要約 黒色防鳥糸を利用した飛来防止技術の開発を行った。熱センサー式カメラを用いてテグス区と黒色防鳥糸区、及び未設置区と黒色防鳥糸区における魚食性...
要約 養殖魚と交雑していない渓流魚在来個体群の生息域は、広範囲で放流が行われてきた結果、最上流域に位置する小河川のみであり、本来の生息域より縮小していた。また、残されている在来個体群の生息域には河川...
要約 「きぬの波」は早生、多収で耐倒伏性が高く、外観品質、製麺適性、食味に優れるため、奨励(推奨)品種に採用する キーワード きぬの波、小麦、奨励品種、栽培特性、製麺適性 背景・ねらい 山梨県の小麦の奨...
要約 既存品種の自家受粉により育成した実生苗の中から草姿、開花期、花色、葉色などの点で元株より優良な形質のある3系統を選抜し「かいミント」と命名した。そのうち2系統は、コンパクト性に優り、1系統は大...
気候温暖化によるブドウ「デラウエア」の生育ステージの変動予測
要約 発育速度モデルを利用することでブドウ「デラウエア」の生育ステージの推定が可能である。発育速度モデルを将来の気候温暖化を想定した高温環境に適用すると、ブドウ「デラウエア」の生育ステージは顕著に前...
着色良好で外観と食味が優れるブドウ新品種「ブドウ山梨45号」
要約 ブドウ新品種「ブドウ山梨45号」は、食味が優れる「バラディ」と赤色系の「ルビー・オクヤマ」を交雑して育成した赤色系ブドウの新品種である。8月下旬に成熟し、着色良好で外観、食味ともに優れる。 キ...
要約 小型スイートコーン「ピクニックコーン」は、除房処理を行わないことで栽植株数の50%程度の株で販売可能な穂が1株から2穂収穫でき、「味来390」と同等以上の収量が確保できる。 キーワード 小型スイートコ...
要約 スモモヒメシンクイの成虫発生時期は、フェロモントラップにより簡易に調査できる。山梨県では、成虫は年4回発生し、発生時期は越冬世代が4月下旬~5月下旬、第1世代が6月上旬~7月上旬、第2世代が7...
ジベレリンの花穂伸長効果による「巨峰」「ピオーネ」の摘粒作業の省力化
要約 「巨峰」「ピオーネ」の無核栽培において、展葉5枚時の花穂にジベレリンを低濃度で散布すると花穂が伸長する。花穂伸長により、果粒の密度が低下し、摘粒作業時間が削減できる。 キーワード 巨峰、ピオーネ...
要約 搾乳牛をオーチャードグラス草地に3~4時間放牧すると、0.8a/頭/日の面積では放牧草採食量は3kg/日程度となり、この採食量でも牛乳中のβ-カロテン含量は増加する。5~7月の搾乳牛放牧草利用率が低いが...
飼料の粗タンパク質とメチオニン含量の調整による卵重コントロール法
要約 飼料中タンパク質含量を変化させることで卵重の操作が可能である。また、卵重を下げるための低タンパク質飼料給与による産卵率の低下は、メチオニン水準を増加させることで改善する。 キーワード 採卵鶏、粗...
簡易電気柵及びワイヤーメッシュ柵を適正管理することでイノシシ害防止効果が高まる
要約 簡易電気柵及びワイヤーメッシュ柵は非常に高い効果が得られる。トタン柵の効果はやや劣る。簡易電気柵の効果を高めるためには、1500V以上の電圧を確保し、最下段の電柵線の高さを25cm未満に保つことが重要...
要約 大粒、多収で耐寒性、精麦特性に優れる六条大麦品種「ファイバースノウ」を奨励品種に採用する。 キーワード 六条大麦、ファイバースノウ、精麦特性、大粒、耐寒性 背景・ねらい 山梨県における六条大麦の主...
要約 トマト養液栽培において、既存の掛け流し式装置を不織布と水位センサーを用いて貯留式装置へと改造することにより、慣行と同等の果実収量・品質を得ながら、余剰窒素の温室外への排出量を大幅に削減すること...
要約 「かいサマー」は、「章姫」に「エラン」を交雑して育成した四季成り性イチゴ品種である。果実の形状や食味に優れ、盛夏期にも収量が落ち込むことなく7~10月に安定収穫可能で、山梨県の高冷地における夏秋...
要約 1990年代以降、気候温暖化による高温が原因と思われる果樹の生育障害の発生が多い。過去の気象推移から算出した気温上昇値をもとに、30年後の温度環境をシミュレーションすると、施設果樹での加温時期の遅れ...
要約 過去の気温上昇傾向が今後も続くと、甲府の年平均気温は30年後に約1.3℃上昇する。とくに最低気温の上昇割合が大きい。平年値と30年後の気温分布をメッシュ地図化することで、地域単位で気温変化が確認できる...
要約 肥育期(30~110kg)の飼料に、乾燥パン屑と乾燥豆腐粕を各10%づつ代替して給与することで、発育、肉質・脂質及び食味に影響なく、飼料費の低減が図れる。 キーワード 低コスト、リサイクル、食品製造副産...
要約 肉用鶏の飼料にトレハロースを添加すると、加熱鶏肉臭の発生要因である揮発性アルデヒドのうち、鶏肉臭特有の物質である2,4デカジエナールの発生を抑制できる。 キーワード ブロイラー、トレハロース、2,4デ...
背景・ねらい 砂防ダムなど河川工作物による段差は、河川に生息する生物にとって往来を妨げる障壁である。工作物設置により魚類の遡上は完全に妨げられるため、上流に隔離された個体群は、局所的に絶滅している可...