メロンの生理障害「うるみ果」の発生を軽減する施肥法と体内栄養条件
要約 メロンの「うるみ果」は、成熟期の日照不足により多発する生理障害であるが、被覆肥料を用いた全量基肥施肥によりその発生が軽減される。被覆肥料の緩やかな肥効特性により果実肥大期の葉柄および果実の糖濃...
要約 草地や圃場に還元された家畜ふん尿からのメタン、亜酸化窒素のガスフラックスを測定した。これらのガスフラックスの実測から、ガス排出量を試算する基礎となる排出係数を算定した。 キーワード 草地、家畜ふ...
フランスの農業・環境問題−農業生産を原因とする硝酸塩汚染の問題から−
要約 農業生産が環境にもたらす外部不経済を調整するための介入について、行政的規制、課徴金・補助金政策が一般的であるが、フランスにおいてはローカルレベルにおける当事者間の協議に基づいた調整が試みられて...
要約 敷ワラ及びバーミューダグラス草生による土壌表面管理により、ミカン・茶等の傾斜樹園地からの肥料と雨水の地表流出量、土壌侵食量をごく低レベルに抑えることができる。 背景・ねらい 四国の急傾斜樹園...
チャの窒素吸収・分配の季節リズムと一番茶新芽窒素の由来の解明
要約 チャの窒素吸収能は春期と秋期に高く、夏期と冬期に低下する。春~秋の吸収窒素は葉に分配され、冬期吸収窒素は根に分配される。夏以前に吸収された窒素の一番茶新芽窒素への寄与率は低く、秋以降徐々に高...
要約 鉱質土壌畑からの亜酸化窒素ガス(N2O)の発生量は、冬作(キャベツ)よりも夏作(スイートコーン)で、また、高土壌水分条件で多く、アンモニア系窒素施肥の方が硝酸系窒素施肥よりも多い。 背景・ね...
要約 セル苗生産において少量の床土(培養土)に寒冷紗を敷き、その上に培養土を詰めたセルトレイを載せる床土増量方式を開発した。この方式は葉菜類の初期生育を増進させることができる。 背景・ねらい 近年...
要約 「ユメコガネ」は、耐冷性が“極強”で、品質・食味が良好な極早生系統であり、青森県において、下北外海・海岸冷涼・山間冷涼地帯を対象に「ハツコガネ」「ハマアサヒ」に代えて奨励品種に採用する。 背景・...
要約 「はまゆたか」は、耐冷性・いもち病抵抗性がともに“極強”で、環境不良地帯に適した早生系統である。「かけはし」は、良質・良食味・多収の早生系統である。両品種は、青森県において、「キタオウ」に代えて...
要約 水稲「山形酒49号」は中生の大粒で心白の多い酒米品種であり、「美山錦」より耐冷性、耐倒伏性が強く、収量・品質が安定している。蒸米吸水率などの醸造特性も良く、酒造好適米として、平成7年に山形県の優...
要約 「ゆめさんさ」を栽培するうえでの指標として、収量構成要素と最高分げつ期茎数、施肥法、刈取り適期、幼穂形成期の栄養診断、生育診断予測について示した。 背景・ねらい 「ゆめさんさ」は中生の良食味品種...
要約 高い酒造加工適性をもつ酒米を得るため、山形酒49号の最適な平方メートル当たり籾数を 27,000粒に設定した。このときの栽培指標は、精玄米重 58kg/a、稈長 85cm、穂数 320本/平方メートル、玄米千粒重 25.8g...
要約 はとむぎ「はとじろう」は「中里在来」に比べ、早生、大粒で、標準播種期で a当たり 40.7kgの収量が得られる。密植及び多肥条件では 8%増収し、百粒重は変わらない。 背景・ねらい 秋田県中部を中心とした仙...
要約 「リュウホウ」の標準播種期の子実重は、ライデンに比べ 6%程度多収である。播種密度は、平方メートル当たり 13.7から 18.3本程度の標準からやや密植がよい。密植に伴う耐倒伏性はライデンより強く、機械化...
要約 小麦「しゅんよう」は耐肥性が強く、融雪時の窒素追肥量を窒素成分でa当たり 0.4kgから 0.6kgへ増施すること及び、減数分裂期追肥を同じく 0.2kg施用することにより増収し、粗蛋白含有率も向上する。 背景...
要約 農業研究センターにおいて、開発された「無代かき作溝直播作業機」をモデルに、山形県の環境に適応できるタイプに作業機を改良し、実用性を認めた。この作業機は、(施肥)・耕起・作溝・播種までの一連の作業...
要約 乳苗の育苗用床土として水田土、山土および人工粒状床土は、育苗箱の底に耐水紙や育苗シートを敷くことによって十分な苗形質とマット強度が得られ、ロックウール培地に比べて移植精度が勝り、資材費は安価と...
要約 公共育成牧場の草地・家畜飼養管理を充実し育成預託牛の確保を図るには、豊富な労働力・人材の確保が必要である。そのためには、年間就業を可能とする周年預託、研修対応、牧場資源の高付加価値化、観光事...
要約 チモシーを基幹とする採草地に対し、草種構成と土壌診断に基づいた施肥改善を行うことにより、マメ科草混生割合が良好で、地下茎型イネ科草の侵入が少ない生産性の高い草地を長期間維持可能であることを実...
施肥時期がキマメーソルガム間作体系の生産性及び窒素利用効率に及ぼす影響
要約 半乾燥熱帯に広く分布する肥沃度の低いアルフィソル土壌において広く実践されているキマメとソルガムの間作体系では、窒素の施肥を一か月程度遅らせることにより、肥料窒素の利用効率を高め、生物的生産効率...