施設の谷換気部はシルバーリーフコナジラミの侵入経路として重要
要約 トマト黄化葉巻病を媒介するシルバーリーフコナジラミが施設へ侵入する経路として、側窓とともに谷換気部は重要である キーワード シルバーリーフコナジラミ、トマト黄化葉巻病、侵入経路 背景・ねらい 三重...
要約 ミズナ周年施設栽培における栄養障害発生ほ場では、窒素施肥量を5kg/10a・作に減肥する。また、栄養障害を回避するため、窒素施肥量を慣行の47~67%(7~10kg/10a・作)に削減するか、夏季に緑肥を導入し、...
キュウリ黄化ウイルスが生育初期に感染した露地キュウリにおける病徴推移
要約 オンシツコナジラミを用いてキュウリ黄化ウイルスを接種したキュウリには接種約20日後の下位葉に部分黄化症状が生じる。また、接種約25日後の中位葉に淡黄色症状が接種30~60日に退緑斑,黄緑色症状が現れる...
要約 広食性土着天敵であるオオメカメムシの幼虫齢期は頭幅長を指標にして推定することができる。野外採集個体の発育段階別構成比の推移調査結果から、本種は成虫越冬で、千葉県ならびに茨城県では主に年1化し、...
要約 生物農薬として重要な天敵寄生蜂ハモグリミドリヒメコバチはリケッチアによって産雌性単為生殖化されている。 キーワード リケッチア、ハモグリミドリヒメコバチ、天敵寄生蜂、産雌性単為生殖化 背景・ねら...
トルコギキョウにおける石油小型給湯機を用いた畦内の熱水土壌消毒法
要約 トルコギキョウの施設栽培において、石油小型給湯機を用いて畦内にドリップチューブにより145L/m2の熱水を処理すると、根腐病および立枯病が防除できる。 キーワード トルコギキョウ、石油小型給湯機、熱水...
要約 ブドウの減農薬栽培で発生が多くなる鱗翅目害虫は、果房の被害や幼虫の形態で類似種を見分けることができる。 キーワード ブドウ、減農薬栽培、鱗翅目害虫、識別法 背景・ねらい ブドウで減農薬栽培を行うと...
要約 飼養者を刺傷することはないハリナシミツバチ類をわが国に導入し、施設栽培作物の授粉に利用する方法を確立した。 キーワード ハリナシミツバチ、施設園芸、授粉、飼養技術 背景・ねらい 熱帯・亜熱帯地域で...
要約 徳島県内で枝変わりとして発見された「上板6号」は、果皮の緑色が濃く着色が遅い濃緑晩生系統で、従来のスダチ系統よりも貯蔵性が高く、1~3月に出荷できる長期貯蔵用品種として有望である。 キーワード ...
要約 カキの主幹形ポット栽培において、「新秋」と「太秋」は植栽3、4、5年目では 3ヶ年の平均収量が10a換算3.3~3.4tとなり、平均果実重が300g以上で食味も良 好で、「富有」に比べ優れる。 キーワード カキ...
要約 大型トウガラシ「松の舞」の半促成栽培における疫病抵抗性台木品種としては、上物収量が多い「スケットC」と「ベルホマレ」が適する。 キーワード トウガラシ、松の舞、接ぎ木、台木品種 背景・ねらい 和歌...
要約 イチゴ栽培ベッドを各列2段にして吊り上げて配置することにより、慣行栽培の4倍の栽植密度を可能とする装置である。栽培ベッドは、駆動系による上下移動、シーソー動作により、配置を変えることができる。 ...
キャベツの有機質肥料栽培のための畝立て同時畝内作条局所施肥機
要約 15kWクラスのトラクタに装着でき、畝立てと同時に畝内に4条作溝局所施肥ができる作業機である。作業能率は1.2時間/10aで、有機質肥料を用いた初冬どりキャベツ作に適応できる。 キーワード キャベツ、畝内...
つま面の防虫ネット設置によるキスジノミハムシの施設内侵入防止
要約 施設アブラナ科軟弱野菜栽培の問題害虫であるキスジノミハムシに対し、出入り口からの侵入が多いことを明らかにし、0.8mmの防虫ネットを、サイドと併用してつま面(出入り口を含む)に設置することで、施設...
要約 茶葉抽出滓類はいずれも硝酸態窒素を取り込み、その量は炭素1g当たり10~12mgとほぼ一定である。窒素含量が多くC/N比が低い煎茶滓等は、ウーロン茶滓に比べて茶滓由来の窒素無機化量が多いため土壌中無機態...
要約 施設栽培キンカンの土壌中の交換性苦土含量は高いが、交換性カリ含量が高いため樹体への苦土の吸収が抑制され、12月の葉中のマグネシウムが欠乏している園地数は全調査園地数の65%である。 キーワード キン...
要約 切り枝用ヒペリカムの有望品種として「エクセレントフレアー」、「ピンキーフレアー」および「ミスティックフレアー」を選定した。また、加温促成と無加温促成及びその二度切り栽培の組合せにより、3月から7...
要約 微小目合いの防虫網を選定する際に通風性の目安となる空隙率が昇温抑制効果に重要である。目合い0.4mmの防虫網のうち糸の太さが顕著に細く、空隙率が最も高い資材は、通気性が最も優れる。この資材を組み込...
温室内の湿度制御によるミニトマトの病害発生抑制と生育・収量の向上
要約 ミニトマトの促成栽培で温室内の相対湿度を90%以下に制御すると、葉カビ病等の多湿に起因する病害の発生が抑制できる。健全葉が確保され草勢が向上するため収量が増加し、裂果の発生も抑制され可販果率も向...
防根シートを用いた根域制限法によるブドウ「ピオーネ」の着色促進
要約 埋め込んだ防根シートで囲った土量530~1800Lの根域に大粒ブドウ「ピオーネ」を栽植すると、果皮の着色促進が図れる。最小土量の530Lでは、濃紫黒色の果房が最大約90%を占めるとともに、収穫期が最大10日...