要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...
要約 次世代型DNAシーケンサーを用いて取得したネギの5.5万の独立遺伝子配列には、2,000以上のSSRが含まれるとともに、系統間の配列比較からDNA多型を検出することにより効率的にDNAマーカーを作成できる。 キー...
染色体に対応付けられた単純反復配列(SSR)を基にしたネギ連鎖地図
要約 約250個のネギ単純反復配列(SSR)マーカーおよびタマネギ発現遺伝子配列タグ(EST)マーカーで構築された連鎖地図は、17連鎖群、全長2116cMである。これらの連鎖群は、ネギおよびタマネギの染色体と対応...
要約 小麦、大豆、菜豆、ばれいしょ、てんさい、たまねぎの主要な病害虫に対しドリフト低減ノズルを用いた際の防除効果は慣行ノズルによる防除効果とほぼ同等である。 キーワード ドリフト低減ノズル、病害虫、防...
育苗時使用農薬の後作物への残留リスク評価とELISAキットの野菜への適用性
要約 水溶解度が大きく、親水性が高い等の物性を持つ育苗時使用農薬は、後作物における残留基準値が極めて低い場合に残留リスクが高い。市販のELISAキットは一部の野菜との組み合わせを除いて残留農薬の簡易分析...
要約
タマネギ栽培地周辺のIYSV保毒虫誘殺消長と防虫ネットによる施設への侵入抑制
要約 タマネギ栽培地周辺におけるIYSVの媒介虫であるネギアザミウマの誘殺数と保毒虫率は、タマネギ収穫後に著しく増加するが、近隣のトルコギキョウ栽培ハウスでは開口部を0.6mm目合い程度の防虫ネットで被覆す...
アイリスイエロースポットウイルスによるニラえそ条斑病(新称)の発生
要約 栃木県で発生したニラの白斑症状は、アイリスイエロースポットウイルス(IYSV)による新病害である。IYSVは、ニラに全身感染するが汁液伝染の可能性は低い。 キーワード ニラ、えそ条斑病、IYSV 背景・ねら...
要約 わけぎ、にんにくのウイルスをポティウイルス科特異的プライマーを用いて増幅し、遺伝子配列の相同性で種を特定する。明らかとなった3種ウイルスの特異的フライマー用いて、RT-PCR法で検出できる。 キーワ...
要約 有機栽培たまねぎで収量確保と病虫害軽減を可能とする生産安定化技術(適品種と作型、有機物の施用法および混和法,手押し除草機の効果)と土壌化学性の目標値を検討して栽培モデルを提案する。 キーワード ...
要約 UV-A領域の紫外線を照射すると、収穫後のイチゴ果実の着色が促進され、休眠覚醒期のカットタマネギに含まれるケルセチン含量が増加する。また、UV-B領域の紫外線を照射すると、葉ネギのアスコルビン酸含量...
要約 食用ユリの黒腐症状は、Sclerotium cepivorum var. tulipae Desm.によるユリ類黒腐菌核病で、健全種球の使用と長期間ユリの植え付けを行わないことで被害を回避できる。 キーワード Sclerotium cepivorum va...
要約 道産品(ブロッコリー、ネギ、タマネギ)の外観品質は優れており、価格は輸入品より高い。しかし、内部成分に道産品の産地間差が見られたこともあり、今後この要因を解析し、品質向上につなげる必要がある。 ...
アイリスイエロースポットウイルスのネギ及びタマネギにおける感染状況
要約 神奈川県各地域のネギ及びタマネギ圃場においてアイリスイエロースポットウイルス(IYSV)の感染が認められる。汚染圃場のネギアザミウマは一割以上が媒介能力を有し、近隣で被害が懸念される作物圃場では本媒...
ネギ類由来のスルフィドよる褐変抑制及びアクリルアミドの生成抑制
要約 ネギ属野菜から生成するスルフィド類には、高温加工食品におけるアクリルアミドの 生成を大幅に低減する作用、カットレタスやカットリンゴの酵素的褐変を抑制する作用及び糖とアミノ酸による非酵素的褐変を...
要約 ネギの主要病害虫であるべと病、さび病、黒斑病、ネギアザミウマに対し、収穫 前 30 日間を主目的にした効率的な減農薬防除が可能である。 キーワード ネギ、べと病、さび病、黒斑病、ネギアザミウマ、減農...
要約 ネギのゲノミックDNAライブラリーよりマイクロサテライト領域を含むクローンを単離し、PCRにより増幅できる53個のマーカーを開発した。これらのマーカーの多くは共優性であり、ネギ品種間の多型性も高く、汎...
背景・ねらい 近年、野菜の需給をめぐる状況は、需要の多様化、輸入増加がみられる中で価格が低迷し、生産者の減少、高齢化が進行している。こうした状況の下で、野菜の需給動向の的確な把握が必要となっているが...
アルストロメリアに感染するトスポウイルスの超高感度検出法の開発
要約 アイリスイエロースポットウイルスはアルストロメリアの茎葉に黄化えそを引き起こす。本ウイルスに感染したアルストロメリアは根茎(ライゾーム)からもウイルスが検出される。また、発病株の根茎から新たに...
大分県におけるIris yellow spot virus (IYSV) によるトルコギキョウえそ輪紋病(仮称)の発生
要約 2002年3月、大分県国東町の施設トルコギキョウに葉の黄化を伴う激しい輪紋やえそ症状が発生した。病原ウイルスはIYSVと同定され、えそ輪紋病(仮称)であった。圃場内雑草のうちタネツケバナがIYSVに感染す...