エダマメ‘秘伝’の収量、食味に対する被覆尿素および加里の培土期追肥の効果
要約 エダマメ‘秘伝’に被覆尿素または加里を培土期追肥することにより、総莢数や商品莢数が増加し増収する。さらに、食味も向上する傾向にある。 キーワード エダマメ‘秘伝’、追肥、被覆尿素、加里、食味 背景・...
要約 「山形糯87号」は、中生の糯品種で「ヒメノモチ」より収量、品質、食味が優れ、「でわのもち」より倒伏に強くて栽培しやすく、餅の白さは両品種より優れる。以上から2006年度より山形県の奨励品種(認定品種...
耐冷性が強く、餅が白い良食味の水稲新品種候補「山形糯87号」の育成
要約 「山形糯87号」は、中生の糯米系統である。中稈、偏穂重型で、ふ先色は、“赤褐”、耐冷性は“強”である。玄米千粒重は重く多収で、良質、餅の白さが際立ち、良食味である。山形県の奨励品種(認定品種)に採用...
要約 オオトゲシラホシカメムシの天敵である寄生バエ Gymnosoma inornatum はオオトゲシラホシカメムシ雄成虫に誘引される。粗抽出物やその精製物にも寄生バエが誘引されることから、寄生バエがオオトゲシラホシ...
要約 トマト雨よけ夏秋栽培において、第6~7花房開花期に追肥としてスティック肥料(緩効性肥料などを封入した打ち込み肥料)を4株間1箇所に1回施用することで、草勢が安定して商品収量が慣行と同等となる。溶出4...
要約 モモおよびオウトウ由来のDNAマーカー12種を使うことで、山形県内の作付け上位の主要品種および輸入オウトウなどを含む、85品種の品種識別が可能である。またDNA抽出は、抽出キットを用いることで、オウトウ...
要約 スイカ果汁を減圧濃縮することにより、加工時間が短縮でき、赤い色を保持した新しいタイプのスイカ糖ができる。この方法で製造したスイカ糖は、従来製品に比べてシトルリン及びリコペン含量が高い。 キーワ...
要約 減圧乾燥装置を用いて、減圧乾燥と静置を繰り返すことにより、短期間で良好なあんぽ柿が製造できる。剥皮後のL-アスコルビン酸処理により、製品の褐変を防止することができる。 キーワード カキ、あんぽ柿...
要約 発蕾期に霜害を受けたオウトウでは、開花期の小花に、花弁の萎縮、花糸の矮小化、葯の褐変、花柱の伸長不良、変色、萎凋および子房の褐変等の被害が現れる。雌ずいに障害がみられた小花は、人工受粉を実施し...
クサギカメムシのセイヨウナシ「ラ・フランス」に対する加害時期の特定
要約 クサギカメムシによるセイヨウナシ「ラ・フランス」の果実被害は、早期に加害されたものは、奇形や円形のくぼみになり、加害から30日程度で症状が現れる。8月中旬以降の加害では収穫までは症状が現れないが...
要約 クサギカメムシによるオウトウ「佐藤錦」の果実被害は、満開3週間後までの加害では落果、4週間後では落果する果実と落果せずに被害部がくぼんだ状態で肥大する果実が混在する。満開5週間から6週間後まで...
要約 培養増殖したウシ胚由来栄養膜細胞を用いることにより、胚の段階で10項目の遺伝子診断を実施することが可能である。また、胚移植により受胎し、遺伝子診断結果どおりの正常な産子を得ることができる。 キー...
要約 ウシ胚からヘルニア法によりバイオプシーした栄養膜細胞を、10%ウシ胎子血清を添加したESM-2培地で培養することにより効率的に増殖させることができる。 キーワード ウシ胚、栄養膜細胞、バイオプシー、培...
背景・ねらい 山形県では天然アユの遡上量減少に伴うアユ漁業の不振が、漁業のみならず観光産業にまで影響を及ぼしている。アユ資源を回復させる手法の一つに親魚保護による産卵量の確保が挙げられる。そこで、最...
背景・ねらい 中型いか釣り漁業の対象魚種であるスルメイカの漁場形成は、対馬暖流の流軸に深く関係しているため、流況に関する情報提供が求められている。しかし、山形県の主な操業場所が約500kmも沖合の大和堆...
要約 オウトウ樹脂細菌病の主要な病原菌であるPseudomonas syringae pv.morsprunorumに 対する感受性には品種間差異が認められ、「佐藤錦」と比較して、「紅さやか」、「山形C6号」、「セネカ」の感受性が低く、...
栄養系デルフィニウム「フォルカフレーデン」の挿し芽による増殖法と生産性
要約 「フォルカフレーデン」は挿し芽による自家増殖が可能であり、5月の挿し芽により定植可能な苗が8月に得られる。8月定植で、10月からの切り花収穫が可能で、秋冬期と翌春の二度切り栽培ができる。生産性は...
要約 緩液ろ過法による除菌ユニット等をエアリッチ・カンエキ方式に組み込んでや山形園試で開発した循環式養液栽培システムは、バラの栽培適応性が高く、かけ流し式養液栽培に比べて、収量、品質に大差ない栽培が...
イチゴ高設ベンチ栽培の9~11月どりで地下水を利用した培地冷却効果
要約 高設ベンチ内に埋設したプラスチック製管に15~18℃の地下水を通水すると、培地内を23℃以下に冷却できる。これで夜冷短日処理した苗を定植すると年内の出蕾株率が高まり、年内の平均果重やa当たり総収量・商...
スイカの葉巻タンソ発生を軽減し果実内部品質を向上させる栽培法
要約 透明マルチ、UVカットでない資材のトンネル、被覆肥料追肥、4番花着果の組み合わせにより、果実成熟期における葉巻タンソの発生が軽減される。この場合、収穫果実のうるみ果発生が少なく、糖度が上昇しや...