カンキツのリモニンの苦味をなくするグルコース転移酵素遺伝子の単離
要約 カンキツのリモニンの苦味消失に関与するリモニン:UDP-グルコース転移酵素遺伝子cDNA クローンを、成熟期の「宮川早生」から単離した。この遺伝子を利用することで、カンキツのリモノイドグルコシド含量を...
要約 ブドウの倍数性は、フローサイトメーターで相対DNA 量を測定することによって簡易に判定できる。 背景・ねらい
大粒ブドウの新品種育成に対する要望は非常に大きいが、交雑親の主流となる四倍体品種は巨...
タイ国でのカンキツトリステザウイルス (CTV)弱毒系統の収集
要約 タイ国ではカンキツトリステザウイルス( CTV)の検定植物であるライムが経済栽培され、自然の高温により弱毒化されていると推測されたので、各地のカンキツ園のライムの新葉の病徴がvein clearing 及び軽微...
要約 カンキツ新品種「はるみ」は無加温ハウス栽培により、低温による果皮障害が回避されて、食味・外観とも優れた高品質果実生産が可能であり、施設栽培に適した有望品種の一つと考えられる。 背景・ねらい 「...
イチジクのクワカミキリの加害様相とペルメトリン・エアゾ−ル剤による防除
要約 イチジクのクワカミキリは結果枝に産卵し、結果枝から主枝部へ食入孔を造りながら移動する。9月下旬に、ペルメトリン・エアゾール剤を幼虫生息部の食入孔へ噴射注入は、高い防除効果が得られ、処理時間も短...
急傾斜かんきつ園におけるレインガンを用いた防除及び灌水技術 愛媛果試
要約 トラックにレインガンを搭載すると、2m幅の園内道を効率的に利用でき、急傾斜地園の防除の省力化や品種区画毎の灌水が可能である。愛媛県立果樹試験場南予分場 背景・ねらい 傾斜16度以上の急傾斜かんきつ...
炭酸ガス施用によるカンキツ「不知火」(「デコポン」)の樹勢強化と品質向上
要約 施設栽培のカンキツ「不知火」(「デコポン」)は、春季の炭酸ガス施用(1,250~2,000ppm)により新梢・新葉の生育が促進され、樹勢が強化される。同時に、着果率が高まる。また、春季に加え秋季にも炭酸ガ...
要約 夏秋季のエチクロゼート3回散布、冬季のジベレリン生合成阻害剤2回散布は、ともにウンシュウミカン及びポンカンの花芽形成を促進し、翌春の着花数を増加する。エチクロゼートとジベレリン生合成阻害剤の重...
要約 〔要約〕3列植え密植園(2×3m植え)に対し,中1列の樹を縮伐すると1年目は減収するものの,2年目はかえって増収する。間伐した場合も同様で,1年目の減収は3割と大きいが,2年目には樹冠拡大が優...
要約 〔要約〕傾斜地みかん園に対し,夏季から収穫期まで樹冠下のみに多孔質シートをマルチすることにより,土壌温度の上昇を抑制し,潅水後の土壌水分の維持が図られ,ひいては光合成能の増加となり,収量を低下...
要約 代表的なカンキツ10品種についてRLGS解析を行い,枝変りや珠心胚実生の過程で変異したと思われる品種間差を示すスポットを見出した。また,体細胞変異の発生メカニズムを解明する糸口になると考えられる,品...
要約 ニチニチソウのカンキツグリーニング病罹病葉中肋の篩部組織から得た病原菌の部分純化標品を家兎に5回注射して抗血清を得た。これに、病徴発現したカンキツ葉からおよそ同様に調製した試料 (中肋重量の40倍...
要約 温州萎縮ウイルスの全ゲノムの塩基配列を決定し、遺伝子構造を解明した。遺伝子構造はコモウイルス属やネポウイルス属と共通する部分もあったが、5'末端の類似タンパク質や3'末端側の非翻訳領域などの構造が...
カンキツトリステザウイルス抵抗性育種素材として有望な「サンキツ」
要約 サンキツはカンキツトリステザウイルス(CTV)に感染するが、ウイルスの増殖程度が低く、また、強毒ウイルスによっても生育阻害がみられないので、CTV抵抗性育種素材として有望である。 背景・ねらい ...
傾斜地カンキツ作における園内作業道・小型機械導入の経営経済的効果
要約 平均傾斜度25度のカンキツ園地における園内作業道・小型機械の導入は、慣行体系に比較し46.7時間/10a、35%の省力化を可能にする。また、機械償却費、園内作業道償却費、燃料費などが増加するが、大幅な省...
カンキツ「不知火」の幼果に発生する果頂部の炭疸病菌による褐変・腐敗
要約 生理落果以降の「不知火」幼果に発生する果頂部の褐変・腐敗さらに落果する症状の原因は炭疸病菌 Colletotrichum gloeosporioides寄生によることが明らかとなった。 背景・ねらい
カンキツ「不知火」...
要約 〔要約〕青島温州の台木として,トロイヤシトレンジは品質並びに収量の面から優れている。トロイヤシトレンジと比べてUSDA,クライダー,ポメロイ台ではより高収量となるが,果汁の糖度は低下する。大葉...
要約 カンキツ潮風被害樹における改植基準は、被災直後の落葉率で90%以上である。被災直後の摘果は、樹体の早期回復に有効である。 背景・ねらい 潮風による被害の程度が著しく、回復が望めない樹では改植を...
要約 ミカンキイロアザミウマは園内外の雑草・樹木で世代を経過し、夏季のエノコログサ、メヒシバから移動した個体が着色期のカキ果実に被害を与えていると推定される。防除薬剤としてアセタミプリド水溶剤2000倍...
要約 カンキツに発生するワタアブラムシはナズナ等の雑草で越冬し、春季にカンキツを寄主選好する。夏季にカンキツに寄生せず、エノキグサ等の雑草に寄生する。本種はカンキツと雑草上の間を主に寄主転換しながら...