① 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1.コムギの全ゲノム解読を目指している国際コムギゲノム解読コンソーシアムの一員として、コムギ6B染色体の詳細物理地図作成とゲノム配列解読を行っている。コムギ6B染色体由来のBACクローン68,000個を使...
摘要 米の品種識別法に関しては、平成23年度に開発したLAMP法を用いたコシヒカリの簡易迅速判別法の改良を進め、従来不安定であった5%以下の混入試料及び炊飯米の分析を可能にした。改良した手法に基づき、1時間...
摘要 水田作、畑作における有機輪作モデル体系の構築に関しては、a)米ぬか施用によるコナギ抑草効果は、土壌条件や施用量によって変動するが、水稲の作期が遅いほど安定し、土壌溶液の電気伝導度(EC値)と高い相...
生物情報に基づく帰化雑草の侵入・まん延警戒システムと長期的雑草管理法の構築
摘要 雑草動態モデルの汎用化と長期的管理システムに関しては、a)雑草イネの現地モニタリングデータを活用して、耕地雑草個体群動態モデルにより蒸気除草による雑草イネ駆除効果を評価し、収穫後不耕起と隔年の蒸...
摘要 地域特性に応じたバイオマス利用技術の開発に関しては、a)地域特性に応じたバイオマス利用モデルについて、要素技術のシステム化と各々の実用化水準の評価を行った。b)バイオマスエネルギー利用と温室効果ガ...
生物情報に基づく帰化雑草の侵入・まん延警戒システムと長期的雑草管理法の構築
摘要 雑草動態モデルの汎用化に関しては、a)「耕地雑草の個体群動態モデルプロトタイプ」を拡張し,米ムギ二毛作及び水田輪作ダイズにおいて共存する2草種の動態を同時に試算するモデルを作成した。b)不確実性を...
摘要 先進農家が実施する有機栽培技術のメカニズムの科学的解明と有機輪作生産技術体系の構築については、田畑輪換を活用した水田作では、移植時の米ぬか散布や株間の短縮等により、雑草乾物重の増加が顕著に抑制...
摘要 農業水利施設における小規模水力や地中熱等の有効利用のための整備計画手法及び化石エネルギー削減のための管理計画技術に関しては、a)用水路の小水力発電ポテンシャルを推定する方法、及び土地改良施設を利...
(1) 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1. 今期から開始したゲノム解析支援において、研究所内外との連携によって、イネ、ダイズ、ユスリカ、ウンカ、リンゴ、スギ、トマト、ネギ、キク、カーネーションにおいてゲノム配列解析、発現遺伝子解析...
摘要 1. アジア栽培イネ品種の出穂期の遺伝変異を説明するために、多様な実験系統群を組み合わせた詳細かつ網羅的なQTL解析を実施した。その結果、出穂性は単離済みの作用の大きな遺伝子の機能の有無の組み合わ...
摘要 <研究内容>森林生物のゲノム情報の充実を図るため、樹木の心材形成機構解明に必要なスギの心材形成に関わる遺伝子の機能を解明する。また、スギの雄性不稔候補遺伝子の機能の解明、遺伝子組換え樹木の実用...
(2)農家所得の向上を目指した水利用の高度化による経営複合化
摘要 ・ 丘陵地に関しては、東北タイの伝統的集配水システムである「ファーイ」の水動態に関して、構築した水文モデルに過去30年間(1980~2009)の気象データを入力することによって、越流量、越流時期の年変動...
e.飼料生産性向上のための基盤技術の確立と土地資源活用技術の開発
摘要 1)とうもろこし不耕起栽培法を二毛作体系に適用するため、冬作ライムギ跡地におけるディスクプラウと不耕起播種機を組み合わせたとうもろこしの簡易耕播種技術について実規模での試験を2年間継続し、慣行...
a.環境影響の統合化と環境会計による農業生産活動評価手法の開発
摘要 農業経営と物質収支の統合的なデータ管理システムに関しては、1)経営指標から環境指標を計算する簡易LCAプログラムを開発した。都道府県の普及指導事業等で用いられる経営指標を入力することにより、標準...
c.カバークロップ等を活用した省資材・環境保全型栽培管理技術の開発
摘要 カバークロップによる抑草効果に関しては、1)主要雑草67種について、埋土種子の土壌抽出における最適な塩類溶液の比重などを明らかにし、埋土種子量を調査する標準手法を確立した。これらを盛り込んだ調査...
b.生産・流通IT化のための農業技術体系データベース及び意思決定支援システムの開発
摘要 IT活用による高度生産管理システムの構築に関しては1)農業技術体系データベース・システム(FSDB)の高度化、実用性向上のため、ユーザー評価を実施し、その結果をふまえて改良を行った後,Web アプリケ...
摘要 (1)現地実態調査を実施し、(1)GAP導入上の課題、(2)手書き記帳の限界、(3)開発システムの必要性の高さ、(4)開発システムの実用性向上のための機能と改善点などを解明した。さらに、生産履歴情報の大幅な...
摘要 目的:生物的・耕種的防除技術を組み合わせ、化学農薬に頼らないチューリップ土壌伝染性ウイルス制御技術を開発する。 成果:肥培管理により微斑モザイク病の発生を抑えることができることを明らかにした。...
Ca2100 資源作物栽培とバイオマス循環利用のインベントリ分析
摘要 資源作物栽培とバイオマス循環利用に関するインベントリ分析を実施し、データベース化を行うため、関連するデータ収集を行うとともに、環境負荷物質の排出量等を推計した。農業生産のバックグラウンドプロセ...
摘要 栽培温度が異なる条件でのキュウリ一株から収穫される果実中濃度の分布特性を推定し、作物の生理的要因(品種、作型、着果部位など)を考慮した推定手法を確立し、農薬要覧による出荷量データを利用した散布...