背景・ねらい 内水面養殖業の経営安定化のためには、多様な消費者ニーズに対応した生産を行う必要がある。そこで養殖魚種の多様化を図るため、チョウザメ養殖技術の開発に取り組んでいるところである。本研究では...
背景・ねらい 平成7年から九州各地のトラフグ養殖場で発生した粘液胞子虫性やせ病は、大きな被害をもたらし、宮崎県においても全てのトラフグ養殖経営体が休業・廃業に追い込まれた。この疾病は、腸管に寄生する...
要約 サツマイモ塊根を油中で揚げ調理した時のアクリルアミド生成量は、加熱前の還元糖ではなく遊離アスパラギン含量と強い相関がある。サツマイモを原材料に含む市販加工品15点のアクリルアミド含量は545μg/kg(=...
要約 宮崎県北・西諸県郡内のキク栽培ほ場で確認された未記載種のネグサレセンチュウはキクの初期生育に悪影響を及ぼす。 キーワード ネグサレセンチュウ、キク 背景・ねらい 2004年3月、宮崎県北・西諸県郡内の1...
要約 ミヤコカブリダニは、ミカンキイロアザミウマの1齢幼虫のみを捕食し、ミカンキイ ロアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ、ヒラズハナアザミウマの1齢幼虫を餌としたとき、 24時間あたりの最大捕食量はそれぞ...
要約 釜炒り茶の炒り葉工程前に葉温め機を用いて濡れ葉を処理することで、付着水が除去され降雨や夜露等で茶芽が濡れた場合でも製茶が可能となる。荒茶品質も濡れ葉を脱水して製茶した場合と比較して同程度以上の...
クワシロカイガラムシの天敵タマバエ類成虫に対する各種農薬の影響
要約 クワシロカイガラムシの天敵であるタマバエ類成虫に対する各種農薬の殺虫作用は、一部の剤を除く有機リン剤、カーバメート剤、一部の殺ダニ剤等で極めて強いが、ネオニコチノイド剤とIGR剤では弱い。 キーワ...
要約 クワシロカイガラムシのふ化は、高湿度および湛水条件下で抑制される。ふ化開始以降、日中常に茶樹の枝が濡れるようにスプリンクラーで断続的に散水することで、クワシロカイガラムシのふ化を抑制し、高い防...
クワシロカイガラムシ及び輪斑病に複合抵抗性の緑茶用新品種候補「宮崎23号」
要約 「宮崎23号」は、クワシロカイガラムシ及び輪斑病に複合抵抗性を有する緑茶用新品種候補である。摘採期が「やぶきた」より3~4日早い早生系統で、耐寒性が強く、製茶品質は「さやまかおり」より優れる。 キ...
要約 旗弁が暗紫赤、翼弁が明紫色の春咲き系のスイートピー「式部」を育成した。 キーワード スイートピー、「式部」、品種育成 背景・ねらい 宮崎県では、冬季の豊富な日照条件を生かしたスイートピーの生産が盛...
要約 夏季に発生したシュートを収穫や整枝せずに放任し、15日間隔で折り曲げると、9、10月の切花品質が向上する。 キーワード バラ、アーチング、樹形管理 背景・ねらい バラ栽培において、夏季の高温による切花...
スターチス・シヌアータのプランタを用いた養液栽培における給液量
キーワード スターチス・シヌアータ、養液栽培、給液量 背景・ねらい スターチス・シヌアータの杉皮とボラの混合培地を用いた養液栽培における適正な給液量を検討する。
成果の内容・特徴
要約 ラナンキュラスの早生品種「Mホワイト」は、芽出し処理を行わなくても冷蔵処理に反応し、芽出し処理を行ったものと同等の効果が得られる。 キーワード ラナンキュラス、促成栽培、冷蔵処理 背景・ねらい ラ...
要約 夏秋ギク「文化の旭」の花色発現異常は発蕾後の昼温を摂氏30度で管理することで、切花品質を低下させることなく発生を抑制することができる。また、前年発生が少なかった株を選抜し、それを親株とすることで...
ハウス栽培キンカンの秋期昼温管理による果実肥大促進並びに品質向上
要約 着果が7月中旬以降になった場合の対処法として10月中旬以降、昼温を摂氏27度で管理することで、果実のす上がりはやや助長されるが、肥大促進と品質向上効果がある。 キーワード キンカン、秋期昼温管理、肥...
「日南1号」の高畝4月マルチ栽培による高品質果実安定生産技術
要約 火山灰土壌の高畝に栽培された極早生ウンシュウ「日南1号」は、4月上旬のマルチ被覆後90日間で土壌水分を15%程度まで低下させることで、糖度を8月上旬に9度まで上昇でき、その後10~13日間隔で10~30L/樹を...
飼料イネホールクロップサイレージを用いた搾乳牛へのTMR給与技術
キーワード 搾乳牛、飼料イネ、TMR 背景・ねらい 宮崎県で最も多く作付けされている飼料イネ「モーれつ」は、脱粒しやすく漏生籾の問題がある。このため宮崎県総合農業試験場でモーれつを難脱粒化したミナミユタ...
黒毛和種去勢牛肥育における飼料イネWCSの前期・後期給与技術
要約 飼料イネWCSの肥育牛への給与は前期および後期に給与することは可能であり、イタリアン乾草に比べて肥育期間中の粗飼料の乾物摂取量が多くなる傾向にあり、特にモーれつ種は有意に乾物摂取量が増加し、枝肉...
サトウキビ酢成分を投与したマウスにおけるナチュラルキラー細胞の活性亢進
要約 サトウキビ酢のアンバーライトXAD-2000カラムクロマトグラフィ吸着画分のマウスへの投与は、腫瘍細胞やウイルスに感染した細胞を認識し攻撃するナチュラルキラー細胞の活性を亢進する。 キーワード サトウキ...
要約 露地太陽熱処理は温度上昇による殺線虫効果と、宿主不在との二重の作用で、翌年青果用カンショ作のネコブセンチュウの防除に有効である。太陽熱処理に使用した畝とマルチをカンショ作まで連続して使用するこ...