摘要 家畜の品種による遺伝的多様性と経済的な能力の関係を調べ、多様性の保持機構を解析するための基礎的な検討を行った。 集団遺伝学の分野で代表的な6つの遺伝距離推定法をシュミレーションにより比較し、Nei...
摘要 マツカワカレイinsulin (INS)とヒツジpancreatic polypeptide (PP)に対する抗体を用いて,膵ホルモンの発現を指標にしてヒラメ仔魚期の内分泌膵臓の発達過程を免疫組織化学的に解析した。INS細胞は,孵化直...
摘要 飼料を介する羊スクレーピー、牛海綿状脳症、ヒトプリオン病の発生を防ぐため、飼料、畜産物、その他家畜由来材料などから感染因子である異常プリオン蛋白質をより簡便かつ高感度に検出する手法を開発する。
摘要 プリオン病の病理発生機序および伝播機序は未だ不明な部分が多い。プリオン病の発症には宿主のプリオン遺伝子の関与も示唆されているが、その遺伝子型と病型との関係も十分明らかにはされていない。これらの...
摘要 プリオン病は中枢神経系の海綿状変性を主体とする致死性の疾患であり、家畜では法定伝染病に指定されている。現在本病の確定診断は、延髄における病理組織学的検査および異常プリオン蛋白質(PrPSc)の検出に...
感染動物における異常プリオン蛋白質の動態と病理学的変化の解析(119)
摘要 スクレイピーの羊の脳やスクレイピーを感染させたマウスの脳からプリオン病の発病に関わる蛋白質を界面活性剤や蛋白変性剤を用いて液体クロマトグラフィーにより精製しようと試みたが、感染に関わる異常型プ...
摘要 実験動物を用いてプリオン病の分子病理学的解析法を確立し、それらの技術を野外発生例に応用することを目的とした。その結果、ヒストブロット法を用いた新しい解析・診断法の確立およびスクレイピーの診断に...
放牧牛における微量栄養素水準が白血球機能に及ぼす影響の解明(47)
摘要 めん羊を用いて、チアミン欠乏が白血球の貪食殺菌能に及ぼす影響について検討した。チアミン拮抗剤のアンプロリウム(APL)を投与して実験的チアミン欠乏症としためん羊4頭では、血中チアミン濃度の低下...
摘要 羊ヘルペスウイルス-2(OHV-2)遺伝子を定量するための競合PCR法を検討した。両端にOHV-2検出用プライマーとアニーリングする配列を持ち、内部がλDNAのコンペティター(361bp)を作製し、OHV-2PCR産物(423bp)を...
イムノPCR法を応用した異常プリオン蛋白質検出法の開発(3)
摘要 羊の脳内に蓄積する異常プリオン蛋白質を効率的に分離精製し得る方法を確立した。本法で調整したサンプルはELISA、イムノPCR法へも応用することが可能であった。一方、感染羊(未発症)の異常プリオン蛋白質...
妊娠末期のクローン胎子の発育および分娩発来機構に関する研究(205)
摘要 本研究では、クローン牛に頻発する出生時異常の発生要因を探るため、妊娠後期のクローン胎子の体液成分を経時的に採取し、胎子の成長や発達の指標となる物質をモニタリングする手法を開発する。胎子体液を連...
妊娠牛の血液中内分泌かく乱物質の胎子への移行様式の解明(202)
摘要 本研究では、雌牛の血液中に存在する内分泌かく乱物質が胎盤を介してどの程度胎子に移行するか検討し、発生への影響の可能性を明らかにする。胎子体液を経時的に採取するため、妊娠後期の肉用種繁殖牛を供試...
選択採食性を利用した放牧牛群の行動制御-選択採食性の生理的制御要因の解明-(30)
摘要 酢酸ナトリウムおよび塩化アンモニウムの血中投与による嗜好性の学習が可能か否かを、ヒツジを用いて調べた。その結果、飼料に添加したフレーバーを条件刺激、酢酸ナトリウムの血中投与を無条件刺激とする条...
近赤外分光法による生体液の連続モニタリング手法の開発(57)
摘要 乳牛の胃液・血液・牛乳・尿などの生体液の有する近赤外スペクトル情報から乳牛の栄養・健康状態を迅速・簡便に把握する技術体系を確立することを目的とする。11年度は,乳牛の分娩後の牛乳成分の変化をモ...
甘しょの新利用技術の開発が地域経済に及ぼす効果の解明(43)
摘要 甘しょパウダーの販売は焼き菓子、羊羹用需要を中心に増加傾向にある。現在の需要量はアヤムラサキ約5ha分であるが、機能性を前面に出すことで増加が期待できる。βアミラーゼは商品化に至っていないが、...
北方系落葉広葉樹林における大気-森林系CO2フラックスの解明(562)
摘要 北方系のシラカンバ・ミズナラ2次林(北海道支所羊ヶ丘実験林内、平均樹高20m)において微気象学的方法を用いて森林群落の正味CO2吸収量測定を行った。センサー配置、精度維持、データ処理などの観測手...
摘要 新規植林の炭素貯留効果の実態把握のため,緑化植栽後12年目の御岳岩屑流堆積地で土壌炭素貯留量を調査した。土壌炭素貯留量は12年間でサワラ植栽列で8.1MgC/haほど増加した。Ao層の炭素貯留量をその重量か...
森林の更新を制御する因子としてのササの動態およびその被覆の影響の評価(539)
摘要 落葉広葉樹林における樹木実生群の更新特性を,林床を覆うササの状態と関連づけて調査,解析した。特に野ネズミの採餌行動が更新へ及ぼす影響が大きいことに注目し,その特質との関係を解明する。札幌市羊ヶ...
摘要 札幌市羊ヶ丘のホオノキ集団でアロザイム分析を行った結果、5遺伝子座における接合体不平衡係数Dzの推定値は0に近い値となり、アロザイム遺伝子座における超優性はこの集団の生活史後期段階における近交弱勢...
第3脳室へのCRFおよびCRFアンタゴニスト投与による牛のストレス反応発現機構解明(210)
摘要 6ヶ月齢の去勢雄子牛4頭を用い、ウシ-CRFの第3脳室内投与に対する用量反応性について検討した。また、ヒツジ4頭を用いて、心理的ストレス反応におけるCRFアンタゴニスト(αhCRF9-41)の...