摘要 大豆の育種現場に適用できる簡易な豆腐加工適性評価基準を確立することを目的とし、材料調製から豆乳抽出に至る工程の安定的加工方法及び評価手法について検討した。同一品種でも5年度産大豆は6年度産に比...
摘要 子実の成熟過程における生理的変化は、作物の成分特性に重要な影響を与える。これまでに、大豆種子登熟後期におけるカロテノイド成分の消長、品種・系統によるβ-カロテン等の成分の残存性の違い、種子登熟...
摘要 ホスファチジルコリン(大豆性)から調製したリポソーム及び馬鈴薯から調製したミクロソームにガンマ線を照射し、膜特性の変化を調べた。リポソームでは照射によって脂質部分の流動性の低下が起こるのに対し...
摘要 野菜を収穫する際、食味成分量を最大に保つことは、高品質な野菜を流通させる一つの手段となる。エダマメの場合、グルタミン酸、ショ糖含量を最大とする生理的要件を求めるためには、収穫直後の遊離アミノ酸...
種子組織の炭水化物、窒素化合物代謝に及ぼす低温処理の影響(145)
摘要 一旦低温下に置かれた種子・果実を常温に戻すと、炭水化物、窒素化合物代謝が乱れ、結果として食味成分であるショ糖、グルタミン酸が低下する。この原因を生理生化学的に明確にすることが必要である。食味成...
摘要 ジーンバンク事業で長期貯蔵しているだいず遺伝資源のうち、配布用種子量が少ないものについて再増殖を行った。再増殖に供試した遺伝資源は100品種で、圃場栽培により採種を行った。このうち採種量が1,...
摘要 ダイズ、サンヘンプ、キマメを10日間水耕栽培し、ポリエチレングリコール水溶液(-0.63MPa)にて水ストレスを加え、5日後に反応を種間で比較した。地上部乾物重の減少程度はキマメがやや少なく、...
植物地下部の形態と機能の解明による耐旱性評価法に関する研究(96)
摘要 3種のマメ科植物の、土壌の乾燥に伴う根の形態変化を調べた。キマメは-0.04MPaまで土壌が乾燥しても根部生育が影響を受けず、耐旱性が最も強いと判断された。土壌の乾燥に伴い、ダイズは根が細くな...
高水分大豆のしわ粒発生機構の解明による品質保持技術の開発(88)
摘要 生脱穀された高水分大豆をしわ粒や裂皮粒の発生なしに乾燥する実用的な技術は、未だ確立されていない。そこで、乾燥に起因するしわ粒、裂皮粒の発生機構を解明し、新たな乾燥技術を開発する。送風温湿度条件...
インドネシアにおける大豆および大豆加工食品の流通利用に関する調査研究
摘要 インドネシアの大豆加工産業では、国産と輸入の大豆が競合している。国産大豆の問題点は、価格が高い、粒が小さい、水分含量が高く貯蔵中に変質しやすい、などであった。伝統的な大豆加工品の内、テンペは輸...
暖地農産物中の有用成分を保持させた高付加価値加工食品の開発(197)
摘要 現状の枠を超えた大豆の需要拡大を図るために、大豆素材と他の食品素材との併用による新規大豆加工食品の製造法について検討した。リポキシゲナーゼ完全欠失大豆(九州111号)を利用すると、従来大豆利用...
大豆の過酸化脂質含量に対する流通・貯蔵条件の解明と制御技術の開発(198)
摘要 良質大豆素材を供給するための貯蔵・流通技術を開発するために、大豆粉の過酸化脂質生成に及ぼす紫外線の影響を調べた。大豆粉に紫外線A、紫外線Bあるいは太陽光を照射すると、大豆粉中の過酸化脂質量は増...
摘要 九州の露地野菜特産物である「たかな」について、機械化による収穫作業の軽減化を図るため、栽培・作業および利用の実態調査を行った。その結果、経営面積は10~50a程度であり、耕耘・整地及び防除作業...
摘要 大豆品質の中で豆腐加工適性は重要な特性であるため、新品種育成の際にはその評価が必須になっている。しかし豆腐加工方法及び加工した豆腐の評価方法は試験場所で必ずしも一致しておらず、統一した普遍的な...
摘要 放射線による生体膜の脂質の流動性の変化を、蛍光プローブ、ジフェニルヘキサトリエン(DPH)の偏光解消度の測定によって検討した。モデル系として、大豆レシチンよりなるリポソームを形成してガンマ線照...
摘要 野菜を収穫する際に食味成分量を最大に保つことは、高品質な野菜を流通させる1つの手段となる。エダマメの場合、グルタミン酸、ショ糖含量を最大とする生理的要件を求めるためには、収穫直後の遊離アミノ酸...
種子組織の炭水化物、窒素化合物代謝に及ぼす低温処理の影響(153)
摘要 低温下に置かれていた種子(果実)を常温に戻すと、炭水化物、窒素化合物代謝に影響が出て、食味成分ショ糖、グルタミン酸が低下する。この原因を生理生化学的に解明するためには適切な種子材料が必要不可欠...
リポキシゲナーゼ欠失大豆の栄養価値を保持させた機能性食品の開発
摘要 日本人の総コレステロール値はますます増加傾向にあり、動物性食品の摂取を少なくするなどの改善が呼びかけられている。この点で植物性食品である大豆は好適な食品素材となる。また、現状の枠を超えた大豆の...
摘要 種子(果実部位)成分を改変し、新規な用途の可能性を探るため、糖質、アミノ酸、ペプチドの蓄積メカニズムを登熟種子で解明する。過去4年間にわたり、ダイズ在来種等を約40種栽培した。本年度は、登熟中...
高水分大豆のしわ粒発生機構の解明による品質保持技術の開発(94)
摘要 エンレイ、タチナガハ等の5品種について、送風温湿度条件別に乾燥に起因するしわ粒・裂皮粒の発生率を10%以内に抑制するための限界初期水分を明らかにした。一例をあげれば、しわ粒・裂皮粒の発生率を1...