豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルス抗体検出ELISAでの偽陽性反応の確認法
要約 豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルス抗体検出ELISAキットで観察される偽陽性反応は、ウイルス抗原が関与しない抗原抗体反応による現象であり、ウイルス抗原あるいは特異抗体を用いた競合反応により真陽性反応と...
要約 黒毛和種繁殖雌牛では体温の上昇が認められる夏季に発情周期が延長し、発情中の運動量が減少する。また、血中抗酸化酵素の活性が有意に低くなる。 キーワード 牛、黒毛和種、発情周期、季節変化 背景・ねら...
要約 分娩後の乳牛の体重減少率はボディコンディションスコアと異なり、初産と経産牛の間に差はない。初回排卵、初回発情、および初回授精の早い牛では体重の回復が早いことから、体重減少率は初回排卵・発情およ...
血清飢餓培養した体細胞ミトコンドリアの注入はウシ卵子の発生率を低下させる
要約 7日間血清飢餓培養を行ったウシ線維芽細胞より精製したミトコンドリアは、MⅡ期のウシ卵子へ顕微注入することにより、単為発生能を低下させる。同様に、マウス線維芽細胞より精製したミトコンドリアの顕微注...
要約 研究調査船による採集調査や漁船によって水揚げされた漁獲物の調査により、富山湾におけるシラエビの生活史の一部を明らかにした。 背景・ねらい シラエビは富山県でのみ漁業が行われている貴重な水産資源で...
要約 「大型クラゲ」(エチゼンクラゲ)が日本沿岸域において定着・繁殖しているかどうかを検証するため、有明海において本種の分布調査を実施した。幼生調査と成体調査を行ったが、いずれにおいても本種は確認さ...
黒毛和種におけるQTLアリル型情報活用による収益上昇額算出プログラム
要約 黒毛和種繁殖肥育一貫経営農家において、BMSナンバーや枝肉重量に影響を与える優良QTLアリルをDNAマーカーにより判定し、交配に活用した場合の販売収益上昇額を算出するためのプログラムである。 キーワード...
日本短角種を借腹とする黒毛和種胚移植子牛の哺育期における生育特性
要約 放牧飼養において日本短角種母牛を借腹として分娩、哺育される黒毛和種胚移植子牛は、舎飼において黒毛和種母牛に哺育される黒毛和種子牛に比べて、生時から1カ月齢にかけての増体が著しく高い。初期発育の...
湖沼と水田を結ぶ水系ネットワークの保全は、外来魚による食害を防ぎ在来魚を増殖するうえで重要である
要約 諏訪湖流入河川で外来魚と在来魚(フナ類)の生息域の重複について調査した。ブルーギルは河川に周年生息するが、オオクチバスは湖と河川の間で季節移動している。水田水路には外来魚は分布せずフナ類の繁殖...
要約 遺伝子シャッフリングとランダム変異導入を組み合わせることにより、大きく構造を改変した活性型キメラ酵素を作出することができる。本手法により、食品加工用酵素アエロモナスアミノペプチダーゼの大幅な耐...
大果で北海道向きのブルーベリー新品種「CW1」および「CW7」
要約 ブルーベリー新品種「CW1」および「CW7」は、「コビル」と「ウェイマウス」の交雑品種である。「CW1」は8月上中旬、「CW7」は8月中下旬が収穫期で、いずれも大果で、圃場での耐寒性がやや強または中で、北海...
地域内の組織的粗飼料生産による日本短角種繁殖中規模経営の維持
要約 地域内での組織的な粗飼料生産・供給は、日本短角種繁殖経営にとって、自給粗飼料生産の制約を緩和して飼養頭数の確保を容易にし、地域の林業や自家の複合部門への従事による所得確保を可能にすることで、中...
選抜育種した高水温耐性品種の養殖現場における既存品種との特性の差異
要約 千葉県ノリ養殖の年内生産量は、水温上昇等によって変動が大きく近年は減少傾向にある。これに対応するため、室内選抜育種によって高水温に耐性を有するノリ系統を作出した。この系統を秋芽生産期に既存品種...
要約 北海道に来遊するトドの遺伝学解析と標識個体の追跡および再確認を行った結果、アジア系群の中でもオホーツク海北部や千島列島の繁殖場を起源とし、サハリンとの往来もあることを確認した。また繁殖期にロシ...
要約 噴火湾ホタテガイ養殖においては、生殖巣発達期の2月のクロロフィルa濃度が低い年と母貝の成長不良年に採苗不良が起きている。エルニーニョ年は2月のクロロフィルa濃度が低く、ラニーニャ年には母貝の成長不...
要約 パパイヤの新品種「石垣ワンダラス」は、「ワンダーブライト」の自然交雑実生から選抜した両性系統である。半わい性の生育特性を持ち、大果で糖度が高く食味がよい。 キーワード パパイヤ、半わい性、大果、...
ナガミヒナゲシはアレロパシー活性が強く、雑草化リスクが大きいので、広がらないようにする必要があります
要約 ナガミヒナゲシはアレロパシー活性が強く、改良FAO方式で評価した侵入後の雑草化リスクが大きい。現在日本全土に急速に分布を広げており、農地への侵入もみられます。未熟な種子からの再生も可能なので、防...
免疫不全マウス体内で成熟させたブタ精子を用い、正常仔豚が誕生
要約 仔豚の精巣を免疫不全であるヌードマウスに移植し、その体内でブタの成熟精子を作出した。これを成熟卵と顕微授精させた後に雌豚に移植し、仔豚を分娩させることに世界で初めて成功した。本技術は、家畜だけ...
要約 遺伝的に飛翔能力を欠くナミテントウは、飛翔能力を持つナミテントウよりも露地栽培圃場内に長く定着し、ワタアブラムシの増殖を抑制する。 キーワード ナミテントウ、飛翔不能化、露地 背景・ねらい アブラ...
放牧後のイタリアンライグラスを利用した大豆のリビングマルチ栽培
要約 放牧に用いた晩生のイタリアンライグラスの再生草を、枯殺せずにリビングマルチとして大豆を不耕起栽培する方法は、大豆の初期生育時の雑草発生を抑えることができ、除草剤を用いる不耕起栽培法と同程度の収...