食品タンパク質資源の高度利用のための特性の評価及び改善(114)
摘要 伝統的な食品加工では、加工条件の設定は技術者の経験に依存するところが多く、それが最適な条件であるかの確認が困難なことが多い。本研究では、大豆タンパク質の乳化性等の加工条件を簡便に最適化するため...
東南アジア発酵食品の栄養・機能特性に関わる各種微生物作用の解明(111)
摘要 テンペ製造工程で発生する廃棄物を培地として,糖転移活性を有するβ-ガラクトシダーゼ生産菌(糸状菌)をスクリーニングし,Aspergillus nigerの一株を選抜した。本菌の生産する酵素を用い,フェノール化合...
摘要 東南アジア及び日本の大豆発酵食品についてマウス胎児由来脂肪前駆細胞3T3-L1の脂肪細胞への分化を抑制する活性を測定した。タイのタウジャオ、腐乳、トアナウ、日本の味噌、醤油などに脂肪細胞分化抑制効果...
摘要 コメの安価な貯蔵技術を開発するために、古米化程度の正確で簡便な測定法の開発をめざす。11年度は、10年度に引き続いて各種の脂質測定法を検討した結果、蛍光試薬ADAMを用いた遊離脂肪酸個別の定量...
和食素材中に含まれるアントシアニンの体内吸収による生活習慣病予防効果の解明
摘要 日本型食生活のベースになっている米、大豆、イモ類、野菜等の和食素材は、近年増えてきた生活習慣病に対して予防効果をもつ素材として期待されている。これら和食素材の中にはアントシアニンを含むものが数...
摘要 リポキシゲナーゼ完全欠失特性を導入した有色大豆である、茶大豆「秋田在来」と黄リポ欠大豆「エルスター」との雑種F4種子(九交871)および黒大豆「九系186」と黄リポ欠大豆「エルスター」との交配雑種(...
摘要 甘しょ65品種・系統の塊根から抽出されたβーアミラーゼの熱耐性(62℃、10分間)を測定し、熱耐性の品種間差及び大豆より高い熱耐性を示す品種・系統は存在しないことを示した。Q90105-14の粉末から調...
摘要 人口増加に見合った食料資源の増産が困難となりつつある現状から、未利用資源の有効利用を含めた資源の高度利用が重要な課題となっている。大豆等のタンパク質資源は、ゲル化性、乳化性等の様々な特性を持ち...
大豆を主原料とする蛋白質系食料素材化技術の開発および米を主原料とする食品素材の加工技術の開発
摘要 中国の主要な植物性供給源である大豆や米の利用促進を図るため、複合素材としての有効活用を目的とした次のような研究を実施した。大豆利用食品の一例として、豆乳を配合したアイスクリームを試作し、嗜好評...
摘要 豆腐とビーフンの製造工程の標準化に関する研究を行った。一般に充填豆腐は沸騰直前の温度(約95℃)にて5分程度加熱した豆乳を一度冷却し、凝固剤(たとえばGDL)を添加した後、再び加熱して作られる。豆乳...
インドネシアにおける地域農産物の品質評価および有効利用(111)
摘要 インドネシアでは,大豆からつくられる様々な伝統的加工食品が日常的な食素材として利活用され,重要な栄養源,調味料となっている。11年度はインドネシア産大豆の百粒重,タンパク質含量,脂質含量等を調...
摘要 タイ醤油、腐乳、トアナウ、日本の味噌、醤油などに脂肪細胞分化抑制効果が見られること、及び、日本のみそに含まれる分化抑制因子が(1R,3S)-1-methyl-1,2,3,4-tetrahydro-β-carboline-3-carboxylic acid (...
摘要 種皮80%エタノール抽出液のリノール酸自動酸化抑制能は、種皮色が赤褐、緑、黄色の大豆よりも、種皮色が黒の大豆で強かった。一方、子葉部では種皮色の違いと関係なくほぼ同程度であった。また大豆煮汁の...
大豆の過酸化脂質含量に対する流通・貯蔵条件の解明と制御技術の開発(278)
摘要 リポキシゲナーゼ完全欠失大豆であっても、過度な処置(大豆粉に紫外線照射や太陽光暴露、大豆油に長時間高温加熱等)が施されると、脂質過酸化度の上昇、ビタミンE含量の低下等が起こるが、4℃貯蔵ではそ...
摘要 インドネシア国内において生産される発酵食品の安全性の向上のため、その生産に用いられる菌のアフラトキシン産生能、その原材料のアフラトキシン汚染について検討した。無塩の大豆発酵食品として同国で広く...
摘要 10年度は研究環境を整備すると同時に、豆腐とビーフンの製造工程の標準化に関する研究に着手した。中国の伝統的食材の一つであるシート状豆腐に関して、豆乳の加熱条件・凝固条件を物理的・化学的な測定に...
インドネシアにおける地域農産物の品質評価および有効利用(134)
摘要 インドネシアでは、豆腐、発酵大豆テンペ、醤油様調味液ケチャップなど、大豆からつくられる様々な伝統的加工食品が、現地住民の日常的な食素材として利活用され、重要な栄養源となっている。10年度は大豆...
摘要 ナンプラー、豆腐よう、トアナウ、タウジョ、味噌、醤油などのアジア大豆発酵食品を収集し、マウス3T3-L1前駆脂肪細胞分化抑制効果について測定を行った。これまでの研究から、広く大豆発酵食品に含ま...
摘要 10年度はこれまでに開発した凍結防御剤を超低温保存が難しいタバコ及びダイズ懸濁培養細胞に適用した。タバコ懸濁培養細胞では、CSP1による緩速予備凍結法を用い、前培養なしで培養6日目の細胞を用い...
摘要 近年の消費者は健康志向にあり、生活習慣病予防効果が期待できる農産物・食品に対して強い関心を寄せている。大豆もその一つであるが、嗜好性の面でやや劣るという問題がある。この点で、嗜好性・栄養性・機...