オレンジ香で生食およびフレッシュジュースにも適したカンキツ「果のしずく」
要約 カンキツ「果のしずく」は1月下旬に成熟し、糖度11度、クエン酸含量1.0g/100ml程度で食味良好である。剥皮しにくいが、果肉が軟らかく多汁、オレンジ香で無核果の割合が高く、生果およびフレッシュジュース...
飼料用・米粉用など多用途に利用できる多収水稲新品種「ミズホチカラ」
要約 「ミズホチカラ」は出穂期が「ニシホマレ」並の中生種で、耐倒伏性が強く粗玄米収量が一般主食用米より約20%多収である。玄米品質・米飯の食味は不良であり主食用には適さないが、飼料米や米粉原料などの加...
要約 サツマイモ「ほしキラリ」は蒸切干の外観や食味が優れる蒸切干加工用系統である。「シロタ」は、ほとんど発生しない。でん粉の糊化温度がやや低く糖化しやすい。 キーワード サツマイモ、加工用、蒸切干、良...
要約 「媛かぐや」は「筍芋」と「唐芋」のジベレリンによる開花処理・交雑と胚培養を利用して育成したサトイモ新品種である。親いもの形状は紡錘型で、重さは約1.4kgと大きく、粉質で糖濃度の高い親子兼用サトイ...
切り餅加工適性に優れる中山間地向け水稲糯新品種候補「福島糯8号」の採用
要約 水稲「福島糯8号」は、“中生の早”の糯品種で「ヒメノモチ」より多収であり、餅の硬化速度が速く、丸めやすいので、切り餅、丸め餅及びおこわへの用途に向いているため、福島県阿武隈山間地域対象の奨励品種...
切り餅加工適性に優れる中山間地向け水稲糯新品種候補「福島糯8号」の育成
要約 水稲「福島糯8号」は、「ヒメノモチ」より3日程度早い“中生の早生”の糯品種で、耐冷性は“極強”、さらに穂発芽性が“やや難”の系統である。収量、品質とも「ヒメノモチ」と同程度であるが、餅にした時の硬化...
良質で耐冷性が強い低アミロース米水稲新品種「ねばりゆき」の育成
要約 水稲「ねばりゆき」は、青森県で熟期が“中生の中”の低アミロース米品種である。耐冷性が強く、一般的な粳品種に比べ、粘りが極めて強く、軟らかいため、混米用や調理飯、加工米飯等に利用できることから、青...
稲発酵粗飼料の給与を特色とする牛肉のマーケティングのポイント
要約 稲発酵粗飼料の給与を特色とする牛肉のマーケティングのポイントは、「稲発酵粗飼料の給与時期や量を定めて品質を保証する飼育規定を策定すること」、「飼育規定の策定により実需者の関心を高め、テレビ局や...
要約 埼玉県在来のらぼう菜3種(比企、都幾川、野口種苗)の食味は、ほうれんそうと比べると甘味が強く、えぐみが少ない。のらぼう菜ゆでペーストを麺に添加するとコシが強くなり、パンに添加すると体積が増加す...
要約 モチ性裸麦「ダイシモチ」に対して、実需者は、1)消費者間の認知度は低いが食味は高いと受け止められている、2)加工適性や食味は高いが色の白くない点は課題である、3)製造業などの業種で新商品の開発...
要約 産次が進み繁殖供用を終えた黒毛和種経産牛を放牧で仕上げることで、舎飼で肥育した場合や去勢牛と比べてα-リノレン酸や共役リノール酸を多く含む牛肉となる。また、食味は去勢肥育牛と比べてサーロインでは...
要約 クリ生果を1~3か月間品質保持する方法としては、果実重の減量やかびの発生、食味等の点から、温度は5℃よりも2℃、資材ではポリ袋や鮮度保持(ヒノキチオール練り込みポリ)袋の使用が適当である。 キー...
要約 コンビニエンスストアから排出される消費期限切れの食品のうち、低タンパク質・低脂肪の素材を乾燥処理後、豚の肥育期(体重30kg~110kg)の飼料に30%代替、50%代替給与すると、発育は良好で、肉質、脂質お...
高香気性の根こぶ病抵抗性ヒロシマナ新品種候補「CR広島2号(仮称)」
要約 「CR広島2号」は、根こぶ病抵抗性を有する従来品種「CR広島1号」と産地の在来系統との交雑育種により育成した根こぶ病抵抗性品種で、「CR広島1号」と比べて約2倍の香気成分量を有する。 キーワード アブ...
要約 「青系紫糯154号」は、“中生の早”で耐冷性が“強”の紫黒糯米で、玄米はアントシアン系の濃い紫色を呈し、赤飯などの各種調理飯や赤餅等の加工食品等に利用できることから、青森県の認定品種に指定された。 キ...
要約 莢剥き機を利用したエダマメの剥き豆加工では、短時間のブランチング処理により製品歩留を高め、破損や種皮剥離の少ない高品質な剥き豆を得ることができる。また、食味が確保される範囲で収穫時期を遅らせる...
要約 埼玉県在来のらぼう菜3種(比企、都幾川、野口種苗)における栄養成分は茎に比べて葉に多く、糖含量は葉に比べて茎に多い。ゆで後の成分の損失は葉に比べ茎が少なく、食味評価では、比企と野口種苗が甘み・...
生しぼり豆乳を2段階で加熱すると豆腐の粘弾特性、保水性、歩留まりが向上する
要約 豆腐ゲルの形成に関与する大豆タンパク質の変性温度に着目し、生しぼり豆乳を70℃10分→100℃5分の二段階で加熱すると、凝固剤を添加して調製される豆腐の粘弾特性、保水性、歩留まりが向上する。 背景・ねら...
要約 水稲「奥羽紫糯389号」は、東北地域に適する早生の紫黒米糯系統である。玄米は、粒長および粒幅が短く、千粒重は紫黒米「朝紫」の約半分で、極めて小さい。玄米にアントシアニジンを含むほか、「朝紫」や一...
要約 本県在来種の「行田在来」は、豆腐、豆乳の食味に優れる。晩生の青大豆で、「タチナガハ」に比べ、倒伏に弱く、収量は低い。播種適期は、6月下旬から7月中旬で、畝間が70cmの時、株間は15cmから30cmが適す...