要約 シャコガイ類はサンゴ礁に生息する大型の食用二枚貝で体内に褐虫藻と呼ばれる藻類を共生させる。本研究ではシャコガイ類種苗生産の安定化のために、シャコガイ類に共生する褐虫藻の遺伝子型組成をシャコガイ...
要約 日本列島から琉球列島、台湾におよぶ海域において、代表的な造礁サンゴであるクシハダミドリイシの集団の遺伝的関係を解析し、本州沿岸の集団は台湾...
格子状基盤を使用したサンゴ増殖技術開発―幼生への褐虫藻添加の影響について―
要約 亜熱帯沿岸での健全な漁場環境の修復・維持を目指し、サンゴ幼生の放流による大規模なサンゴ増殖技術の開発を目指している。幼生放流において最大の障壁となる「着底直後の初期減耗」を軽減するため、幼生飼...
要約 八重山海域におけるシロクラベラについて、1)稚魚は、限られた地域の海草藻場を成育場とすること、2)稚魚は4-6月に海草藻場に加入し、3-5ヶ月間滞在すること、3)稚魚期以降は、内海的なサンゴ礁域に生息し...
要約 成育場である海草藻場において、シロクラベラ幼魚の行動追跡調査を実施した結果、各隣接個体の主な行動圏は互いに重複しておらず、同種他個体と遭遇すると顕著な排他行動を示したことから、シロクラベラ幼魚...
要約 八重山海域の海草藻場に出現するシロクラベラ稚魚の加入量のモニタリングを行った結果、加入量水準には顕著な年変動が認められ、冬期の最低水温日が早い年ほど、加入量が少なくなる傾向が認められた。また、...
要約 亜熱帯沿岸域において水環境と低次生産生物の特性を明らかにするため調査を行った。その結果、栄養塩類やクロロフィルaは低濃度で季節的な変動もみられないが、主要な動物プランクトンであるカイア...
要約 沿岸性ハタ科魚類の一種であるナミハタは、八重山地方における重要な水産資源であり、産卵集群を形成する。産卵集群への漁獲圧の影響を検討するために、主要な産卵場に形成される産卵集群の由来を標識放流調...
要約 沖縄県のハタ類養殖で大きな問題となっているマダイイリドウイルス病の疾病対策試験を実施した。その結果、魚体重5~50gのヤイトハタ及びチャイロマルハタにイリド不活化ワクチン0.1mL/尾を投与(腹腔内注射...
要約 採集調査および耳石日周輪分析により、本種は3月前後にふ化し、1ヵ月余りの浮遊期間を経た後、干潟域に着底し、徐々に深所へ移動することを明らかにした。本種は、産卵期が他のサンゴ礁性魚類よりも著しく早...
メコンデルタ地域におけるキングマンダリン生育初期のグリーニング病感染率低減技術
要約 メコンデルタ地域においてキングマンダリンを定植する場合、定植10日前にネオニコチノイド系薬剤を苗の株元に灌注処理し、グリーニング病を媒介するミカンキジラミが低密度となる雨季後半から乾季前半に定植...
要約 サトウキビ搾汁液に乳酸菌を接種して乳酸発酵させると、サトウキビ搾汁液中のグルタミン酸がGABAに変換される。乳酸菌Lactobacillus brevis NBRC12520によってGABAが増強されたサトウキビ搾汁液を用いて製糖...
豚舎汚水から回収されたリン酸結晶(MAP)の土壌中における溶解性
要約 豚舎汚水から回収されたリン酸結晶(MAP)中のリン酸は、水溶性ではなくク溶性である。その為、酸性の国頭マージで速く溶解し、埋設後5ヵ月目には過リン酸石灰と同等の溶解率を示す。また、MAPに含まれる窒...
性フェロモンを用いた交信かく乱法のオキナワカンシャクシコメツキに対する防除効果
要約 オキナワカンシャクシコメツキ成虫を防除するために、性フェロモンを利用した交信かく乱法を7年間実施し、モニタリングトラップによる平均総捕獲数では農用地で74.0%、ススキ原で93.7%の減少が認められ、本...
果実病害に強い早生の生食用パインアップル新品種「パインアップル沖縄10号」
要約 生食用パインアップル新品種「パインアップル沖縄10号」は「N67-10」に「クリームパイン」を交雑して育成した早生の大果品種であり、花樟病や黒目病などの果実病害の発生が少なく、高糖低酸で食味が良く、「...
多収で食味の良い焼きいも向き新品種候補系統「沖育01-1-7」
要約 カンショ新品種候補「沖育01-1-7」は、皮色が赤、肉色が淡黄色で食味の良好な多収系統で、変形が少なく揃いが良いため、焼きいもに適している。 キーワード サツマイモ、焼きいも、沖育01-1-7、多収 背景・...
要約 「沖育01-1-7」は、草型が立型で茎の節間が短いため葉の収量が多く、葉柄が長くえぐみが少ないため食味が比較的良く、茎葉利用が期待できる。 キーワード サツマイモ、茎葉利用、沖育01-1-7、多収 背景・ね...
多収で紫肉色の安定した加工用カンショ新品種候補系統「沖育96-1-15」
要約 「沖育96-1-15」は、いもの変形が少なく外観の良い多収系統である。紫肉色が濃く均一で安定しているため、加熱後の発色が良く加工用に適している。 キーワード サツマイモ、紫肉色、沖育96-1-15、多収、加工...
果実病害に強い早生の生食用パインアップル新品種「パインアップル沖縄10号」
要約 生食用パインアップル新品種「パインアップル沖縄10号」は「N67-10」に「クリームパイン」を交雑して育成した早生の大果品種であり、花樟病や黒目病などの果実病害の発生が少なく、高糖低酸で食味が良く、...
要約 カット青パパイヤの製造工程では青果やカット後の流水洗浄が重要であり、MA包装・5℃保存では異臭もなく10日間鮮度を維持できる。 キーワード カット青パパイヤ、流水洗浄、MA包装 背景・ねらい 野菜用パパイ...