条件不利地域の農業生産強化のための多様な農作物の育成と利用技術の開発
摘要 サトウキビでは、株出し多収品種の育成向け選抜を進めたほか、国内野生種「西表8」由来の黒穂病抵抗性に関するDNA マーカーを開発した。テンサイでは、直播栽培での生産力を評価し、収量が6t/10a を超える3...
摘要 バレイショソイルコンディショニング栽培体系に関しては、 a) ジベレリンによる小粒化効果は品種や処理法によって差がみられ、「はるか」に対する効果はこれまで確認した4品種以上に明白であった。「きたひ...
摘要 耐湿性トウモロコシに関しては、 a) 不定根形成能QTLを導入した親系統「Na110」を用いた2つのF1系統は、乾物収量の減収率による耐湿性評価では1割程度、乾物収量の標準品種比による耐湿性評価では3割程度、...
寒地畑輪作における根圏の生物機能を活用したリン酸等養分の有効利用技術の開発
摘要 土着菌根菌(AM菌)等の利用によるリン酸減肥技術に関しては、a) 地方独立行政法人北海道立総合研究機構と共同で前作効果を活用したダイズ栽培でのリン酸減肥の実証試験を実施した。その結果を総合的に解析...
摘要 目的:花きの高品質・多収・安定生産技術を開発する。花きの省力・低コスト生産技術を開発する。地域農業及び高冷地に適合する花き作型・作付け体系を確立する。新規導入花きの特性解明による栽培技術を開発...
セルロース系バイオマス資源作物の作出と低コスト生産技術の開発
摘要 バイオ燃料変換技術に対応したセルロース系バイオマス資源作物の選抜や改良に関して、エリアンサス及びススキ類の改良では、a)西南暖地では結実しない機械収穫適性に優れた超多収性のエリアンサス晩生系統「...
k.地域条件を活かした高生産性水田・畑輪作のキーテクノロジーの開発と現地実証に基づく輪作体系の確立
摘要 地域の条件を活かした高生産性水田輪作体系を確立するため、最適耕起・播種技術を基軸とする効率的な施肥・除草・防除技術について、 北海道地域では、1)寒地水田転換畑のダイズ不耕起栽培の生産を安定化...
寒地向けアミロースライブラリー系統の構築および低アミロース選抜DNAマーカーの開発
摘要 「北海300号(ゆきがすみ)」に遺伝背景を揃えたアミロースライブラリーの構築に向けて、候補系統を生産力検定試験に供試し、その他の農業形質にも優れる候補系統群を選抜した。アミロース含有率の登熟温度...
摘要 (1)試作機を開発した後、試験地及び現地で改良を続けた。作製された鉄コーティング種子の発芽率及び長期保存性を確認した。その結果、作業員3名で500kgの種子を3日間で鉄コーティング種子に仕上げ、1年以...
摘要 (1)寒地、寒冷地、温暖地(笠岡市)での現地試験データのうち、温暖地の「東北96号」は標準比27%多収であった。耕作放棄地へのナタネ播種までの管理手法を明らかにし、ソバ後ナタネ播種省略栽培の苗立ち...
k.地域条件を活かした高生産性水田・畑輪作のキーテクノロジーの開発と現地実証に基づく輪作体系の確立
摘要 地域の条件を活かした高生産性水田輪作体系を確立するため、 最適耕起・播種技術を基軸とする効率的な施肥・除草・防除技術について、 北海道地域では、1)混合貯留乾燥装置を断熱材で被覆することにより...
マルチシーディング技術等開発新技術の経営的評価と水田作作業受託組織の法人化方策の解明
摘要 i)乾直水稲、小麦、大豆の輪作に汎用ロータリシーダを導入した場合、道央水田地帯で6haの規模拡大及び155万円の所得増加効果を明らかにした。ii)牧草収量・栄養価を泌乳量に連動させ、集約放牧における昼夜...
摘要 新しい土壌管理機械を導入したほ場管理システムを実用化して転換畑の排水性改善を図り、転換畑作物の生産性を向上させることを目的に試験処理を行った。試験方法として、(ア)作土の砕土法処理(チゼル耕、ダ...
摘要 i)主要水田地域でアンケート調査を行い、作業受託組織を、収穫・乾燥調製組織とヘリ防除組織に区分して、組織設立目的、構成員数等の相違と役割の関係について明らかにした。また、土地利用型経営の企業的...
摘要 i)1m2当たり約2万円でできる低温下の発酵促進を考慮した簡易堆肥舎を試作し、冬期間でも10~20℃の内外気温差が確保可能で材料水分が80%であっても良好な堆肥が製造できることを解明した。ii) 堆肥列成形がで...
摘要 i)水稲立地が大きく変動する南空知地域では、大規模経営及び後継者層を中心とする収穫・乾燥調製施設利用組織を核とした水田作作業受委託体制の確立と、連携による作業の効率化・低コスト化を可能とする集落...
摘要 転換初期の湿害が問題となる例が多い水田において、改良型心土破砕機やチゼル耕などの新しい管理機械を導入したほ場管理システムを実用化して圃場排水性の改善を図り、転換畑作物の生産性を向上させることを...
フォレージマットメーカの開発による牧草収穫システムの開発(216)
摘要 初期のつまり等のトラブルの多かったファレージマットメーカの搬送部や摩砕・圧縮部を改良し、新たに試作した空気タイヤを用いたフォレージマットメーカは、簡単な機構でつまり等のトラブルもなく、作業速度...
摘要 作土の直下に重力水を受けて暗渠に導く幅広い帯状の導水部を構築すれば、圃場の地下排水組織が線から帯へ抜本的に拡張される。以上の考えから導水部の構築技術について研究した。この導水部は、次の3性質を...
水稲の1,3-β-グルカナーゼ遺伝子の構造解析とストレス耐性強化法の開発(222)
摘要 1,3ベータグルカナーゼ遺伝子は多重遺伝子族であり、イネにおいても複数の遺伝子が存在することが予測される。10年度に単離したGLN1及び2の全長cDNAを単離したが、11年度は新たにGLN3の...