要約 ガザミのブランド化を目的として、甲羅が硬いガザミ(硬ガニ)と抱卵および軟甲ガザミ(抱卵・水ガニ)の味の違いを調べるため、味覚センサによる分析を行った。その結果、抱卵・水ガニは硬ガニに比べて旨味...
硝酸塩センサーを用いたノリ漁場の栄養塩テレメトリーシステムの開発
要約 ノリの色落ち被害の軽減を目的として、硝酸塩(NO3-N)センサーとデータ転送装置を組み合わせ、溶存態無機窒素(DIN)のテレメトリー技術の開発を試みた。2010年、2011年、2012年の3ヵ年のノリ漁期...
岡山県ノリ漁場における栄養塩濃度とノリの色調および乾海苔単価との関係
要約 海水中の栄養塩濃度と乾海苔単価との関係を明らかにするため、生ノリおよび乾海苔の色調(L*値とa*値)を測定し、栄養塩濃度、ノリの色調および乾海苔単価の関係を調べた。DIN(溶存態無機窒素)濃度が3μ...
要約 瀬戸内海中央部で産卵・ふ化したトラフグは、全長約10mmに成長した6月中旬から河口域周辺へ接岸、水深1m以浅の干潟や砂浜に出現した。その後、水深5m以浅の浅海域で50mmまで成長、さらに12月上旬には全長約2...
要約 産卵期前に漁獲されたコウライアカシタビラメ親魚を養成し、自然産卵*により大量の良質卵を確保した。また、仔稚魚期の飼育条件を 検討し、受精卵の収容密度は18千粒/kL、ワムシ(餌料生物)の給...
要約 ガザミの種苗生産で発生する大量死の原因解明を目的に、幼生の形態と種苗生産の生残率の関係を検討した結果、本来消失するはずのゾエアの背中の棘などの特徴がメガロパに残っている場合に生残率が低くなる傾...
要約 イタボガキの自然増殖方法を開発するための移植試験を行った。種判別については、独自に設計した本種の判別プライマーを用いた。食害防止と幼生の滞留を目的としたケースに、親貝と採苗用のホタテ殻を入れて...
黒毛和種におけるヒト閉経期卵胞刺激ホルモンを用いた簡易な過剰排卵処理
要約 ウシの過剰排卵処理においてヒト閉経期性腺刺激ホルモン(hMG)を1日2回のみ投与する処理方法は、一般的に利用されている卵胞刺激ホルモン(FSH)を用いた1日2回、3日間の漸減投与法と同等の胚回収成績が得...
要約 ジャージー種において、乳脂肪中の共役リノール酸(c9t11CLA:CLA)割合は、放牧(3時間/日)により有意に高く、ヤマブドウ粕の給与では高くなる傾向を示す。また、生産性に関与する遺伝子型では有意な差が...
要約 ナシ主要6品種に、満開7~14日後に、ジベレリンペースト剤100mgを短果枝の新梢と旧年枝との境界付近に塗布処理すると再伸長を促進し、翌年の側枝として利用できる。 キーワード ナシ、短果枝、ジベレリン...
要約 ブプレウルムの冬季電照加温促成作型において、種子を播種前に2℃で20日間湿潤低温処理すると定植可能な健全苗の率が高まり、生育開花が促進して収穫期間が短くなり、切り花品質が均一化するとともに葉先枯...
要約 ナス促成栽培において12~2月の日中9時間の加温によって昼温を最低25℃に保つと、稔性花粉重が増加し、正常果収量も増加する。また、加温時間を正午前後の3時間のみとしても、同様の稔性花粉重増加効果が...
ギ酸カルシウム資材の葉面散布によるナシ「新高」の尻あざ症、裂皮の抑制
要約 ナシ「新高」にギ酸カルシウム資材(CaO:42%)の200倍液を満開20日後と30日後に2回散布するか、 500倍液を満開20日後から10日間隔で5回散布すると、尻あざ症、裂皮の抑制効果がある。 キーワード ナシ、裂...
要約 「オーロラブラック」に発芽促進処理(発芽促進剤、ポリ早期被覆)、着果管理(小房化、着果制限)、 ホルモン処理(満開期1回処理または肥大処理をフルメットで処理)を組み合わせることにより、 トンネル...
マイクロサテライトDNAマーカーによるトゲノコギリガザミ放流個体の識別
背景・ねらい トゲノコギリガザミは脱皮により成長するため、外部標識の装着が困難であることから放流効果が明確にされてこなかった。遺伝標識であるミトコンドリアDNAのDループの変異を標識として利用した放流効...
要約 近赤外分光法により鶏の腹腔内脂肪量を生体の状態で測定すると、実際の値との相関は0.7以上となり、近赤外分光法による腹腔内脂肪量の予測技術として使用できる。 背景・ねらい 近年体重を重視した選抜によ...
堆肥化処理過程から発生するメタン・亜酸化窒素・アンモニアの削減技術
要約 肥育牛ふん及び豚ぷんの堆肥化過程での、メタン・亜酸化窒素・アンモニアの発生量は堆積物中の窒素と有機物から推定できる。含水率を低く設定することにより、ほとんどすべての堆肥化過程において、これらの...
モモ赤肉症の発生程度(赤肉程度)を示す簡易指標の作成と発生樹の特徴
要約 赤肉症は本来着色しない果肉が赤く着色する果肉障害である。そこで、赤肉程度に応じて4区分した簡易な指標を作成した。その指標に基づいて調査すると、赤肉症果は収穫後半から増加し、収穫後にも発生する。...
要約 ブドウ「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、花穂下部を使用して整形し、開花前にストレプトマイシン、満開3日後にジベレリンとフルメット、満開10~15日後にジベレリンを処理することによって、有核...
要約 晩生ナシの台風対策としてガムテープで果実を枝に固定する方法は、作業が容易である上に慣行のネットやひもを用いた吊り上げ法と同等の落果防止効果がある。 キーワード ナシ、台風、落果防止、ガムテープ ...