要約 アスパラガス半促成長期どり栽培で近紫外線除去フィルムを展張すると、モモアカアブラムシ、ネギアザミウマの発生を低減し、農薬散布回数を30%削減できる。ネギアザミウマは、高さ1m付近の側枝をA4判の虫見...
近紫外線除去フィルムのアザミウマとコナジラミの侵入抑制とその持続性
要約 近紫外線除去フィルムの害虫抑制効果は、フィルムの紫外線透過率が8%以上では0%に比べて劣るが、5%以下では0%と同等に優れる。厚さ0.1mmの近紫外線除去フィルムは種類によって持続効果が異なり、2.5年間展張...
キーワード アスパラガス、肥効調節型肥料、有機質肥料、省力、減化学肥料 背景・ねらい アスパラガス半促成長期どり栽培では、福岡県の減農薬・減化学肥料認証制度の基準(化学農薬散布回数18成分、化学肥料由来...
要約 縮み系ホウレンソウ品種「寒味」と「ちりめん法蓮草」は、他の縮み系品種に比べ、糖度(以下Brix)が高く、ビタミンC含量も多い。また、収穫前7日間の平均気温が7℃以下となる時期(1月1半旬~2月2半旬)に収穫...
促成トマトにおけるパルプモウルドポット利用による草勢抑制技術
要約 パルプモウルドポット苗をポットごと定植すると、トマトの草勢は抑えられ、定植後のかん水量が多くなった場合でも、9cmポリポットに比べて空洞果の発生が減少する。また、9cmポリポット苗の標準かん水と同等...
要約 ブドウ「巨峰」の無核果実は、有核果実に比べて着色始めが早いものの、その後は着色の進行や糖度の増加は劣る。成熟期における無核果実の着色、糖度は天候や果房重に左右される。 キーワード ブドウ、巨峰、...
グラニエ法によるウンシュウミカンの樹液流速度を利用した水分ストレス診断法
要約 ウンシュウミカンにおいて、グラニエ法によって測定した樹液流速度の相対値は、葉の最大水ポテンシャルと相関があり、樹体の水分ストレス診断に利用することができる。 背景・ねらい ウンシュウミカンの樹体...
要約 近年の気温上昇により、ウンシュウミカンでは開花期が早まって、収穫期にはクエン酸含量が少なくなる。早生、普通ウンシュウは甘味比が上昇するのに対して、極早生ウンシュウは秋季の高温により糖度が低くな...
ブドウ無核「巨峰」の着色向上のための環状はく皮処理時期の拡大
要約 ブドウ無核「巨峰」栽培で、果実の品質を向上させるための環状はく皮処理は、満開25~55日後に処理時期を拡大しても、果粒重や酸含量に及ぼす影響はほとんどなく、着色が明らかに向上する。 キーワード ブド...
カキ「早秋」の摘らいならびにシートマルチによる外観品質の向上
要約 カキ「早秋」は、1結果枝2蕾となるように摘らいすることで、慣行の1結果枝1蕾よりも早期落果後の結果量が多くなり、奇形果率は低下する。収穫1ヶ月前に樹冠下にシートマルチ処理することで、汚損果の発生を...
要約 極早生ウンシュウのシートマルチ栽培において、体積含水率を指標とする土壌水分管理モデルを作成し、TDR土壌水分計を用いて管理モデルに誘導することで糖度11度以上の高糖度果実が生産できる。 背景・ねらい...
キーワード 給食残さ、発酵乾燥物、肥育豚 背景・ねらい 我が国の養豚経営において、飼料穀物についてはそのほとんどを輸入に依存している。その中にあって、調理加工残さ、賞味期限切れに近い食品等の多くが廃棄...
胚移植および人工授精における栄養膜小胞を利用した受胎率向上技術
要約 性判別体外胚の移植時に、栄養膜小胞を共移植すると受胎率向上が期待できる。また、長期不受胎牛の人工授精後に栄養膜小胞を子宮内に注入すると、受胎率向上が期待できる。 キーワード 牛、栄養膜小胞、性判...
飼料中の第一胃バイパス蛋白質割合が交雑種去勢牛の枝肉成績に与える影響
要約 交雑種去勢肥育牛の肥育中期以降に第一胃バイパス蛋白質割合の高い飼料を給与する場合、枝肉重量が増加し、枝肉販売額および収益性が向上する。 キーワード 交雑種去勢肥育牛、蛋白質、第一胃バイパス、枝肉...
水稲品種「にこまる」では「ヒノヒカリ」より穂揃期の茎のNSCが多く登熟が良好である
要約 水稲品種「にこまる」では、「ヒノヒカリ」に比べて穂揃期の茎の非構造性炭水化物(NSC)が多く、登熟期にこの炭水化物を穂へ転流することで、高温・寡照条件においても登熟が良好となり多収となる。 キーワ...
要約 暖地における稲わらや稲わら堆肥の連用は、通常の年だけでなく、高温年、低温年、寡照年など天候不良年でも水稲に対する増収効果が高く、特に収量の低い時に大きく、収量や品質の高位安定化に貢献する。 キ...
登熟期間中の温水処理による高温登熟性に優れる水稲品種の選抜方法
要約 登熟期間中に温水処理を利用して登熟温度を27℃以上にすることにより、白未熟粒歩合の品種間差を大きくできる。また、白未熟粒歩合10%未満を指標にすると、高温登熟性に優れる水稲品種を効率よく選抜できる。...
要約 スズメノテッポウの除草剤抵抗性バイオタイプは、九州北部の麦作地帯の広い範囲に発生する。その中にはチフェンスルフロンメチル抵抗性、トリフルラリン抵抗性および両成分に対する複合抵抗性バイオタイプが...
要約 早植え栽培したイネは、普通期栽培したイネに比べ、穂重割合は低いが、葉鞘+茎の細胞内容物(OCC)が高いため推定可消化養分総量(TDN)も高く、植物体全体の推定TDNが同程度以上になる。 キーワード 飼料イ...
要約 田畑共通雑草アゼガヤは2葉期までに湛水された場合、生育が極端に抑制される。3葉期以降は水没しても旺盛な生育を示す場合が多い。シハロホップブチル粒剤は草丈15cm程度まで、シハロホップブチル乳剤は草丈...