要約 ネギの11,12月収穫の作型において、窒素吸収パターンに合った肥効調節型肥料を用いることで、全量基肥施用が可能である。この肥料を用いることにより、窒素成分を慣行に比べて全層施用で20%、条施用で50%...
要約 出荷後に発生する白ねぎの‘とろけ’は軟腐病に起因する。本病を防ぐには低温貯蔵,調製前の腐敗株除去,除根後の切り口風乾,剥皮後の除根,茎盤部での除根が効果的である。 背景・ねらい 夏秋穫り白ねぎは,...
要約 水耕施設における夏どりホウレンソウの品種としては、耐暑性に強くて、収量の多い、「ジョーカー」と「パレード」の両品種が適する。沖縄県農業試験場・園芸支場・野菜研究室 背景・ねらい 本県における水耕...
根深ネギの秋まき初夏どり作型における雨よけハウス栽培の育苗期間と灌水法
要約 根深ネギの秋まき初夏どり作型における雨よけハウス栽培で、連続ペーパーポットCP303による育苗期間は40日程度、また、土壌水分センサー付き自動灌水装置による水管理は定植から軟白開始までpF1.8程度が適当...
雨よけ栽培小ネギの長期連作で養分が集積した土壌における施肥窒素の削減
要約 小ネギ栽培で長期連作により養分が集積した土壌では、施肥窒素を削減できる。作土に無機態窒素が35kg/10a以上集積している場合、初夏~初秋(6~11月)にかけては、無窒素で栽培しても標準施肥とほぼ同等の...
根深ネギ生産における移植、収穫、調製作業の機械作業能率と機械の利用可能面積
要約 根深ネギの収穫作業において全自動収穫機または堀上げ機を利用することにより、10a当たり作業時間を慣行の約85%短縮できる。また、費用が慣行作業と同等となる面積は全自動移植機が151a、全自動収穫機が189a...
施設簡易軟白ねぎ栽培における窒素およびリン酸肥沃度に対応した施肥法
要約 施設軟白ねぎ栽培農家圃場の肥沃度実態は、現行の土壌診断基準値よりも高い場所が多い。環境と生産を調和させた肥培管理として、土壌硝酸態窒素含有率に対応した窒素施肥(土壌窒素10mg/100g以上で無基肥な...
要約 小菌核腐敗病は病原菌(Botrytis squamosa)の第一次伝染源となる分生子が、地表の菌核などから常に供給されており、20℃以下、土寄せなどによる保湿、高土壌水分の条件下で感染し、発病する。よって、平均気...
要約 ねぎの根腐萎凋病は北海道の6市町で発生しておりFusarium oxysporumの新分化型の可能性が高い。変法駒田培地によって土壌中の病原菌密度の測定が可能で、土壌診断に利用できる。品種、根部浸漬剤等による本...
要約 夏秋どり簡易軟白ねぎでは、葉鞘径13~15mm、草丈80~90cm位の時に軟白処理を行うとよい。また,マルチは白黒ダブル、シルバーなど地温を抑制するタイプのものを使用する。定植時の栽植様式は、条間を30cmの...
3倍性ワケギ品種「さが乙女」に含まれるシャロット染色体の識別マーカー
要約 ワケギ品種「さが乙女」に含まれる8本のシャロット染色体は、8種類のRAPDマーカーにより各々識別することができる。これらのマーカーを用いることにより、シャロットの染色体が欠失した変異体を容易に選抜す...
要約 ネギの湛液型養液栽培において、培養液の好適な硝酸態窒素濃度は8~10me/L、アンモニア態窒素濃度は2~4me/Lであり、慣行組成に比べて窒素の3割減肥が可能である。 背景・ねらい 養液栽培の培養液は、ほ...
要約 イチジク栽培で6月から光反射シートをマルチすると、ミカンキイロアザミウマなどアザミウマ類の飛来が防止されて初期果実の被害が軽減される。 背景・ねらい イチジク栽培では、果実の着色向上のために光...
要約 ヤマノイモ単作化の回避には輪作体系の導入が必要であり、新作物のネギと普通畑作物を組み合わせた新畑輪作体系を線形計画法で試算した。田畑地帯のモデル経営(労働力2人、水稲3ha)の最大所得は925万であ...
要約 そばの不耕起・狭畦栽培は、慣行栽培(耕起・中耕培土有)に比し倒伏がやや多いが成熟期の遅れもなく、同程度の収量を得ることが出来る。雑草は播種前の茎葉処理除草剤の散布で防除できる。基肥と窒素追肥に...
要約 I市の野菜農家における平成10年度の堆肥利用割合は6割弱である。堆肥利用効果として品質向上、収量増加等、堆肥利用上の問題点として散布負担、高価格、また要望として土壌診断、堆肥成型化、成分表示を農家...
要約 1980年~95年にかけて卸売市場流通は広域化している。流通広域化を立地移動と集出荷活動に区分してみると、指定野菜14品目のうち多くは集出荷活動による広域化が立地移動の広域化を上回っている。卸売市場流...
要約 大豆の不耕起・狭畦栽培での麦稈は、播種精度・苗立数の低下、生育の抑制等に影響する。慣行栽培に比し生育は良く、成熟期はやや遅れるが、収量は同程度以上に確保できる。麦稈処理法は多い場合は搬出がよく...
液面上下式簡易水耕栽培装置利用によるサラダナ、葉ネギの効率的な生産
要約 イチゴ棚式育苗システムを利用した液面上下式簡易水耕栽培法によりサラダナ、葉ネギを効率的に生産できる。水耕栽培期間は養液への空気の供給および秋冬季の加温により短縮できる。本栽培法は土耕栽培に比べ...
小ネギ栽培における少副塩肥料を用いた塩類集積の回避 高知農技セ
要約 従来からの土壌診断による施肥窒素の低減とともに、少副塩系肥料の使用により除塩を必要としない持続型施肥が可能となり、小ネギの省力安定生産が期待でき、環境負荷の低減にもつながる。高知県農業技術セン...