
要約 露地ほ場における夏季の太陽熱土壌消毒は、ハクサイ黄化病の防除に高い効果を示した。また、太陽熱土壌消毒後のDCIP剤かん注処理は防除効果をさらに高める効果がある。 背景・ねらい 本県では、ナス、フキ、...

チリカブリダニと殺虫剤を組み合わせた促成栽培イチゴでの害虫防除法
要約 チリカブリダニへの薬剤影響評価を行い,その結果を基に促成栽培イチゴで薬剤とチリカブリダニを組み合わせた防除を行ったところ,アブラムシ並びにハダニをよく防除できた。 背景・ねらい イチゴのハダニを対...

施設トマト・キュウリ栽培における天敵出芽細菌のネコブセンチュウ防除効果
要約 施設トマト、キュウリ栽培において天敵出芽細菌を土壌施用するとサツマイモネコブセンチュウ密度は施用後2年、第4作ごろから無処理区と比較して減少し、収量は増加する。その効果は殺線虫粒剤と体系的に用い...

露地トマト圃場における天敵出芽細菌のネコブセンチュウ抑制効果
要約 サツマイモネコブセンチュウの発生する露地トマト圃場へ天敵出芽細菌を土壌処理すると,同細菌の密度はトマトの連作とともに増加し,サツマイモネコブセンチュウ生息密度および根こぶの形成が抑制され,生育・...

要約 マメハモグリバエの増殖率は、25℃において最も高く、内的自然増加率(1雌1日当たり)は0.16で、1カ月当たりの増殖は 124倍と高い。室内実験における生存率と産卵数を基にした個体群成長のモデルシミュレーシ...

暖地二期作向けのジャガイモシストセンチュウ抵抗性ばれいしょ新品種候補系統「西海26号」
要約 ばれいしょ「西海26号」は、早生で早期肥大性に優れ、いもの外観・食味が優れる暖地二期作向けの食用系統である。ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、そうか病や葉巻病・Yモザイク病などのウイルス病...

要約 ヘイオーツはキタネグサレセンチュウの対抗植物として有効であり、夏ダイコンの前作に栽培。すき込みを行うと、キタネグサレセンチュウ密度は低下し、秀品率は向上する。 背景・ねらい 広島県の黒ボク土の...

Botrytis squamosaによるネギ小菌核腐敗病の新発生
要約 ネギの葉鞘部が腐敗し、病斑部に菌核を多数形成する病害が発生した。病原菌をBotrytis squamosa Walkerと同定し、病名をネギ小菌核腐敗病とした。 背景・ねらい 1993年秋から1994年春にかけて、千葉県のみな...

根こぶ病抵抗性ダイコンの栽培・すき込みによるハクサイ根こぶ病の防除
要約 ハクサイの前作に小瀬菜ダイコンやCRダイコン等の根こぶ病抵抗性ダイコンを栽培してすき込むことでハクサイ根こぶ病の発生が顕著に抑制され、実用的な防除効果が得られる。 背景・ねらい ハクサイ産地では連...

初夏どりキャベツにおける株腐病の発生生態と予防薬剤防除による防除
要約 初夏どりキャベツの株腐病は、梅雨期に多発する。結球期に病原菌の担子胞子飛散により圃場全体で発病し、その後、収穫期にかけて急速に被害が拡大する。本病の防除には、結球初期からのトルクロホスメチル水...

要約 ハクサイ根こぶ病菌休眠胞子の発芽抑制を目的として、セル苗培養土をpH7.2の酸度矯正に必要な炭酸石灰添加量を求めた。菌密度104 個/g乾土のほ場では、100gの培養土当たり10gの炭酸石灰添加により発病抑制...

コナガの幼虫寄生蜂 Cotesia plutellae発生消長および発育期間
要約 Cotesia plutellaeは5月から寄生がみられ、7月上旬に最高寄生率が約40%となり、9月上旬まで高い寄生率で推移した。C. plutellaeの繭の発生ピークは、コナガ若中齢幼虫の発生ピークより約1週間遅れた。温度...

要約 ウヅキコモリグモ、オオアトボシアオゴミムシおよびキボシアオゴミムシはコナガ幼虫の捕食量が多く、植物に登る性質があり、さらにキャベツほ場での密度も比較的高いことから、コナガに有用な捕食性天敵で...

要約 サトイモの水晶症状の発生は、品種「石川早生」の子芋に特有に見られ、孫芋肥大にともない拡大し、葉面積が小さいほど助長される。このことから、地上部から地下部に供給される同化生産物の絶対量が不足する...

要約 マメハモグリバエ成虫の施設内への侵入抑制のため、目合い1.0mm以下の寒冷紗による開口部被覆及び紫外線カットフィルムの全面被覆は、きわめて効果が高い。また、これらを組合せることにより、さらに効果を...

施設メロン栽培での天敵出芽細菌によるネコブセンチュウの密度抑制効果
要約 施設メロン栽培のサツマイモネコブセンチュウの防除に天敵出芽細菌を用いた結果、ポット試験(1回施用、4連作)及びほ場試験(半促成栽培と抑制栽培の2回施用)で根こぶ指数の減少、果実重の増収効果などが...

天敵ヒメハナカメムシ類への影響を考慮したナス害虫の薬剤防除法
要約 ナス畑に生息するヒメハナカメムシ類に影響が少ない選択性殺虫剤を使用することで,これらの天敵を温存して,ミナミキイロアザミウマ及びワタアブラムシの発生を抑えることができた。 背景・ねらい ワタアブラ...

要約 ケナガカブリダニの合成ピレスロイド剤抵抗性系統は、合成ピレスロイド剤(以下合ピレ剤と呼ぶ)散布後の茶園でのカンザワハダニのリサージェンス(異常多発生)を防止する。この天敵と合ピレ剤の併用により...

要約 マシン油乳剤は、もものモモアカアブラムシの越冬卵に対する殺卵効果がないが、殺虫効果が高い。そのため、越冬卵のふ化が終了する発芽直前期に防除することにより、初期発生を抑えることができる。 背景・...

要約 マリーゴールド栽培にセル苗を利用すると、慣行の苗を移植する方法と比較して植え付け時間が61%、全自動移植機を使用するとさらに9%に短縮され省力化できる。セル苗育苗には複数粒播種が1粒播種より播種時間...