豆腐加工適性評価指標としての大豆タンパク質含量および最大破断応力凝固剤濃度
要約 大豆の種子タンパク質含量は、凝固剤(塩化マグネシウム)濃度を上げた時の豆腐の最大破断応力と高い正の相関を有するが、一般的な凝固剤濃度0.25%で作った豆腐の破断応力との相関は低い。最大破断応力での...
携帯型の非破壊品質評価装置を用いたリンゴ樹上未熟果の糖度測定
要約 近赤外光による携帯型非破壊品質評価装置をリンゴ未熟果に適用するための温度補償型検量式を開発した。本装置により、収穫約50日前からの樹上果の糖度を測定できる。また、樹間、樹冠内の糖度が低い部分や受...
携帯型の非破壊品質評価装置を用いたリンゴ樹上未熟果の糖度測定
要約 近赤外光による携帯型非破壊品質評価装置をリンゴ未熟果に適用するための温度補償型検量式を開発した。本装置により、収穫約 50日 前からの樹上果の糖度を測定できる。また、樹間、樹冠内の糖度が低い部分や...
ホウレンソウの培養液中カリウム濃度変更による抗酸化活性の変化
要約 ホウレンソウの湛液水耕栽培において収穫10日前に低カリウム濃度の培養液に変更すると、抗酸化成分であるアスコルビン酸含量と抗酸化活性は増加する。この時ホウレンソウのアスコルビン酸含量と抗酸化活性に...
要約 収穫後の青果物の物理的損傷を、試料浸漬水の電気伝導率を測定することによって評価する手法を開発した。イチゴの剥皮および振動による損傷の程度と電気伝導率の増加程度はよく一致し、電気伝導率による青果...
要約 加熱したコーンオイル中にクリの果実を短時間浸漬処理する渋皮剥皮法である。本法は従来の剥皮法と比較して短時間の処理で剥皮が促進されるため、クリの渋皮剥皮性育種における剥皮性評価法やクリを原料とす...
要約 新規開発した酒米プログラムを用いたラピッドビスコアナライザーの測定で得た糊化開始温度と従来の消化性試験のブリックス値との間に、-0.80以上の負の相関がある。本方法は、迅速かつ簡便な酒米の醸造適性...
マイクロサテライトマーカーによるニワトリ遺伝資源の遺伝的特性評価
要約 ニワトリ 遺伝資源の遺伝的特性を明らかにするためのマイクロサテライトマーカーを開発した。同マーカーは日本鶏10品種の類縁関係を明らかにでき、ニワトリ遺伝資源の遺伝的特性評価に有効である。 背景・ね...
要約 カンキツ台木実生の主幹に別の台木の樹皮を皮接ぎすると、相対的に樹勢の弱い台木の樹皮を接いだ部分が太くなる。この現象を利用し、カンキツ台木の樹勢調節能を実生の段階で早期評価することが可能である。...
要約 低温感受性の極めて高い豚胚をガラス化保存した後、外科的に胚移植した結果、受胚豚の栄養状態を示すボディコンディションスコアが、最適の3を示す豚において高い受胎率が得られる。 背景・ねらい ガラス化...
要約 水稲群落内でのコナギの乾物重は、移植後約22~63日の平均相対光量子量と有意な相関関係があり、相対光量子量を平均する期間は7日程度(移植後29~35日)まで短縮できる。また、水稲は、コナギの移植64日後...
要約 とうもろこし 雌穂の栄養価は穂軸 TDN含量と雌穂中の子実重割合で評価できる。多数の系統を一次評価する場合には、穂軸TDN含量を45.3%として、子実重割合のみで雌穂の栄養価を概略的に評価することもで...
要約 雨害を受けたパン用小麦のパンの比容積低下は
エンドプロテアーゼによって子実中のグルテンの部分分解が起こり生地が軟化するためである。その際、アミログラフ最高粘度(以下アミロ値)が200...
要約 米の食味を評価する方法として、バルク法を用いた米飯物性測定法を開発した。この方法による粘り値(-A)と硬さ値(A)の比であるバランス度(-A/A)を指標として用いることで、米の食味を官能試験に比べ簡便に精...
要約 小麦種子の胚乳断面色を微小分光色差計で測定することにより、ふすまが混入しない胚乳粉色を評価することができる。また、半粒で測定できるため、初期世代の胚乳粉色による個体選抜が可能である。 背景・ね...
中性リン酸緩衝液抽出法による暖地水田土壌の可給態ケイ酸評価法
要約 水稲の茎葉中ケイ酸含有率と中性リン酸緩衝液によって抽出される土壌中ケイ酸含量の間には高い正の相関関係があるため、中性リン酸緩衝液を用いた抽出法は水田土壌の可給態ケイ酸の評価法として有効である。...
要約 さとうきび品種選抜試験におけるブリックス、蔗汁糖度及び繊維分を同時に分析するために細裂試料を用いた近赤外分光分析計による品質評価法を開発した。九州農業試験場・作物開発部・さとうきび育種研究室 ...
要約 玄米の胚、胚乳、精米およびオオムギ原麦の胚の各1粒から抽出した全DNAのRLGSにより、再現性のある品種特異的な2次元スポット像が得られ、穀粒1粒単位での品種識別が行える。 キーワード 玄米、オオムギ原麦...
小麦容積重の測定方式間差異およびフォーリングナンバーとアミログラム最高粘度の関係
要約 ブラウエル穀粒計による小麦の容積重は、リットル重測定器による値より約25g重い。フォーリングナンバーとアミログラム最高粘度の相関は高くないが、最高粘度が概ね300(低アミロース系統では700)を下回る...
要約 日本産サトウキビ野生種(Saccharum spontaneum)の花粉を、摂氏20度、相対湿度50%程度の室内で風乾後、摂氏-80度で凍結貯蔵すると、3か月後の交配でも雑種を作出することができる。置床前に加湿処理すると...