正常及び病態モデル実験動物を用いた食品成分による脂質代謝調節機能の解明
摘要 ゴマのセサミンと魚油によるラット肝臓での相乗的なβ酸化活性の増加は通常の食餌レベルの魚油(1.5~3%)で可能であり、活性増加には5種のペルオキシゾームタンパク質が関与していることを解明した。また、...
天然抗酸化剤であるカロテノイドあるいはリグナン物質等の鶏に対する機能性の解明
摘要 鶏の様々な疾病の原因となる酸化ストレスの低減に効果がある機能性成分である抗酸化物質を含むゴマ粕を産卵鶏の飼料に5%配合給与することにより、抗酸化物質のαトコフェロールの血漿中濃度と卵黄中濃度を高...
摘要 i)蒸煮後の硬軟が異なる品種の細胞壁多糖類を分析し、成熟に伴い増加するガラクツロン酸含量やエステル化度の品種間で明確な差異がないことを明らかにした。ii)エダマメの甘味源マルトースの生成程度に深く...
摘要 豆乳中フィチン含量の定量法を確立し、栽培地の異なる大豆サンプルを多数分析することにより、フィチン含量は豆腐の堅さとの間に有意な負の相関があること、同一品種間の栽培地による変動が大きいことなどを...
摘要 i)蒸煮大豆の硬度や枝豆の甘味成分生成に細胞壁中の多糖類や子葉中の澱粉を構成する単糖類の種類や重合度が深く関わっていることを示唆する結果を得た。ii)甘しょ加工品(蒸切干甘しょ)の品質劣化(シロ...
摘要 栽培地、栽培年次の異なる国産大豆主要6品種について、凝固剤濃度を変えて生搾り充填豆腐を作り、その破断応力と種子タンパク質含量を測定した結果、種子タンパク質含量が高くても通常の凝固剤濃度で作ると...
摘要 i)ダダチャ豆等の枝豆の甘味は4%程度蓄積されるスクロースによる。秋の枝豆として人気の高い晩生種「丹波黒」の枝豆では、スクロース含量は2%程度で枝豆としては少ないが、ゆでた時にデンプンから多量のマ...
摘要 i)肝機能障害の防止やコレステロール低下作用等の健康機能性をもつリグナン(セサミン・セサモリン)含有量の高い熱帯型ゴマの遺伝資源を母本として、多収性の高リグナン含有ゴマ新品種候補系統「関東12号」...
摘要 従来の豆腐加工適性評価に採用されていた凝固剤濃度(0.25%)で作製した豆腐の破断応力は種子タンパク質含量と殆ど相関がなかったが、凝固剤濃度を上げた時の最大破断応力は種子タンパク質含量との間に高い...
摘要 ごま成分を各種溶媒で分画し疎水性の異なる3抽出画分に分けそれぞれについて脂肪細胞分化に及ぼす活性を調べた。疎水性の強い画分は濃度依存的にはGPDH活性、TG蓄積ともに上昇させ脂肪細胞への強い分...
摘要 育成した高リグナン含有系統の種子を20%混入した飼料でラットを2週間飼養した。ラットの肝組織における脂肪酸代謝酵素の活性は、対照のコーン油添加区や、セサミン含有量が約半分であるゴマ在来品種(真...
摘要 島根県の沿海部(美保関町、鹿島町)、隠岐の島後地方(西郷町、都万村、五箇村、布施村)および鳥取県の中国山地(日野町)で、ゴマと雑穀類等を収集した。収集点数はゴマ12点、ソルガム(タカキビ)4点...
摘要 糖鎖の生物学的機能を絹フィブロイン蛋白質に付与させることを目的に、塩化シアヌルをスペーサーに用いた化学修飾によるオリゴ糖と絹フィブロインとの複合化を行った。最初マルトースオリゴマーを用いて合成...
摘要 本課題では地域農作物のもつ有用形質の遺伝的な解析を目的とし、シオデ、ヤーコン、イネ、ゴマ、アワなどさまざまな地域農作物についてその遺伝的な特徴を明らかにし、遺伝子の解析を行ってきた。7年度にア...
摘要 ダイズ貯蔵蛋白質の栄養性、機能性の向上、新機能の開発を目的に、ゴマ13Sグロブリン酸性サブユニットの分離とN末端アミノ酸配列の分析及びカイコの6量体貯蔵蛋白質SP-1のサブユニットとダイズ11...
摘要 ごま油は抗酸化性が強く、品質的評価が高い。抗酸化性物質としてリグナム系の物質の特性が解明され、セサモリン(非抗酸化性)がセサモ-ル等の抗酸化性物質の前駆体であることが明らかになっている。これら...