要約 真菌症の発症しやすい高水温期や、2番仔以降の種苗生産に対応した親ガニの養成も含めた真菌防除対応種苗生産方法を開発し、真菌症を抑えられるようになった。 背景・ねらい ガザミの真菌症は古くから他県で...
山形県沿岸域におけるホンダワラ類垂直分布から見た藻場造成の方向性について
要約 山形県沿岸域(飛島を除く)のガラモ場は2m以浅で複数種が混生、2m以深ではヨレモク・ジョロモクが優占し、水深4~5mを境に被度・現存量が大きく減少する傾向にあった。藻場の限定要因は光量・漂砂・基質で...
要約 本県における調査で得られた知見を基に、既報のイワナの人工産卵場技術を参考にして、山形の魚であるサクラマスの人工産卵場造成技術を開発した。 背景・ねらい サクラマスの資源を増大させるためには、現在...
要約 平成15年~19年まで5年間の本県本土側ホンダワラ類の分布等の藻場環境、アカモクの成長・成熟等の生態、天然母藻からの採苗や幼体の育成等の人工種苗生産技術及び藻礁設置や藻食動物除去等の藻場造成技術開...
要約 エダマメコンバインは、ほ場内でエダマメ株の刈り取りと脱莢を行う自走式の作業機である。開発機は上下一対の櫛形でエダマメ莢をもぎ取るため、分枝の多い品種でも脱莢率が高く、機械的損傷が少ない。作業能...
要約 ホウレンソウ露地栽培で、4月に良品を安定生産するには、前年の10月20日頃に播種し、融雪後の3月中旬に追肥、3月下旬にトンネルを被覆する。この作型に適する品種は「サンピア」である。 キーワード ホウ...
夏秋どり栽培に適する四季成り性イチゴ新品種「サマーティアラ」
要約 四季成り性イチゴ新品種「サマーティアラ」は、果実が大きく、6~11月まで収穫が可能であり、夏秋どり栽培に適する。果形は円錐形、果皮色は鮮赤色で光沢があり、果実外観も良好である。糖度や糖酸比が高く...
要約 出穂期以降の水田内におけるアカヒゲホソミドリカスミカメ幼虫の発生には割れ籾の発生量が関与しており、割れ籾が多い水田では少ない水田と比較して、すくい取り幼虫数が多くなって斑点米率が高まる。また、...
要約 「つや姫」は晩生の粳種で水稲奨励品種決定調査の結果から、収量は「コシヒカリ」よりやや優り、品質は「コシヒカリ」並で、食味は安定して「はえぬき」に優る。また、「コシヒカリ」より耐倒伏性が優る。よ...
要約 「つや姫」は、“晩生”の粳種で、「コシヒカリ」に比べ、短稈で耐倒伏性に優れ、収量性は「コシヒカリ」以上である。玄米は光沢があり、白未熟粒が少なく高品質である。炊飯米の光沢・外観・味が優れ、「コシ...
畑地土壌における各種堆肥の窒素肥効特性と可給態窒素の簡易分析法
要約 畑地土壌における堆肥の窒素肥効率は可給態窒素量(無機態窒素+MAP+PEON量)と相関が高く、無機態窒素とMAPは比較的肥効が早く、PEONの肥効は遅い。PEON量は抽出液に濃硫酸を添加して腐植物質を沈殿させた...
要約 家畜ふん堆肥を主原料として、地域で入手できるバイオマス資源を所定の割合で混合して、窒素2.5~3.6%、リン酸2.5~6.0%、加里2.2~3.6%に調整した成分調整ペレット堆肥の窒素肥効率は30~50%程度であり...
ボックス栽培におけるビブルナム「スノーボール」の加温普通促成作型
要約 ビブルナム「スノーボール」は自然低温遭遇後、1月上中旬から4月中旬まで順次加温を開始することにより、50~15日程度の到花日数で2月下旬以降から自然開花期直前の4月下旬まで、計画的に収穫することが...
要約 オウトウの収穫期間中に発生する実割れ果などを原料として果汁を搾り、それに酢酸菌培養液(種酢)と醸造用エチルアルコールを添加して酢酸発酵(静置法)させると、「山形県らしさ」をアピールするオウトウ...
要約 カンキツ由来花成制御遺伝子(CiFT)を導入した早期開花性セイヨウナシの花粉を用いて、播種後1年以内に早期開花するF1(第1世代)を獲得することが出来る。世代促進は、1世代の促進が2年以内に可能で、第2...
ラズベリー「サマーフェスティバル」の多雪地域に適した結果母枝切り戻しせん定
要約 二季成り性品種「サマーフェスティバル」を積雪前に2芽程度に切り戻すと、翌年夏季の収穫量は少なくなるが、シュート発生本数が多くなることから、二季の合計収量は慣行栽培よりやや増加する。また、この処...
セイヨウナシ樹における樹冠視認度を利用した薬液到達性の評価法
要約 樹冠視認度は、セイヨウナシ樹の薬液到達性と正の相関があり、薬液到達性の簡易評価指標として有効である。また、樹冠視認度が低いほど、散布液量の違いが薬液到達性に及ぼす影響が大きくなる。 キーワード ...
ブドウ「シャインマスカット」無核栽培におけるホルクロルフェニュロン液剤の加用効果
要約 ジベレリン水溶剤を2回処理する「シャインマスカット」の無核栽培において、1回目の処理時にホルクロルフェニュロン液剤2~5ppmを加用すると着粒数が増加する。 キーワード ブドウ、「シャインマスカッ...
要約 オウトウでDNAによる品種識別の際に基準品種となる「佐藤錦」と「紅秀峰」の10SSRマーカーの塩基配列を決定し、これに基づいて作成した遺伝子型データベースとオウトウ品種識別マニュアル改訂版により、約80...
要約 セイヨウナシ「メロウリッチ」の収穫適期判定指標としては、満開後日数と果肉硬度が適しており、満開後日数で150から165日、果肉硬度14.5 から12.5 ポンドが指標となる。また、収穫盛期は生育初期の最低気温...