摘要 堆肥の有効利用と化学肥料の節減を図り、水稲の収量や食味を低下させず、温室効果ガス発生抑制に資する環境負荷低減施肥法を確立する。〈研究内容〉試験区の中で、精玄米重では、堆肥を利用した区で若干低下...
摘要 目的は、大和茶栽培において、環境負荷低減・高品質化を図るため、本県の気象・土壌条件に適した点滴施肥法を開発することである。また、産地の立地条件に適合した新品種の検索や主要品種の作況調査を行うと...
摘要 標高及び品種によって病害虫の被害程度が異なることを明らかにし、無農薬栽培に適する地域及び品種の選定を行う。また、各種資材、せん枝技術を用いて化学農薬散布量削減栽培体系を実証し、減農薬栽培技術を...
6 野菜の生産安定技術の確立 (2)小ネギ等軟弱野菜類の高品質安定生産と環境負荷低減のための肥培管理技術の確立
摘要 目的:小ネギの生産安定を図るために適正な施肥、灌水法を検討し、合わせて夏秋期の優良品種を選定する。また、減農薬栽培技術を確立する。得られた成果:周年栽培する場合の施肥法は浅層施肥が良い。0.8又...
地域特産畑作物産地活性化のための新しい持続的輪間作体系化技術
摘要 バレイショと地域特産作物のウコン、ダイズ、ラッカセイを組み合わせた新しい輪間作体系を策定し、環境負荷低減を目指した肥培管理及び病害虫防除技術、省力機械化技術を開発するとともに体系評価を行い産地...
ピーマンPMMV等ナス科野菜、つる割病等ウリ科野菜の病害抵抗性素材の検索及び系統選抜試験
摘要 i)固定系統「ナス安濃2号」は青枯病・半枯病抵抗性で草勢が強く、台木として優れることを明らかにし、品種登録候補とした。ii)青枯病強度抵抗性の「トマト安濃8号、同9号」、青枯病抵抗性の「ナス安濃...
暖地畑作物体系における環境負荷のLCA評価と環境負荷低減方向の解明
摘要 カンショ、ダイコンに加え、トウモロコシ、イタリアンライグラスについてインベントリー分析を行い、それらの生産による温室効果ガスの排出量(CO2換算:kg/10a)を明らかにした。ダイコン(298kg)、イタ...
摘要 抵抗性品種を含む11種類のニホンナシ、チュウゴクナシ品種に対するナシ黒星病菌3レースの病原性を検定した。その結果、真性抵抗性である「紅梨」、「蜜梨」は3レースすべてに抵抗性を示した。感受性品種の...
摘要 マイクロサテライト領域における対立遺伝子数や、遺伝子頻度をチャノキイロアザミウマとワタアブラムシの各地の個体群で調べ、これが個体群の遺伝的構造を解析する手法として有効なことを示した。またワタア...
ハクサイ根こぶ病抵抗性の遺伝解析並びにネギさび病抵抗性素材及びレタスビッグベイン病抵抗性素材の開発
摘要 i)採取地の異なる15種類の根こぶ病菌について、判別品種3品種を用いて接種検定を行った結果、3グループに大別できた。根こぶ病抵抗性素材カブにおいては、抵抗性に関与する遺伝子が同一遺伝子によるもの...
摘要 i)レタス根腐病菌の病原性グループ1、2、3は、それぞれレース2、3、1と対応した。サラダナに発生した根腐病菌の病原性を検定し、北海道にはレース1が、静岡県と福岡県にはレース3が分布することを...
ハルザキヤマガラシのコナガ抵抗性機構の解明及び昆虫の変態抑制に関与する遺伝子の探索と機能解明
摘要 i)ハルザキヤマガラシの葉に含まれる第二のコナガ摂食阻害活性成分として、天然新規のサポニンであるオレアノール酸セロビオシドを単離した。類縁するサポニンについてコナガ摂食阻害活性を調べたところ、...
青枯病、疫病等ナス科土壌病害抵抗性機作の解明と太陽熱土壌消毒技術等の検討
摘要 i)ピーマン疫病抵抗性品種では感染初期からジャスモン酸やサリチル酸が蓄積した。3遺伝子がピーマン疫病抵抗性に関与する可能性を見出した。ii)トマト青枯病菌8菌株について病原性発現を制御する情報伝...
摘要 i)全国における草地飼料畑への家畜ふん尿の投入量と飼料作物の収穫量から、草地飼料畑における微量重金属の収支を計算したところ、銅、亜鉛、カドミウム、鉛は蓄積傾向にあることがわかった。また、堆肥中...
摘要 壁面冷却式冷蔵庫の冷熱発生にペルチェユニットを利用する電子冷却式低温高湿度冷蔵庫を開発した。また、クリの低温高湿度貯蔵による殺虫について検討し、クリシギゾウムシの殺虫に加えて糖含量の2-3倍増...
摘要 29道府県から畜種別にふん尿処理物、それを施用した草地飼料畑の作物及び土壌を収集し、亜鉛、銅、鉛、カドミウムの濃度を測定した。ふん尿処理物では豚、鶏の亜鉛、銅濃度が高く、鉛、カドミウムはいずれも...
甘しょの養分要求性に基づく環境負荷低減型カリウム施肥法の開発
摘要 低養分下に適応した作物とみなされる甘しょ栽培において、前作残存養分による生産性への影響が問題となる。でんぷん生産を主とした品種に比べて養分要求特性の異なる加工用(色素用)品種「ジェイレッド」を...
ブドウ灰色かび病菌に対する拮抗菌の選抜及び白紋羽病菌に対するバチルス菌の効率的施用条件の解明
摘要 i)ブドウ果実等から細菌519菌株を分離し、対峙培養法で灰色かび病菌に強い拮抗性を示す細菌5株を選抜した。ブドウ品種「ネオ・マスカット」の切葉を用いた試験で、本拮抗菌5菌株は、灰色かび病菌の病斑形...
摘要 「幸水」及び「マメナシ12」に対する病原性を異にするナシ黒星病菌3レースについて、胞子形成の優れた菌株を選抜して、in vitroにおける安定的に分生胞子形成法を確立した。この成果を利用することで、本菌...
ハクサイ根こぶ病抵抗性の遺伝解析並びにネギさび病抵抗性素材及びレタスビッグベイン病抵抗性素材の開発
摘要 i)ハクサイ根こぶ病抵抗性半数体倍加系統と罹病性半数体倍加系統のF2分離集団94個体を用いてRAPD及びSSR分析を行い11連鎖群の遺伝地図を作製し、根こぶ病抵抗性検定結果から2つの抵抗性QTLを確認した。今後...