培が可能である。 キーワード トルコギキョウ、土壌還元消毒、...
要約 ヤマブドウを発芽期から収穫期まで雨除けすることで、殺菌剤無散布でもべと病、晩腐病の被害を大幅に軽減できる。これにより、十分成熟した果実が収穫でき、糖度が高く、酸含量が低く、果汁色の濃い加工用と...
要約 中小規模の畜産農家で堆肥舎等の臭気対策に利用できる簡易な脱臭装置。捕集した臭気を硫酸溶液中にバブリングする方式で、アンモニアの除去率は95.5%と高く、回収量は、化学反応の理論値と一致する。イオウ...
要約 乾乳牛において、部分尿のクレアチニン濃度とカリウム濃度を測定することで、1日の尿中カリウム排泄量を推定できる。 キーワード 乳用牛、尿、カリウム、クレアチニン 背景・ねらい 粗飼料中のカリウム(K...