要約 てんさい「NK-212BR」は、二倍体・多胚の花粉親系統で、高糖性、抽苔耐性が強く、てんさいそう根病抵抗性雄性不稔系統との組合せ能力が高い。本系統を花粉親として育成した新品種候補系統「北海70...
耐冷性の強いコンバイン収穫向きだいず新品種候補系統「十育227号」
要約 「十育227号」の子実は褐目中粒で、「キタムスメ」に比較して成熟期が約1週間早く、収量は同品種並であり、耐冷性はやや優る。耐倒伏性は「キタムスメより強く、密植栽培による増収効果が大きい。裂莢性...
要約 胚培養手法を用いて、種間雑種のユリ新品種‘マース’を育成した。本品種は、紫紅色のテッポウユリ型で、りん片挿し後1年以内に開花する小球開花性がある。適応作型は季咲き栽培及び抑制栽培である。 背景・...
要約 翌年栽培する異品種との混種を防ぐためには、ほ場にこぼれた籾の腐敗・枯死率を高めるために収穫後すみやかに耕耘を行い、籾を土中に埋没し、ほ場を止水し、雨水で土壌水分を高める。さらに翌年の代かき時(...
要約 「晴るる」は本県の主力品種である「ヤマホウシ」の食味や耐倒伏性の改善を目標として育成した短稈、良食味の極早生品種である。概ね標高50m以上の中山間地域における良食味地帯を中心に普及を図る。 背景...
要約 裸麦新品種「ダイシモチ」は、六条渦性のもち性品種で、早生で「イチバンボシ」より短稈で倒伏に強い。高β-グルカンで、「イチバンボシ」の1.6倍含まれる。粒はやや硬く、精麦白度は高い。収量性は「イチバ...
要約 ブドウ新品種「サマーブラック」は、4倍体の「巨峰」に2倍体の「トムソン・シードレス」を交雑して育成した3倍体品種である。紫黒色の種なしブドウで、ジベレリン処理果の果粒重は7~8g程度、糖度は20...
要約 水稲「奥羽344号」は、アミロース含量が9%程度の低アミロース系統で、「トヨニシキ」よりやや早い中生の熟期で、良食味、多収の特徴があり、かつ冷飯の食味も優れる。このため、冷凍米飯等の利用が民間業者...
要約 だいず「東北112号」は、「オクシロメ」より成熟期が5~10日早い中生の早で、百粒重が35g以上の大粒で外観品質が優れ、豆腐および煮豆加工適性に優れる。また、収量性は「オクシロメ」より高く、茎が短く、...
中生、極大粒、豊満で良質な黒大豆新品種候補系統「だいず中育39号」
要約 「中育39号」は極大粒、豊満な黒大豆で成熟期はほぼ「トカチクロ」並みに早熟であり、ダイズわい化病抵抗性はやや強い。規格内収量(道南の函黒規格)は「中生光黒」より多い。煮豆加工適性は「中生光黒」、...
要約 耐冷性、いもち病抵抗性、耐倒伏性が強く、低蛋白で良食味の極早生の水稲新品種「広系21号」を葯培養法を用いて育成した。平成10年度から広島県北部及び内陸の標高350~ 600m地帯における極早生~早生品種...
結実性が良く黄緑色で大粒のブドウ新品種候補「ブドウ安芸津19号」
要約 ブドウ新品種候補「ブドウ安芸津19号」は「紅瑞宝」に「オリンピア」を交雑して育成した4倍体の黄緑色ブドウである。果粒は9g程度の大粒で、高糖度である。「巨峰」よりも結実性良好で栽培性に優れている...
要約 「北陸159号」は寒冷地南部では晩生の早に属する粳種で、草型はやや短稈の中間型、良質、極良食味の系統である。平成10年から徳島県で奨励品種に採用され、「日本晴」等の一部に替え普及する予定である。 背...
外観が良く食味の優れる青果用かんしょ新品種候補系統「関東108号」
背景・ねらい 青果用かんしょとして広く栽培されている「ベニアズマ」は収量が高く、肉色が黄色で、食味も極めて良いという長所をもつ反面、いもが大きくなりやすい、あるいはいもの形状が乱れるという欠点を有し...
要約 ブドウ新品種候補「ブドウ安芸津9号」は「巨峰」に「301-1」(巨峰×ナイアベル)を交雑して育成した4倍体の大粒の黒色ブドウである。11g程度の果粒重となり「巨峰」より着色容易である。 背景・ねらい <...
要約 カンショ「九州114号」は塊根中にβ-カロテンを多量に含み、高カロテン系統としては乾物率が高く、パウダー用加工原料に適する。南九州のカンショ作地域に適する。 背景・ねらい 南九州では、でん粉原料用カ...
「豊水」と「新高」の間に熟する、大果のニホンナシ新品種候補「ナシ筑波47号」
要約 ニホンナシ新品種候補「ナシ筑波47号」は「162-29」に「幸水」を交雑して育成したやや晩生の赤ナシである。「豊水」以降に成熟する既存の品種と比較して果実外観良好で、また果実品質優良であり、東北地方か...
要約 「新潟46号」は、新潟県では極早生の中間型に属する粳種である。耐冷性は強く、登熟も良い。品質は上中、食味は上下である。山間地での収量性も安定している。平成9年から新潟県下の山間高冷地で普及に移す...
要約 ブドウ新品種候補「ブドウ安芸津18号」は「ピオーネ」に「レッドパール」を交雑して育成した4倍体の早生系統である。安定した結実と収量及び平均5gの無核の果粒を得るために2回のジベレリン処理を行う必...
要約 カキ新品種候補「カキ安芸津11号」は「松本早生富有」に「F-2」(次郎×晩御所)を交雑して育成した完全甘ガキである。果実成熟期は「富有」とほぼ同時期の晩生で、果皮色は赤味が強く、食味良好である。...