要約 キク「プリンセスかがわ」は、組織培養植物体に軟X線照射し突然変異を誘発して育成した品種である。原品種「ピンクセイコー」の花色(紫ピンク単色)が赤紫単色に変異した色変わり品種である。 キーワード ...
キク・cabプロモーターの利用によるキク形質転換体での遺伝子発現
要約 キク属野生種から単離したクロロフィルa/b結合タンパク質遺伝子のプロモーターが、キク形質転換体において導入遺伝子を安定的に発現させる。 キーワード キク、形質転換、プロモーター、外来遺伝子発現 背景...
要約 タバコ・アルコールデヒドロゲナーゼ遺伝子のプロモーター領域214bpのDNA断片(ADH200)を35Sプロモーターに連結すると、キク形質転換体における導入遺伝子の発現が安定化すると同時に根において高い発現を...
要約 不定芽形成能の高いスプレーギク系統を用いることで、遺伝子導入率は15.0%に向上する。 キーワード スプレーギク、遺伝子導入、導入効率 背景・ねらい キクでは遺伝子導入効率があまり高くなく、実用品種を...
キク白さび病に対するアシベンゾラルSメチル剤の抵抗性誘導効果
要約 アシベンゾラルSメチル剤は病斑の上位伸展を明らかに抑制し、キク白さび病に対する抵抗性を誘導する。本剤を白さび病防除薬剤と組み合わせて使用することにより、防除効果の増進が期待できる。 背景・ねらい...
要約 1998年以降、奄美群島のハウス栽培宿根アスターに発生したうどんこ病の病原菌はErysiphe cichoracearum型のOidium sp.で、防除薬剤としてはBDEDC乳剤、イミノクタジン酢酸塩・ポリオキシ...
イオンビームを照射したキクの葉肉プロトプラストからの植物体の再生
要約 キクの葉肉プロトプラストに対するHe及びCイオンビームの半数致死線量はそれぞれ4.9Gy、3.3Gy付近であり、照射処理した品種「秀芳の力」からカルスを経由して植物体が再生できた。福岡県農業総合試験場・生...
ビトリフィケイション法を用いたキク等の植物の培養茎頂の液体窒素保存
要約 キク、オウトウ等の培養シュートの茎頂あるいは側芽をビトリフィケイション法で処理することにより、コンパクトで安全な液体窒素保存が可能である。 背景・ねらい 栄養繁殖性遺伝資源は、現在圃場で保存され...
要約 スプレータイプの小ぎく「CM系」4品種は、小ぎくとスプレーギクを交雑して作出した品種であり、従来品種より側枝や孫芽が少ないスプレー咲きの品種である。 背景・ねらい 岩手県の小ぎくは北上市を中心に県...
要約 キク科の根菜ヤーコン‘サラダオトメ’は、北海道等の寒地・寒冷地では安定して多収で、塊根の裂開が少なく外観の品質が優れ、塊根の貯蔵性が優れている。 背景・ねらい
ヤーコンは、多量のフラクトオリゴ...
要約 キク栽培における養液土耕、直接挿し、無側枝性品種栽培技術は、チェックリスト分析から、労働時間の2.9~19.5%の省力化が図れるが、資材費、固定費については技術により増減する。 背景・ねらい
キク...
要約 「岩の白扇」の無摘心栽培では、展開葉数22~23枚以内で消灯することによって、柳芽を防止できる。長崎県総合農林試験場・野菜花き部・花き科 背景・ねらい 無側枝性ギク「岩の白扇」は、摘心栽培では従来品...
要約 秋ギクを防蛾用黄色蛍光灯により終夜照明する場合、ランプは地面に垂直で中央部の高さが地上5mとし、約16mおきに設置することで畝面照度 1~3 lx に調整できる。この照度であれば顕著な開花遅延は生じず、舌...
要約 〔要約〕キク科の根菜ヤーコン‘サラダオトメ’は、北海道等の寒地・寒冷地では安定して多収で、塊根の裂開が少なく外観の品質が優れ、塊根の貯蔵性が優れている。 キーワード ヤーコン、‘サラダオトメ’、品質...
要約 活け水への糖の添加により、菊切り花に放射線照射した際に起こる、しおれ、褐変などの放射線障害を防止することが可能である。
背景・ねらい 臭化メチルくん蒸の代替として、生鮮農...
キク「秀芳の力」の葉肉プロトプラストからの植物体の効率的な再生法
要約 キク「秀芳の力」の葉肉プロトプラストは、NN67培地を用いて7日毎にショ糖濃度を低下させた培地を追加すると分裂が促進される。分裂増殖した細胞塊をMS培地に置床してカルスを形成させ、その後BA2mg/lとGA30...
要約 雨よけ栽培のキクにおいてワタアブラムシの1葉当たり平均個体数は存在葉率によって推定可能である。 背景・ねらい キクは品種や作型が多様であるため、病害虫発生予察調査においては数品種を対象に調査を行...
要約 夏秋ギク型小ギク「夏風」は高温期に遮光することにより切り花品質が向上し、遮光率は40%程度が有効であった。また、秋ギク型小ギクの「秋芳」も高温期に遮光することにより切り花品質が向上し、遮光率は30%...
露地季咲き栽培用の鮮やかな紫桃色中輪系スプレーギク新品種「モモカ」
要約 スプレーギク「モモカ」は、10月下旬咲きで、花弁が紫桃色で、管状花部分が緑色のコントラストのよい中輪系スプレーギクである。白さび病に強く、露地栽培でも二次側蕾の発生が少なく、花房型が乱れにくい。...
露地季咲き栽培用の小輪多花性スプレーギク新品種「レッドポイント」
要約 スプレーギク「レッドポイント」は、10月下旬咲きで白さび病に強く、花色が白地に赤褐色心をした丁字咲きで多花性の小輪系品種である。用途は主に家庭消費向けである。栽培適応地域は平坦から中山間までで、...