要約 水稲「飛系酒61号」は「ひだみのり」と「ひだほまれ」の交配から育成した系統である。熟期は「ひだみのり」並の晩生で、「ひだほまれ」より心白が小さく高精白に適し、酒造適性が優れる。 背景・ねらい 岐阜...
要約 オオムギ縞萎縮病抵抗性を有し、栽培性、醸造適性に優れた「きぬか二条」の栽培法を明らかにした。播種期は11月上旬から中旬、播種様式は条播が適する。播種量は0.7kg/a、施肥量は全量基肥0.9kg/aで安定多収...
早生、耐冷、良質・良食味水稲新品種「ふさおとめ」の育成と奨励品種採用
要約 水稲うるち新品種「ふさおとめ」は、早期栽培での熟期が「はなの舞い」並の早生で、障害型冷害に対する耐冷性は極強である。玄米千粒重が約22gと大粒であり、良質で、「コシヒカリ」に匹敵する良食味である...
要約 りんご「ハニークイーン」は「恵」に「レロ11号」を交雑して得られた実生から選抜、育成したもので、果実は円錐形、果皮色は濃紅色、大きさは350g程度の大玉で、蜜入りの極めて多い、10月下旬に成熟する晩生...
要約 イチゴ「GSC-1号」は草勢が強く、大果で外観・揃い、多収性に優れ、休眠性が中で半促成栽培に適する。 背景・ねらい 群馬県の中山間地帯の利根沼田地域には、促成から露地まで35ha前後のイチゴ栽培があり、...
要約 女峰に比べて大果・多収で品質が安定して優れ、さらに栽培し易いなどの特性を有する促成栽培に適した、イチゴ新品種「栃木15号」を育成した。 背景・ねらい 栃木県のイチゴ栽培は「女峰」の促成栽培が主体で...
要約 「JM1」は,マルバカイドウに「M.9」を交雑して育成されたリンゴわい性台木新品種である。挿木繁殖性に優れ,「M.9」相当のわい化能力を有し,多収性で,大・中果の玉揃いの優れた高品質果実が生産できる...
要約 水稲「越南149号」は「黄金晴」と「ササニシキ」の交配により育成された。「越南149号」は極良食味で穂発芽難の"中生の早"の粳系統である。佐賀県では普通期の「日本晴」に替えて 2,500haの普及を予定してお...
要約 抽だいの少ない夏どり用新品種「きぬみどり」を育成した。この品種は、グリーンベルトに比べて抽だい花茎数が半分以下と極めて少ないのが特徴である。また、高温期においても葉色が濃く、葉幅が広く、収量も...
要約 本県の主要な作型に適し、早生で耐病性があり、花色が従来には見られなかった桃色がかった淡紫色の大輪系品種「紫峰の朝(仮称)」を育成した。 背景・ねらい グラジオラスは本県において切り花、球根ともに...
要約 かんきつ新品種「不知火」に温州萎縮ウイルス、カンキツタターリーフウイルスの感染が確認され高接ぎ増殖が汚染を助長した物と推測された。 背景・ねらい 最近の急速な品種更新にともない全国の産地でウイル...
要約 「新水」×「長水」の交雑により、にほんなし新品種の「なつひかり」を育成した。「幸水」と「豊水」の間の8月中~下旬に成熟する中生赤ナシ品種で、高糖度、多汁、大果性を示し、玉ぞろいは良好で、外観は美...
要約 なし「八里」の表面色別の果実品質と室温条件下での日持ち性を調査し、表面色2ではやや未熟であり日持ち性は12日、表面色3および4では食味は良好で日持ち性は9日、表面色5では過熟気味で日持ち性は7日程度で...
要約 りんご「スリムレッド」は「ふじ」に「あかぎ」を交雑して得られた実生から選抜、育成したもので、果実は長円形(筒形)、果皮色は鮮紅色、大きさが180程度の小玉で、10月下旬に成熟する晩生品種である。 背...
要約 「アイベリー」×「女峰」交配系統のなかから大果で果実品質の優れた促成栽培用品種(仮称:岐阜1号)を育成。食味が極めて良好で、果実は大果性で花房の連続出蕾性の高い促成栽培用品種である。 背景・ねら...
要約 アルファルファ「愛系37号」は耐湿性が強い早期繁茂性品種であり、永続性が高く、菌核病にも強い。収量性はナツワカバよりやや高く、関東以西の暖地でナツワカバに替わる新品種として普及が期待される。 背...
要約 水稲「上育418号」は北海道で中生の早に属し、良食味で耐冷性を具備した粳種である。本系統を「きらら397」の一部と「ゆきひかり」の一部に替えて作付けすることにより、寒地における産米の食味向上とより一...
要約 水稲「西海209号」は,南海97号/対馬赤米の組合せから育成された赤米粳系統で,晩生,やや短稈,穂発芽性中の特徴がある。赤い色素を生かした酒,菓子や観賞用としての用途が期待できる。 背景・ねらい 赤米系統...
要約 水稲「南海127号」は、西海186号/南海102号の組合せから育成された粳系統で、晩生、極良食味、強稈、やや大粒、多収の特徴がある。このため晩生「ユメヒカリ」等の品種に替わって、長崎、宮崎、鹿児島で普及...
要約 陸稲「関東糯168号」は関東地方で中生の晩に属し,耐干性極強で,水稲糯品種並に餅食味極良の糯種である。茨城県では「ツクバハタモチ」,栃木県では「農林糯26号」,群馬県では「ナツハタモチ」に替えて普及を...