摘要 窒素施用量の少ないカンショを組み入れて、地域全体として地下水の窒素濃度を低減させるために、窒素施用量の少ないカンショと野菜との作付割合を策定しようとした。その結果、バレイショ、ハツカダイコンな...
土壌管理の来歴を異にする汎用水田における窒素施肥効率の向上(210)
摘要 土壌管理来歴の異なる水田について、水田機能を生かしながら、窒素施肥効率向上のための基礎的知見を得ようとする。8年度は水稲と畑作物の土壌窒素吸収について比較した。またインキュベーションでの土壌全...
摘要 根圏細菌相と作物生育の関係を明らかにするためには、根圏細菌を簡易に類別・同定する手法の開発が必要である。このため、菌体脂肪酸組成を基にグラム陰性の根圏細菌を簡易に類別するためのデータベース並び...
摘要 とうもろこし-はくさい作付け体系下において、肥料成分溶脱量のモニタリングと圃場からの持ち出し窒素量を調査したところ、5連のポーラスカップでサンプリングした地表面下1mの土壌水中の硝酸態窒素濃度...
土壌・作物代謝解析のための安定同位体自然存在比の利用技術の開発と応用:持続的土地利用型農業生産に関する基礎的研究(113)
摘要 全自動窒素炭素質量分析計による植物と土壌の窒素量と窒素同位体比の分析法を確立した。ブラジル、フィリピン、沖縄(宮古)で栽培されたサトウキビと周辺植物を分析し、ブラジルと宮古島のサトウキビの窒素...
摘要 作物生産好適化のための土壌動物相の指標として有効と考えられるササラダニ類の個体数と種数を、施肥資材(各種有機物と化成肥料)と雑草管理を異にする枠土壌において調査したところ、手除草区に比べ雑草を...
摘要 野菜作地帯にかんしょを作付けすることにより地下水の硝酸態窒素濃度を水道水の基準以下に下げるのに必要なかんしょの作付割合を提案する。溶脱窒素濃度は圃場における窒素収支から推定する方法を用い、この...
摘要 林地土壌から採取されたトビムシのうち作物病原糸状菌を餌に一週間以上生存したのは23種で、繁殖したのは3種であった。繁殖した3種のうち1種は数世代後に死亡し、2種(ともにHypogastruri...
南米サバンナ土壌における陸稲の根の生理・生態的研究(184)
摘要 6年度も5年度に引き続き、コロンビアの東部サバンナ(ジャノス)の酸性オキシソル土壌において、次の研究をした。1)陸稲圃場の土壌および土壌溶液中の化学性の動態、2)酸性土壌耐性および非耐性のイネ...
マサ土汎用水田における窒素動態の解明と窒素肥沃度維持技術の確立(49)
摘要 輪換田に重窒素でラベルされた畜産廃棄物等の有機物を施用し、窒素動態の解明を行った。水稲による有機物由来窒素の利用率は、一般的な化学肥料の利用率に比べてかなり低く、高くても10%程度であり、高い...
摘要 有機物の施用による土壌の理化学性や生物性の変化が、作物の連作障害を軽減し収量や品質を保持する、という前提の下に圃場試験を行った。化成肥料からの供給窒素量の半量あるいは全量を堆肥(稲藁・ボカシ・...
マサ土汎用水田における窒素動態の解明と窒素肥沃度維持技術の確立
摘要 近畿・中国地域の水田は中粗粒・礫質の土壌が多く、一般に生産力が低いため、汎用水田では畜産廃棄物を含む各種の有機物を施用し、土壌養分と肥沃度の維持管理を図ることが重要である。そこで、稲わら堆肥お...
野菜を組み入れた田畑輪換における土壌無機養分動態の解明(29)
摘要 田畑輪換における土壌窒素の動態を明らかにすると共に、輪換畑トマトの高品質化について検討を行った。輪換田では、連用田よりも生育中期までの窒素の無機化量が増加し、水稲吸収、有機化などによるアンモニ...
摘要 スイートコーンを対象として、トレーサーとして使用可能な重窒素標識作物遺体の作製方法を明らかにした。この作物遺体を和歌山県農試に送付し、土壌中における分解過程の解明に供試する。これまでに得られた...
摘要 3段階(5、10、15mm)の指標硬度で圧密し、苗立枯病菌Rhizoctonia solaniに汚染された苗床(土壌)にトビムシFolsomia hidakanaを移入したところ、キャベツ苗立...
摘要 品質、収量ともに優れた高収益性品種として有望視される青果用新品種ベニオトメの栄養特性を解明し、高品質安定生産持続型の土壌管理技術を開発することを目的として、対照品種高系14号と比較検討した。■...
摘要 熱帯・亜熱帯地域において、堆肥化素材となり得る各種の作物について、作物の生育に対する阻害作用の経時変化を検討した。供試した作物の中で、ピジョンピー、クロタラリア、ムクナおよびギンネムに強い幼根...
摘要 かんしょの栄養特性は品種によりかなり異なることを明らかにしたが、良質多収品種として有望視されるベニオトメについて■養分吸収と診断指標特性を明らかにし■特性解明に基づく栄養診断技術を開発する。■開...
摘要 トビムシFolsomia hidakanaを苗立枯病菌Rhizoctonia solaniに汚染された苗床に移入すると、病菌の感染力を抑制し、播種したダイコン、キュウリ、キャベツ、ゴボウは健全...
摘要 有機栽培と無機栽培との相違について,作物栄養生理的な検討がほとんどなされていないので,有機栽培の優位性も不明確のままである。そこで,13C15N同時標識の遊離アミノ酸をトレ-サ-として用い,水...