単品利用に適する低アミロース米水稲新品種候補系統「北海292号」
要約 北海292号は寒地で「中生の早」熟期の良食味・低アミロース米系統である。既存の低アミロース米品種と比較してアミロース含量がやや高くかつ年次変動が小さい。炊飯米の特性は、粘り、柔らかさが既存の低ア...
新規用途向け食用ひえ品種の育種素材となる低アミロース含有系統
要約 岩手県で栽培されていたひえ在来系統は、アミロース含有量が低く、栽培地域・年度による変動が小さい。本系統のデンプンは、既存品種に比べて粘度が高く冷めても硬くなりにくい糊化特性を有しており、新規加...
要約 中晩生モモの果肉褐変症は、適正着果(樹冠占有面積1m2当たり15~17果)、適期収穫(果肉硬度2.0kg前後)を行うことで軽減できる。また、果実袋との関係では、白色の一重袋が遮光袋よりやや着色は劣るものの...
要約 水稲「鹿児島糯9号」は、暖地における熟期が晩生で、鹿児島県の在来品種「溝下糯」の栽培特性を改良した良質な糯米系統である。玄米の白度が高く、餅のきめが細かく食味も優れる。餅の他、赤飯、おこわ、ち...
要約 長崎型イチゴ高設栽培システムを利用したメロンの隔離床栽培において二次ネット発生期以降の潅水量は、ネット完成後の早い時期から制限する必要はない。開花後45~50日から潅水量を晴天時で株あたり1L程度に...
要約 水稲「さきひかり」は「コシヒカリ」に比べ、出穂期で5日程度、成熟期で10日程度遅い早生の晩である。止め葉は立ち草姿は極良で、多収である。玄米の外観品質がやや劣るものの、食味は優れている。 キーワー...
要約 茎葉利用カンショ「すいおう」の地上部は繰返し収穫が可能であり、多収である。ホウレンソウ等と比べ、葉身の栄養性は同等以上、ポリフェノール含量は高い。ラジカル消去能や抗変異原性などの機能性にも優れ...
要約 カンショ「アヤコマチ」は、塊根中にカロテンを含み、肉色は鮮やかな橙で、調理加工適性が優れる。いもの外観および蒸しいもの食味も良く、カロテンを含む惣菜・青果用品種として利用できる。 キーワード カ...
要約 カンショ「ハマコマチ」は、塊根中にβ-カロテンを多量に含み、多収である。蒸切干の肉色は濃橙で、食味、加工適性とも優れ、高カロテンの蒸切干用品種として利用できる。 キーワード カンショ、カロテン、蒸...
要約 成熟期1日後に小麦の穀粒水分は31~36%になり、損傷粒の割合が1%程度と少なく、収穫可能になる。ハイブリッド乾燥システムは、このような高水分小麦を穀粒水分28%までは主に除湿空気で乾燥し、以後、熱風...
要約 水稲「紅染めもち」は暖地における熟期が中生で、偏穂数型の赤糯系統である。玄米は均一な赤褐色を呈して着色が良く、抗酸化性物質のプロアントシアニジンを有する。餅、おこわ、菓子等への加工利用が期待さ...
要約 丹波黒大豆の冷凍エダマメは冷凍・解凍処理により子実が軟らかくなるので、ブランチング時間は通常(10分間)より短くする。流水解凍する製品は5分間、湯通し3分解凍する製品は2.5分から5分間がブランチング...
良食味で多収な青果用紫サツマイモ新品種「パープルスイートロード」
要約 サツマイモ「パープルスイートロード」はいもにアントシアニン色素を含有する紫サツマイモの系統で、外観が優れ、いも揃いも良く、多収である。また、紫サツマイモとしては良食味の系統で、青果用としての利...
迅速調理が可能な良食味青果用サツマイモ新品種「クイックスイート」
要約 サツマイモ「クイックスイート」はいもの外観が優れ、良食味の系統である。糊化温度が50℃程度である低温糊化性澱粉を含むため、迅速調理が可能で、利便性を有する青果用としての利用等が期待される。 キーワ...
要約 日本ナシ「新高」のみつ症は、8~9月の適度な潅水、9月の1か月間の遮光処理、交配後20日目の早期の小袋かけ、満開後10日目及び満開後100日目からの10日間隔、各5回のカルシウム剤散布、早期収穫と低温貯蔵の...
要約 水稲「めばえもち」は寒冷地南部では中生の早に属する糯種で、短稈で、偏穂数型の系統である。玄米の胚芽部分が一般品種の約3倍あり、水に浸漬した胚芽に含まれる機能性成分(ギャバ)量が多いことから発芽...
要約 「サチユタカ」は「アキシロメ」と同熟期で、主茎長が短く耐倒伏性に優れる。多収で、裂皮粒が少ない。品質は同程度であるが、蛋白質含有率が高いことから、奨励品種に採用する。 キーワード 大豆、サチユタ...
要約 水なすを漬込む前に果皮をもみ殻で軽く摩擦し、傷を付けることにより、果皮へのアルミニウム(Al)の浸透不足を解消し、部分的に紫色や茶色を呈する水なす漬の色むらを防止できる。 キーワード 水なす漬、果...
要約 モチ玄米を精米器で処理して果皮剥離しその後水浸漬1時間、ミキサーで粗く米粒破砕、水分調節することにより餅、米菓を作ることができる。また、これらは健康に良いとされる成分を含むことが期待される。 ...
要約 酒米のとう精過程で生じるぬかはデンプン粒が損傷しており、加工利用が難しい。このぬかの有効利活用として、中ぬかは食感が良好で消費者に好評なクッキーへの利用が可能である。 キーワード 酒米、ぬか、中...