肉用牛への非加熱穀類給与は加熱圧片穀類に比べ飼料効率を低下させる
要約 黒毛和種去勢牛に荒挽大麦および挽割トウモロコシを給与すると、枝肉成績に差はないが、加熱穀類に比べ飼料効率を低下させる。 キーワード 肉用牛、穀類、加工形態、飼料効率 背景・ねらい 4県協定研究によ...
要約 子豚期用飼料にサトウキビ抽出物20%含有資材を1%添加して肥育豚に給与すると、細胞性免疫増強効果が認められる。 キーワード サトウキビ抽出物、肥育豚、抗菌性物質、免疫増強 背景・ねらい 畜産物の安全...
要約 チカラシバの開花は10月初旬に始まり、4週間後には花穂に付く全ての種子が完熟する。放牧牛に付着するチカラシバの種子数は、開花から4週目に最大となり、種子の付着は胸部や腹部で最も多くみられる。 キー...
要約 中山間地域における肉用牛繁殖経営を対象とする、里地放牧技術の診断票である。放牧馴致、家畜衛生と生産、放牧施設整備と安全対策、草地管理、畜産経営の革新、地域農業への貢献の6局面についてチェック...
要約 兼業農家や高齢農家を担い手とする中山間地域では、放牧飼養による肉用牛繁殖経営の展開が、遊休農地の解消、農用地管理の省力化、農業所得の向上、農業労働報酬額の向上に有利である。 キーワード 中山間、...
アルゼンチンチャコ・フォーモサ地域における冬季の農業副産物給与による育成雌肉牛の増体重改善のための推奨給与法
要約 各種農業副産物の経済的推奨給与量と1kgの増体重に要する費用は次のようであった。
綿実:1kg/頭/日、US$0.26~0.33。小麦糠:体重の0.4%、US$0.36。 米糠:0.4%、US$0.52。綿実粕:体重の0.8%、U...
熱帯牧草ブリザンタ(MG5)の肉用繁殖牛における栄養価と採食性
要約 新熱帯牧草ブリザンタ(MG5)は奨励品種(沖縄県)であるローズグラスに比べ粗蛋白質、Oa(高消化性繊維)含量が高く、Ob(低消化性繊維)含量は低く、栄養価はDCP、TDNとも高い。採食性もローズグラスより良好で...
北東北地域における松林を使った日本短角種繁殖牛の冬期屋外飼養
要約 松林を使う冬期屋外飼養下では、日本短角種繁殖牛群は寒冷条件が緩和される林内を中心に滞在する。林内に糞尿の75%が還元され、体重維持に問題なく、北東北地域でも冬期屋外飼養が有効である。 キーワード ...
夏季栽培ヒエと春秋季イタリアンライグラスを利用する水田放牧草地
要約 転作田等の草地化にあたって、耐湿性の強い栽培ヒエとイタリアンライグラスを季節により組み合わせることにより、3月下旬から11月末まで放牧可能な年間乾物生産量約1t/10a、延べ放牧頭数約1,000頭・日/...
小規模移動放牧における放牧期間延長と耕作放棄地の管理面積の拡大
要約 小規模移動放牧において、肉用繁殖牛を春季は牧草地化された耕作放棄地に放牧し、夏季は牧草地化されていない耕作放棄地等に移すことにより、秋季の牧草が備蓄でき、放牧期間を延長できる。また、耕作放棄...
要約 沖縄県宮古島の農家を対象に、作付面積や飼養頭数を入力することで営農による環境影響(地球温暖化、地下水への影響等)を算定することができる。バイオマス利活用の効果の算定、地域の環境保全型農業のあり...
携帯型測定器による血中アンモニア濃度は受卵牛選定項目になりうる
要約 ホルスタイン種および黒毛和種とも受精卵移植時の血中アンモニア濃度が不受胎牛で高く、血中アンモニア濃度が受卵牛選定の1つになりうる。 背景・ねらい 県内の肉用牛及び乳用牛の改良促進を図るためには、...
生体由来ウシ子宮内膜のオキシトシン感受性試験を利用した子宮機能の評価
要約 生体より採取した子宮内膜は培養してオキシトシン感受性試験が可能であり、オキシトシンに対するプロスタグランジンF2α産生能の差異は子宮内膜の生理的機能評価の参考となる。また、子宮内膜の採取が卵巣機...
要約 日本短角種のロース芯面積、バラの厚さ、皮下脂肪の厚さ、日増体量を生産者の希望に応じて改良するための指標として、総合経済育種価を求める式を開発した。さまざまな種畜選抜の機会に各形質に応じた総合経...
地域自給飼料を活用した日本短角種の生産は地球温暖化負荷が低い
要約 地域自給飼料は輸入飼料よりTDN1トンあたりの地球温暖化負荷が低い。日本短角種を用いた肉用牛生産(育成および肥育)において、地域自給飼料に基づく飼養体系は輸入飼料に依存した飼養体系より地球温暖化...
乾物収量が多い飼料用サトウキビ新品種候補系統「KRFo93-1」
要約 「KRFo93-1」は、日本初の飼料用サトウキビ品種候補系統である。初期生育が旺盛で乾物収量が多い。株の再生が優れ、数年間にわたる多数回の収穫が可能である。 キーワード 飼料作物、粗飼料、サトウキビ、乾...
放牧生産子牛の哺育方法の相違が5か月齢時の体構成と消化管発達に与える影響
要約 放牧哺乳子牛への別飼飼料給与は屠体の構成に影響しないが、人工哺乳子牛では成長に伴う変化が小さい。また、別飼飼料を給与した子牛では第一胃の絨毛層が発達するが、絨毛層の発達は低タンパク質の別飼飼料...
飼料イネ(モーれつ種)サイレージの黒毛和種繁殖牛への給与技術
要約 超早期母子分離方式における分娩前後の黒毛和種繁殖牛への飼料イネ(モーれつ種)サイレージ給与にあたっては、濃厚飼料を活用することにより、血液性状、繁殖成績に影響なく利用することができる。 キーワ...
肥育後期の乾燥豆乳粕給与が褐毛和種去勢牛の産肉性に与える影響
要約 褐毛和種去勢牛の肥育後期190日間に乾燥豆乳粕混合飼料を給与することにより、飼料費を低減しつつ、BMSNo、BCSNo、肉の光沢および脂肪の光沢・質の向上が図られる。 キーワード 乾燥豆乳粕、肥育後期、産肉...
要約 牛胚移植の普及は、胚移植に必要な3つの生産要素の確保と体系化が条件となる。牛胚移植は、各生産要素の賦存条件と、その条件に対応して不足する生産要素を確保するための支援・取り組みにより普及が実現さ...