摘要 発がん抑制効果の知られているカロチノイドについて、カンキツ属37種42品種、キンカン属1種のフラベドにおける含有量を分析した。451nmの検出波長でベータクリプトキサンチン相当量として求めたカ...
紫外線照射によるカンキツのフィトアレキシン、スコパロン誘導の品種間差異(35)
摘要 紫外線照射(UV)により、カンキツのフィトアレキシン(抗菌物質)であるスコパロンの生成量の幼葉、幼果における品種間差異を明らかにした。サンプルに対するUV照射時間は障害がなく、スコパロンの生成...
摘要 興津45~49号、口之津18~19号、同21~23号について試験を継続した。このうち、口之津19号は大果で、しかも外観、食味が良好で、じょうのうが薄く食べやすいとの評価が多かった。また連年結果...
カンキツにおける細胞質雑種作出による有用特性導入技術の確立(251)
摘要 これまでに、非対称細胞融合を行うため、ニンポーキンカン小胚由来カルスを用いたX線照射処理による核の不活化およびヨードアセトアミド(IOA)処理による細胞質の不活化条件を明らかにしてきた。今回、...
カンキツの傾斜地に適応した台木利用による高品質果生産技術の開発(51)
摘要 ‘今村温州’の生育はラフレモン台が良くヒリュウ台で劣った。ユズ中間台は温州中間台に比べて生育が優れた。また、キンカン中間台とカラタチ台との差は小さく、ユズ及びシーカーシャー台の生育が劣り着花も少...
摘要 キンカンからの抽出画分に血栓溶解作用を認めた。また、メラノーマ細胞の黒色色素蓄積機能を認め、タチバナからの画分に血圧上昇抑制(アンジオテンシン変換酵素阻害効果)を認めた。これらの生理作用の意義...
カンキツにおける細胞質雑種作出による有用特性導入技術の確立(93)
摘要 細胞融合による細胞質雑種作出には、非対称融合法が有効であると考えられる。そこでヨードアセトアミド(IOA)処理による細胞質の不活化条件について検討した。材料には胚培養由来のニンポーキンカンのカ...
カンキツ類の細胞融合法による3倍体品種作出に関する研究(91)
摘要 細胞融合によるカンキツ類の新しい利用法を開発するため、融合個体のゲノム解析を継続した。8年度は、倍数性の異なる組合わせにより生じる個体の特性を解析するため、4倍体‘マメキンカン’のカルスに2倍体...
摘要 カンキツ類のがん予防食品としての評価を高める研究の一環として、発がん抑制成分、発がん抑制活性の面からカンキツ属、ミカン亜科植物の遺伝的特性を明らかにし、新規発がん抑制成分の検索のための情報を提...
カンキツにおける細胞質雑種作出による有用特性導入技術の確立(97)
摘要 "細胞融合により細胞質雑種を作出するためには、非対称融合法が有効と考えられるので、Χ線照射による核の不活性化条件について検討した。材料としては胚培養由来の‘ニンポーキンカン’のカルスを用いた。常法...
カンキツにおける細胞質雑種作出による有用特性導入技術の確立(108)
摘要 シィクワシャーとニンポーキンカンから融合素材とするカルスの作出を試みた。シィクワシャーのカルスは胚珠培養により得られ、カルスの形成率も高かった。一方、ニンポーキンカンのカルスは胚珠培養からは得...
摘要 カンキツ類を分類評価し、その育種的利用を図るため、DNAマーカーの検出を進めた。より簡略にマーカーを得るために設計した既知遺伝子情報に基づくCommonsプライマーの利用について検討した。20...
摘要 興津44~49号、口之津17~21号について、高接ぎ樹が着果し始めたので果実調査を開始した。興津44号は剥皮性が良く、じょうのう膜が薄く食べやすく、食味が良好であった。一方浮皮になりやすい傾向...
摘要 カンキツ類では、形質転換法の確立が進み、遺伝子操作による機能性成分などの付与が試みられている。その1つであるリモノイドについて、遺伝子操作による育種素材の作出が期待されている。普通温州などに含...
摘要 栽培しやすく品質優良な新品種を育成するため、選抜調査を実施中である。これまでに、無核あるいは少核の3倍体キンカン2系統を選抜し、興津48号、49号として第7回系統適応性検定試験に供試中である。...
摘要 カンキツの台木選抜指標の試料とするため、12種類の台木品種の2年生実生苗について、地際部より上部10cm及び地際部より下部5cmのところで皮部率を測定した。その結果、地上部の皮部率では品種によ...
摘要 台木選抜指標の資料とするため13種類のカンキツ台木品種の1年生実生を選び、根の分岐部で主根、1次、2次、3次および4次根に分類し、根数、根長および根重を比較した。その結果、リスボンレモン、ラン...
摘要 栽培しやすく品質優良な新品種を育成するため、選抜調査を実施中である。これまでに無核あるいは少核の3倍体キンカン2系統(ナガミキンカン×4倍体ニンポウキンカン)を選抜し、興津48号、49号として...
摘要 口之津支場内のカンキツ樹について、潮風害を受けた後の落葉状況により、その品種間差異を調査した。その結果、非常に落葉し易いものはカラタチ、シトレンジ、ナガキンカン、レモンで、落葉し易いものはスイ...
カンキツ類のフラボノイド等の含有量、組成及びその特性評価(157)
摘要 昨年度設定したフラボノイド類の分析法に基づき、田中の分類法による代表的なカンキツ類45種の新葉について分析した。スタンダードとしてフラバノン13種、フラボン10種、フラボノール7種、計30種を...