Pectobacterium wasabiaeによるタマネギ軟腐病及びキャベツ軟腐病の国内初発生
要約 2019年に北海道空知地方のキャベツ生産ほ場及びタマネギ生産ほ場で発生した軟腐病の病原細菌は、Pectobacterium wasabiaeである。本細菌がキャベツやタマネギに軟腐病を引き起こすことは国内初知見である。 ...
要約 正常プリオン蛋白質と共局在する分子として、微小管調節蛋白質SCG10を新規に同定した。プリオン感染細胞を用いた解析では、SCG10は異常プリオン蛋白質生成に関与しなかったが、プリオン感染マウス脳を用いた...
要約 西洋わさびペルオキシダーゼを結合した小麦胚芽凝集素とジアミノベンジジンを利用するDAB染色法により植物根中の菌根菌を選択的かつ高コントラストで染色できる。従来のトリパンブルー染色に比べて安全で組...
要約 これまでアブラナ科野菜の害虫であるミドリサルゾウムシと混同されてきたワサビの害虫について分類学的研究を行った結果、未知の種であることが判明したため、新種ワサビルリイロサルゾウムシCeutorhync...
要約 ワサビの畑栽培におけるセル成型育苗法は、秋播きの場合128穴セルトレイを使用し、市販の葉菜類用育苗培地に緩効性肥料を1L当たり2.5~5.0g混入した培地を用い、約70日間育苗する。本育苗法は慣行育苗に...
要約 県内のワサビ産地で問題になっている俗に「頭とび症」と呼ばれる障害の原因がイチゴセンチュウであることが判明した。この線虫はワサビの主根と分根に寄生しており、分根を苗として使用することで発症する。...
要約 ワサビ田における用水の温度は、周年、ワサビの生育適温に近接している。保温力の高い長繊維不織布を用いたべたがけは、被覆下の気温を水温に近づけ、より生育適温に近づける効果がある。このため、べたがけ...
要約 従来の畳石式ワサビ田のような特殊な造成技術を必要とせず、設置場所を選ばない隔離ベッド構造のワサビ新栽培システムを開発した。この装置を用いて用水の10~20%が作土層に浸透するようにバルブで調節する...
要約 prxC2(西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼ遺伝子)あるいはRCC2(イネ由来キチナーゼ遺伝子)をアグロバクテリウム法でイチゴ「アスカルビー」へ導入した個体を、イチゴ萎黄病菌汚染土壌で検定することによっ...
中山間地積雪地帯における耐雪型パイプハウスの周年利用体系と経営評価
要約 中山間地積雪地帯において、耐雪型パイプハウスを利用して、基幹品目の夏秋トマト及び夏どりメロンと補完品目のホウレンソウなどを組み合わせた周年輪作体系を組み立てることにより、冬期余剰労力の有効利用...
要約 日射しが強まる5~8月において、ワサビ主根茎の発達に適する遮光率は50%程度で、このような条件下の日平均日射量は 5.1~ 6.4MJ/m2となる。遮光率が30%前後では腋芽の生育が旺盛となり、70%前後では株全体の...
要約 西洋ワサビ由来のペルオキシダーゼ遺伝子を導入したナス属植物の葉を鱗翅目害虫(オオタバコガ、ハスモンヨトウ)に摂食させた結果、耐虫性を示す形質転換「ヒラナス」を確認した。 背景・ねらい 植物は害...
要約 被覆植物40種から他感作用の強い植物を検索した結果,クレオメ(Cleome spinosa ) から最も植物生育阻害活性が強い物質が放出され,その主成分はメチルイソチオシアネートであった。この物質のEC100(100%生...
要約 わさびから、逆転写PCR法により抗菌性タンパク質遺伝子を単離した。この遺伝子を、モデル植物のたばこに導入して、灰色がび病抵抗性を確認した。 背景・ねらい 遺伝子組換えにより植物に耐病性などの優良形...
要約 「島根3号」の実生繁殖後代から「徳育1号」(仮称)を選抜、育成した。本品種は「島根3号」と比較して、根茎が大きく、すり下ろした時の辛みは同程度で、墨入病に比較的強い。 背景・ねらい 山口県内で...
要約 昆虫ホルモンのエクジステロイドの定量を簡便、かつ、迅速に行うため酵素免疫測定法の開発をした。エクダイソンと西洋ワサビペルオキシダーゼとの複合体をトレーサーとして、標準品に対する検量線から0.1~1...
要約 ナス属植物(千両二号、ヒラナス、カレヘン)の胚軸へアグロバクテリウムを感染させ、西洋ワサビのペルオキシダーゼ遺伝子を導入して、ペルオキシダーゼ活性の高い形質転換体を得た。 背景・ねらい 植物は...
高圧とワサビ成分アリルイソチオシアネート添加の併用による微生物制御
要約 ワサビに含まれる抗菌成分アリルイソチオシアネート(AIT)の添加と高圧処理を組み合わせた微生物制御法を開発した。これにより、低い圧力、少ないAIT添加量で、殺菌・静菌効果を得ることが可能となった。キュ...
要約 ヤマノイモを剥皮、すりおろした後にビタミンC(0.2%)、調味液、AIT(アリルイソチオシアネ-ト:0.01ml/100g)を添加し、高圧処理(400MPa叉は700MPa、20℃、10分)により、生菌数を著しく減少させた保存性...
要約 グリセリンとショ糖による前培養と前処理により、ワサビ茎頂を包埋した人工種子に乾燥耐性が付与でき、-80℃のディープフリーザー中で2か月間の保存が可能であり、輸送の冷却にドライアイスが使用できる。 ...