要約 交配指針を作成するにあたっては、同一系統の繁殖雌牛でも、各系統の種雄牛との交配組み合わせの違いで枝肉成績に有意な差があるかを調査し、それぞれの交配組み合わせによる肥育特性を明らかにしておくこと...
黒毛和種子牛の生後早期の増体量と生後8週間の増体量および母牛泌乳量との相関
要約 子牛の生後1、2週間の増体量から8週齢時までの増体量と分娩後4週目の母牛泌乳量を推定することができる。 キーワード 肉用牛、黒毛和種牛、泌乳量、子牛増体量 背景・ねらい 生後8週齢までの発育は、母牛の...
要約 但馬牛去勢牛における30か月齢から34か月齢までの肥育期間の延長は、飼料効率を低下させるが、枝肉脂肪のモノ不飽和脂肪酸割合(MUFA)を増加させ、その影響は皮下及び筋間脂肪に比べて筋内及び腎臓脂肪で大...
要約 黒毛和種長期不受胎牛22頭を放牧飼養したところ、発情徴候やスタンディング発情が全頭で観察され、初回人工授精までの日数は平均34.6日、受胎頭数は21頭(95.5%)、受胎までの日数は平均87.9日となり、放牧...
要約 酒米中ぬかを造粒機を用いてペレット化することにより保存性及び採食性が改善された。調製に要するコストは、1kg当たり46.3円であった。 キーワード ウシ、肉用牛、酒米中ぬか、ペレット 背景・ねらい 高知...
日本固有の食品残さを配合調製した発酵リキッド飼料による豚の肥育
要約 食品製造残さの米飯、豆腐、アン粕を乳酸菌により発酵調製した良質な発酵リキッド飼料を肥育後期の豚に給与すると、通常の配合飼料給与に比べて高い成長と良好な枝肉成績を示す豚肉生産が可能となる。 キー...
要約 定置放牧条件のシバ型草地では、絶滅危惧植物ムラサキセンブリの自生個体群を回復させるのに秋期休牧プログラムの導入が有効である。また、秋期休牧処理によって種多様性の高い草地群落が創り出される。 キ...
携行型電牧を用いた省力的クリープフィーダーによる放牧子牛の発育改善
要約 安価で設置が容易な携行型電牧とマルチポールを利用したクリープフィーダーを用いることにより、放牧子牛は草質が低下する夏期においても、日増体量0.9kg以上の良好な値を示し、生時~離乳時(4か月齢)ま...
要約 長期間放牧飼養した繁殖雌牛の肉には、一般的な肥育牛と比較して、脂肪燃焼機能成分であるカルニチンが著しく多く、運動機能に関わるクレアチンも有意に多い。さらに、共役リノール酸(CLA)やn3不飽和脂肪...
要約 黒毛和種種雄牛検定候補に一次選抜された雄子牛由来の耳真皮組織片から体細胞を分離培養し、1回の継代培養後にドナー細胞として用いた場合、発生した核移植胚からクローン牛が生産できる。 キーワード 体細...
要約 発酵床では厳寒期を除き乾物分解が進み、敷料追加による水分調整と表層部撹拌により 床を維持することが可能である。ふん尿負荷や水分蒸発量を推定し、床の水収支を計算することで 飼育密度や畜舎環境に対応...
要約 長期間放牧飼養した繁殖雌牛の肉には、一般的な肥育牛と比較して、脂肪燃焼機能成分であるカルニチンが著しく多く、運動機能に関わるクレアチンも有意に多い。さらに、共役リノール酸(CLA)やn3不飽和脂肪...
要約 分娩50日後の過剰排卵誘起処理(SOV)において、10個以上の胚を生産した供胚牛について35日間隔のSOVを連続3回実施すると、回収卵数は2回次のみ有意に低下するが、胚の生産性に関する項目では回次間におけ...
要約 稲発酵粗飼料の採食性は良好で、総繊維(OCW)の消化は劣るものの、尿素処理することにより消化性は改善される。また、モミの排せつ割合は肥育牛に比べ低く、消化試験の結果から、稲発酵粗飼料のみの給与...
要約 黒毛和種雄子牛を人工哺乳する際に、段階的に哺乳量を増加させることで、自然哺乳産子(5か月間哺乳)と同等の発育を得ることができる。また、離乳前に哺乳量を減らすことで、養分摂取を液状飼料から固形飼...
要約 黒毛和種雌牛の卵巣を除去し肥育することで、通常と比べ牛同士の闘争や発情行動を抑えることができ、飼養管理の改善が認められる。また増体量や枝肉等級で、改善される傾向がある。 キーワード 肥育、卵巣除...
飼料イネ「スプライス」ホールクロップサイレージの消化性と採食性
要約 黒毛和種繁殖雌牛における糊熟期刈り飼料イネホールクロップサイレージ(WCS)のTDNは約50%で、未消化モミ排泄率は5~12%である。また、自由乾物摂取量及びTDN摂取量は維持要求量を上回るが、粗蛋白質摂取量...
要約 黒毛和種子牛を分娩後直ちに母子を分離し、初乳を粉末初乳のみ給与することにより、子牛の血清中IgG濃度を必要量維持し、その後の発育にも影響を与えない。また、粉末初乳を分娩後1回補助的に給与することに...
要約 干拓地に自生しているヨシは、乾物収量が1445.9kg/10a、サイレージのTDN含量が42.8%であることから有効な飼料資源となる。また、走行部がクローラで自走式・フレール型収穫機による収穫が可能であり、その作...
要約 シコリ発症牛では、肥育前中期に血中ビタミンA(VA)濃度が低く、肥育中期の血中VA濃度低下時の飼料摂取量および血中のアルブミン(ALB)、総タンパク質(TP)、総コレステロール(T-CHO)、Ca、Na、K、Clは低下...