要約 安価・安全で特徴のある地域飼料として、酒米中ぬかと海洋深層水を利用した稲ワラサイレージの調製技術を検討し、稲ワラ、海洋深層水、酒米中ぬかを100:60:16の重量比で混合し密封することで良質のサイレー...
イネ内穎褐変病に対する薬剤の効果とオキソリニック酸粉剤の時期別効果
要約 開花期に感染する内穎褐変病に対して、オキソリニック酸粉剤が優れ、この薬剤を用いた散布時期別の防除効果は、出穂期を中心に前後1週間内の散布であれば実用的である。 キーワード 内穎褐変病、散布時期、...
要約 高知県の早期栽培向き酒造好適米品種「風鳴子」を育成し、奨励品種に採用された。「風鳴子」は「一本〆」とほぼ同熟期で大粒、いもち病に強い。収量は同程度で、外観品質は良く、酒造適性及び醸造した酒の特...
要約 「むらさきの舞」のアントシアニン色素の主成分はcyanidin-3-glucosideであり、60%程度のエタノールでよく抽出される。5℃以下であれば6か月以上の保存が可能である。 キーワード 紫黒米、アントシアニン...
要約 肥育後期への高デンプン・低蛋白・低脂肪飼料及び配合飼料の50%をパンくずで代替した高デンプン飼料の給与は、肥育期間は延長するが、胸最長筋中の粗脂肪含量(脂肪交雑)は増加する。 キーワード 粗脂肪含...
要約 酒造用好適米「ちくし酒57号」は、成熟期が「山田錦」より2日~3日程度早い“中生の中”である。「山田錦」と比較して、耐倒伏性は優れ、葉いもち圃場抵抗性は“やや強”とやや優れる。収量性、玄米品質は同程度...
要約 酒造用一般米(かけ米)「ちくし58号」は、成熟期が「ヒノヒカリ」より2日~3日程度早い“中生の早”である。耐倒伏性は“強”である。「レイホウ」と比較して、収量性は優れ、玄米品質はやや優れる。千粒重はや...
要約 水稲「佐賀27号」は熟期が「レイホウ」より1日程度早い“晩生の早”である。穂数は少ない中間型で、短稈で耐倒伏性に優れ、草姿、熟色とも良い。食味は「ヒノヒカリ」より優れる。収量性は「ヒノヒカリ」より...
要約 水稲「秋田酒こまち」は中生の酒造好適米品種である。本品種は栽培特性が優れると同時に、高品質で醸造特性も優れており、吟醸酒用原料米として、秋田県で奨励品種に採用を予定している。 キーワード 秋田酒...
要約 酒造好適米品種「総の舞」の栽培において、心白発現率が高く、粗タンパク含有率が低い高品質米を生産するには千粒重を25.5~26.0gとすることが必要で、平方メートル当たり籾数は25,000~28,000粒が適正であ...
要約 酒造好適米「ひたち錦」の高品質生産のためには、基肥窒素量はコシヒカリの3割減とする。移植後60日目の草丈が63cm以下である場合には、出穂前20日に窒素成分で0.2kg/a追肥し、63cmを超える場合には追肥は...
要約 幼穂形成期の生育量に応じた穂肥施用による適正籾数(24千粒/m 2)への誘導と、晩植による高温登熟回避によって、「五百万石」の高品質生産が可能となる。 キーワード 早生酒米、五百万石、適正籾数、高温登...
要約 水稲「兵系酒65号」、「兵系酒66号」は、「兵庫北錦」より耐冷性がやや強く、収量性、品質がやや優れる極早生の酒米品種である。高温登熟条件下での乳白米の発生が少なく、酒造適性の評価も良好である。 キ...
要約 本県育成の紫黒米品種「むらさきの舞」はタンパク質含有率、脂質含有率が低い。また、アントシアニン含有率が高い。 キーワード 紫黒米、アントシアニン 背景・ねらい 近年、全国的に紫黒米等の有色素米の育...
要約 新規開発した酒米プログラムを用いたラピッドビスコアナライザーの測定で得た糊化開始温度と従来の消化性試験のブリックス値との間に、-0.80以上の負の相関がある。本方法は、迅速かつ簡便な酒米の醸造適性...
要約 酒米のとう精過程で生じるぬかはデンプン粒が損傷しており、加工利用が難しい。このぬかの有効利活用として、中ぬかは食感が良好で消費者に好評なクッキーへの利用が可能である。 キーワード 酒米、ぬか、中...
酒造好適米用水稲新品種「総の舞」の育成と奨励品種採用(予定)
要約 酒造好適米用品種「総の舞」は、早期栽培での熟期が中生で、耐倒伏性、いもち病抵抗性及び耐冷性が強い。玄米千粒重は26gで粒厚が厚く、多収である。心白発現率は70~90%で、心白はやや小さく、酒造適性に...
要約 早生の酒造好適米品種「ぎんおとめ」の心白発現率を低下させず、白米中粗タンパク含有率を高めないための目標籾数を21~29千粒/㎡と設定し、栽培指標として、収量構成要素、施肥法、栽植密度、刈取り適期を...
高品質・低蛋白の酒造好適米水稲新品種候補「美郷錦」の育成と採用
要約 水稲「美郷錦」は中生の中の酒米品種である。本品種は高品質で玄米の粗蛋白質が少なく醸造特性が良好であるため、酒造用原料米として、秋田県で認定品種に採用を予定している。 背景・ねらい 高品質な酒米と...
要約 酒造好適米品種「吟ぎんが」について、期待生育量である㎡当たり籾数を確保し、白米中粗タンパク質含有率を適正範囲に収めるための栄養診断基準を策定し、栄養診断値による追肥判断の目安を示した。 背景・...