要約 オウトウ新品種「紅きらり」は、「レーニア」に「コンパクトステラ」を交雑して育成した自家和合性の中生種であり、「佐藤錦」と同時期か数日後に収穫できる。果実は8~9gと大きく、着色・外観が良好で、酸...
赤肉で大果のスモモとウメの種間雑種新品種「露茜(つゆあかね)」(系統番号:ウメ筑波10号)
要約 ウメ新品種「露茜(つゆあかね)」(系統番号:ウメ筑波10号)*は、ニホンスモモ「笠原巴旦杏」にウメ「養青梅」交雑して育成した。果実は60~70gと大きく、果皮はほぼ全面に赤く着色し、果肉も鮮紅色に...
要約 リンゴ新品種「秋陽(しゅうよう)」は、「陽光」に「千秋」を交雑して育成した三倍体の中生種で、9月下旬~10月上旬に収穫できる。果皮色は濃赤色で着色しやすく、果実の大きさは 350g程度と大玉である。肉...
要約 新品種候補「太月」は「黒熊」に「太秋」を交雑して育成した渋ガキである。果実成熟期は「平核無」とほぼ同時期の中生である。単為結果力が高く、受粉樹が不要で、結実は安定している。収量性が高い。大果で...
キーワード アテモヤ、人工受粉、結実 背景・ねらい 亜熱帯性果樹アテモヤ(Annona atemoya)の花は雌性先熟であることから、十分な結実を得るためには絵筆等による人工受粉が必要である。しかし、人工受粉を行っ...
要約 新品種候補「太天」は「黒熊」に「太秋」を交雑して育成した渋ガキである。果実成熟期は「富有」とほぼ同時期の晩生である。単為結果力は低いが、種子形成力が高く、結実は安定している。収量性が高い。大果...
要約 自家和合性遺伝子S4'を持つオウトウ品種・系統を用いた組合せから得られた後代実生について、DNAマーカーを用いてS遺伝子型を判定することにより、播種当年で自家和合性を有する実生を効...
要約 夜温15℃前後の無加温栽培におけるパッションフルーツ(品種:「サマークイーン」)の冬季収穫果実は酸含量が高い。昼温30℃、夜温25℃程度に管理する加温栽培を行うことにより、酸含量が低く糖酸比の高い果...
傾斜地養液栽培システムによる夏秋トマト・促成ブルーベリーの栽培体系
要約 傾斜ハウス及び養液栽培システムを用いて、5~12月には夏秋トマト、1~5月にはブルーベリーのコンテナ促成栽培を行うことで、慣行に比べ長期の作物生産ができる。トマトでは収量が増加し、ブルーベリーでは...
要約 カキ「早秋」の加温栽培は、12月下旬から1月下旬加温開始で、7月上旬から9月下旬に高品質果実を 収穫できる。着果対策として、人工受粉およびジベレリン200ppmの開花盛期10日後処理が有効である。 キーワ...
施設栽培紫系パッションフルーツに対する系統3の他家受粉による安定生産
要約 施設栽培における紫系パッションフルーツの生産は、系統3を受粉することで天候に左右されることなく結実率が高まり安定する。 キーワード パッションフルーツ、紫系、他家受粉 背景・ねらい 紫系パッション...
要約 カキ「早秋」において、開花期に花粉を遮断して無核果率の高くなった樹は、受粉放任の有核果率の高い樹と比較して、生理落果が多く、収量が少ない。果実の成熟期および品質は、種子の有無によって差がない。...
ニホンナシ「新生(しんせい)」と「秋麗(しゅうれい)」の受粉樹としての利用方法
背景・ねらい 現在のニホンナシ主要品種は自家不和合性であるため、結実確保のための人工受粉とそれに用いる花粉採取は重要な作業である。花粉採取用の受粉樹は「新興」、「二十世紀」、「長十郎」等が用いられて...
自家和合性で着色・食味の良好な新品種候補「オウトウ山形C10号」
要約 オウトウ新品種候補「山形C10号」は、「レーニア」に「コンパクトステラ」を交雑して育成した自家和合性の中生種であり、「佐藤 錦」と同時期か数日後に収穫できる。果実は8~9gと大きく、着色・外観が良好...
要約 発蕾期に霜害を受けたオウトウでは、開花期の小花に、花弁の萎縮、花糸の矮小化、葯の褐変、花柱の伸長不良、変色、萎凋および子房の褐変等の被害が現れる。雌ずいに障害がみられた小花は、人工受粉を実施し...
ニホンスモモ「りょうぜん早生」、「李王」、「太陽」間の交配親和性
要約 「りょうぜん早生」と「李王」、「太陽」と「李王」間は相互に交配親和性がある。 キーワード ニホンスモモ、「りょうぜん早生」、「李王」、「太陽」、交配親和性 背景・ねらい スモモはほとんどの品種が自...
萎凋細菌病に強いスターチス新品種「紀州ファインホワイト」および「紀州ファインイエロー」の育成
要約 萎凋細菌病に強く、花房が大きくてボリュームがあり、2L率が高いスターチス2品種を育成した。「紀州ファインホワイト」は、がくの色が純白に近い品種で、「紀州ファインイエロー」は、切り花長が長く、が...
要約 モモ「清水白桃」に放射線を照射して育成した黒斑病抵抗性品種「清水白桃RS」 の結実率が「清水白桃」と比べて低いのは、「清水白桃RS」の雄性器、雌性器が異常な不完全花が多いためである。 キーワー...
キウイフルーツのショ糖溶液を用いた人工受粉における花粉の適正希釈倍率
要約 キウイフルーツ「ヘイワード」でショ糖溶液(寒天0.1%添加)を用いた人工受粉では、花粉の希釈倍率が250~500倍の範囲で十分な結実が確保でき、果実肥大および果実品質は慣行の溶液受粉とほぼ同等である。ま...
要約 ビワ「長崎早生」の夏季における発蕾に最適な温度は摂氏25度である。4月~6月に土壌を乾燥させ、7月~8月に細霧冷房することにより発蕾、開花が早くなる。 キーワード ビワ、長崎早生、細霧冷房、発蕾、開花...