摘要 寒地特産作物の品種育成を目指して、1)馬鈴しょでは、良食味で調理適性に優れる「はるか」、橙肉でナッツ風味がある「北海98号」について品種登録出願を行った。また、チップ用として長期貯蔵性に優れ多収...
摘要 1)寒地型牧草の単播草地における肥育素牛の増体は、5月には良好であるが以降には低下することから、放牧方法や補助飼料給与などを工夫する必要性が明らかになった。夏作収穫後耕地の冬季放牧利用を拡大す...
c.粗飼料自給率向上のための高TDN収量のトウモロコシ、牧草等の品種育成
摘要 1)とうもろこしでは、テオシントの耐湿性に関係する不定根形成能に関わるQTLを持つ準同質遺伝子系統を作出するとともに、高TDN収量(東北の適地で約5%多収)の寒地・寒冷地向きの新品種「北交65号」を育成...
ミネラルバランスのとれた飼料作物生産技術(飼料中のカリウム濃度の動向)
摘要 目的:ふん尿の施用により飼料作物がカリ過剰になっていることから、カルシウムやマグネシウムの施肥量を検討し、土壌養分含量が飼料作物の生育量や養分含量に与える影響を解明する。 成果:県内全域の飼料...
寒地中規模酪農における集約放牧技術の確立 (ア)天北型集約放牧システムの体系化と営農モデルの策定
摘要 目的:多雪地帯における酪農経営が新たに放牧を導入したり、より放牧を重視した経営へ移行するためのプログラムを作成し、現地で組み立て実証する。本年度は、移行マニュアル作成に向け現地2戸の酪農家にお...
c.粗飼料自給率向上のための高TDN収量のトウモロコシ、牧草等の品種育成
摘要 耐湿性等とうもろこし系統の作出については、(1)高度耐湿性を有する近縁野生種のテオシントから耐湿性関連QTLを戻し交雑により第5世代まで選抜を進め、不定根形成能および幼植物の耐湿性が向上することを明...
1.家畜・牧草の高品質・安定多収生産技術の確立(1)牧草の栽培利用技術の検討 (i)高標高地域における牧草の新品種選定
摘要 本県高原地域で栽培されている牧草のうち、主要品種であるトールフェスク6品種(サザンクロス、ナンリョウ、MaxQJesup、Dovey、Resolute、Bronson)、ケンタッキーブルーグラス4品種(アワード、バーティ...
マルチシーディング技術等開発新技術の経営的評価と水田作作業受託組織の法人化方策の解明
摘要 i)乾直水稲、小麦、大豆の輪作に汎用ロータリシーダを導入した場合、道央水田地帯で6haの規模拡大及び155万円の所得増加効果を明らかにした。ii)牧草収量・栄養価を泌乳量に連動させ、集約放牧における昼夜...
摘要 i)耐倒伏性・良食味の「北海6号」を育成した。「北海6号」は有限伸育性の品種であり、草丈が低く、そのため耐倒伏性が優れる。また実需の食味試験で良い評価を受けた。ii)大粒、早熟素材「芽系18号」、「端...
摘要 i)高消化性のトウモロコシ育成系統「北交65号」は、耐倒伏性に優れ、病害抵抗性は実用的な水準にあった。育成地での茎葉中の高消化性分画(OCC+Oa)含量及びホールクロップの推定TDN含量は、3か年平均でそれ...
摘要 i)イオンペア試薬を用いてグルコシノレ-トの存在状態のまま酵素処理を経ることなく、従来よりも迅速簡便に直接HPLC分析する条件を開発して測定法マニュアル化の作業をほぼ終了した。また本法を用いて大根調...
摘要 i)トウモロコシでは、60個のSSRマーカーを利用した、雑種強勢の発現程度に優れるF1組合せ選抜に利用できる自殖系統プロファイリング法を開発した。ii)イネ科牧草では、ペレニアルライグラスの越冬性のQTLが...
摘要 i)シバ、ギニアグラス、寒地型イネ科牧草、ベッチ類、トウモロコシ、ソルガム合わせて442系統の特性調査と一部の増殖を行った。ドクムギとイタリアンライグラスとの種間雑種について、F1とBC1世代を得た。ii...
摘要 i)11年から16年までに採取・分析した茎葉試料約220点を用い、各消化性分画含量を精度良く推定できる近赤外分光計による検量線を選定した。作成した検量線を用い、16年の組合せ能力検定試験に供試したF1系統...
摘要 評価試験の結果、「北交62号」は“早生の早”の熟期で、トウモロコシの栽培限界地帯である根釧地域において、同熟期の普及品種「エマ」より乾物収量が6%高く、乾雌穂重割合が9%高いこと、初期生育、すす紋病...
摘要 i)低温ハードニング中の温度と土壌水分が小麦雪腐病抵抗性に与える影響を明らかにし、品種間差を検出するための最適条件を検討した。この結果、幼植物を温度2℃、土壌水分-0.1Mpaで4週間ハードニングす...
摘要 i)てん菜「北海87号」は、室内及び現地実証試験で出芽性、初期生育、低温伸長性が最も優れることが明らかになり、根中糖分が低いものの、糖収量においては全道6カ所中、3カ所で対照品種を上回る結果にな...
摘要 i)F2:3集団の150系統でQTL解析を行い、北方型フリント種の早生性に関わる主要なQTLを複数同定し、主要なQTLの一つが、アミノ酸配列が変化した変異をもつ開花期関連遺伝子の近傍に位置していることを解明した...
摘要 4倍体そば品種「北海3号」(出願公表中・出願番号第14128号)の特性を評価し、そば粉色の緑が濃く、高品質であることを解明した。また、ダッタンソバ「北系1号」の特性を評価し、十勝中央地域での多収性を解...
摘要 トウモロコシ自殖系統の特性検定を行い、耐倒伏性とすす紋病抵抗性がともに優れた系統を選抜し、早生のデント種で草姿が良く、緑度保持に優れる「Ho96」、中生のデント種ですす紋病抵抗性と緑度保持に優れる...