要約 タマネギりん片腐敗病は道内のたまねぎ主産地で発生が認められ、病徴が明らかになった。防除対策としては、6月下旬頃から8月中旬頃に薬剤を茎葉散布する。 背景・ねらい タマネギりん片腐敗病は、1987年に...
要約 1997年時点での北海道におけるほうれんそうのべと病菌は殆どがレース4である。ほうれんそう84品種・系統を検定したうち22品種がレース4に対して真性抵抗性である。マンゼブまたはポリカーバメイト水和剤を子...
要約 コナガの、クロルフルアズロン及びフェンバレレート・マラソンに対する殺虫剤感受性は大きく低下している地域が多い。BTに対する感受性は各地とも高い。現在における有効なコナガ防除剤は、BT剤及びIGR...
要約 静電散布によるメロンうどんこ病の防除は同じ無人防除の常温煙霧と優るか同等である。手散布と比較してもやや劣るか同等である。また、薬剤の種類、剤型により防除効果に差があり、乳剤の効果は水和剤と比較...
要約 イチゴうどんこ病は、育苗中や栽培中のイチゴを気温30~35℃の高温条件に置くことによって発病を抑制できる。また、処理前にDBEDC乳剤やミクロブタニル水和剤などの薬剤を散布すると補完効果がある。 背景...
2種の天敵の同時放飼によるイチゴ・ナスのワタアブラムシの防除効果
要約 施設栽培イチゴおよび半促成栽培ナスのワタアブラムシに対してアブラバチとショクガ タマバエを放飼するとイチゴでは放飼2週間後から60日間、ナスでは放飼1週間後から35日 間ワタアブラムシを低密度に抑制...
クロルピクリンテープ剤の土壌消毒によるホウレンソウ萎凋病の防除
要約 クロルピクリンテ-プ剤による土壌消毒はホウレンソウ萎凋病に優れた防除効果を現し、高い収量が得られる。くん蒸ガスは同液剤に比べやや早く消失する。土壌微生物相への影響は液剤と同様に糸状菌、放線菌に...
キャベツのセル成型苗に発生した Pythium megalacanthumによる苗立枯病
要約 キャベツのセル成型苗の胚軸が水浸状から白色腐敗し,苗立ち枯れとなる病害が発生した。病原菌を分離・同定した結果,キャベツの病原菌としては未記載であるPythium megalacanthumであった。Pythium megal...
ナミテントウ幼虫の放飼比率とハウス栽培ナスのアブラムシ類の防除効果
要約 ハウス栽培ナスに発生するワタアブラムシ、モモアカアブラムシに、捕食性天敵のナミテントウ2齢幼虫を400:1比率で放飼すれば、1週間以内にアブラムシを絶滅させることができる。 背景・ねらい 施設栽...
要約 分離細菌をハクサイ種子にコーティングして発芽させ、根こぶ病菌の根毛感染率を1.0%以下に抑える拮抗細菌は、根こぶ形成も抑制する効果が高く、根こぶ形成を待たずに拮抗細菌を選抜できる。 背景・ねらい ...
要約 カンキツに発生するワタアブラムシはナズナ等の雑草で越冬し、春季にカンキツを寄主選好する。夏季にカンキツに寄生せず、エノキグサ等の雑草に寄生する。本種はカンキツと雑草上の間を主に寄主転換しながら...
要約 県内の水田雑草の発生状況を69市町444haについて調査したところ、過去の調査と比べて、カヤツリグサ、マツバイ、ウリカワなどは減少していたが、ノビエ、アゼナ、タカサブロウ、クログワイ、オモダカ、キシ...
青森県におけるフェニルアマイド系薬剤耐性ジャガイモ疫病菌の出現
要約 青森県南部地域において、ジャガイモ疫病菌のフェニルアマイド系殺菌剤に対する耐性菌が出現している。 背景・ねらい 青森県南部地域において、平成6年頃からジャガイモ疫病が多発する傾向が認められ、
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要約 野菜栽培管理ビークルは、防除機、中耕培土機、液肥追肥機を装着して作業が行え、平坦地及び傾斜地(傾斜度10度)におけるキャベツ圃場での作業の実用性が認められた。また、防除機でオペレーターへの薬剤被曝...
要約 マメハモグリバエの天敵寄生蜂であるDiglyphusisaea(イサエアヒメコバチとDacnusasibirica(ハモグリコマユバチ)に対する各種農薬の影響は、有機リン剤、カーバメート剤、合成ピレスロイド剤及びネライス...
ビニール全面被覆による太陽熱消毒に薬剤を併用したメロンホモプシス根腐病の防除法
要約 メロンホモプシス根腐病の防除法として、夏期のビニール全面被覆による太陽熱消毒が有効である。これに、殺センチュウ剤を併用すると効果が高く夏期が低温の年でも安定した効果が認められる。 背景・ねらい ...
土壌処理農薬が土壌微生物バイオマスと微生物活性へ及ぼす影響評価
要約 殺菌剤類(フルスルアミド、フルアジナム、PCNB)を標準の10倍量施用すると、土壌の微生物バイオマスの指標となるATPが低下する。また、標準量の施用でも連用(5年10作)により、土壌の微生物バイオマスと微生物...
要約 ばれいしょのアブラムシ類に対し捕食性天敵であるテントウムシ類はモモアカアブラムシおよびジャガイモヒゲナガアブラムシの個体群抑制に大きく関与し、またナミヒメハナカメムシはワタアブラムシの個体群...
ナミテントウ幼虫による半促成栽培ナスのアブラムシ類の防除効果
要約 半促成栽培ナスにおいて、アブラムシ類の発生初期にナミテントウ2齢幼虫を1シュ-ト当たり1頭(株当たり5頭)放飼すると、1週間後には1シュ-ト当たり(または10葉当たり)0.5頭以下に抑え、その後約4...
要約 ばれいしょのアブラムシ類に対し捕食性天敵であるテントウムシ類はモモアカアブラムシおよびジャガイモヒゲナガアブラムシの個体群抑制に大きく関与し、また ナミヒメハナカメムシはワタアブラムシの個体群...