良食味で「ラ・フランス」の10日前に収穫可能なセイヨウナシ新品種「メロウリッチ」
要約 セイヨウナシ「メロウリッチ」は「ラ・フランス」より10日程度早く収穫できる中生種である。糖度は16~17%と極めて高く、肉質は滑らかで香りは多く、食味濃厚である。追熟すると果皮色が黄緑色に変化し、「...
要約 オウトウ新品種「紅ゆたか」は、「高砂」とほぼ同時期に収穫可能な早生種である。結実が安定し、果実は6~9gと早生種では大きく、食味良好である。本品種は「佐藤錦」等と交雑和合性であるが、「高砂」、...
要約 リンゴ新品種「ファーストレディ」は8月末~9月上旬に成熟する品質良好な早生種である。果実の大きさは300g前後である。果形は円形、果皮色は濃赤色で縞が入り、平坦地でも容易に着色する。果肉が硬く、...
分娩前7日以内の乳腺分泌液の粘稠性が高いと分娩後に乳房炎を発症しにくい
要約 分娩前7日以内の乳腺分泌液の粘稠性が高いと分娩後に乳房炎を発症しにくい。また、粘稠性が低い場合は、乳房炎既往歴のある分房のほうが既往歴のない分房よりも分娩後の乳房炎発症率が高い。 背景・ねらい ...
大粒大豆「東北160号」の山形県における奨励品種(認定品種)への採用
要約 「東北160号」は、「エンレイ」と比べ成熟期が5日程度遅い“中生の晩”で、収量は並だが百粒重、品質、耐倒伏性に優れ、ダイズモザイク病に強く、豆腐加工適性に優れる。2009年度から山形県の奨励品種(認定...
要約 冷凍保存(-20℃)したエダマメを莢剥き機で剥き豆加工する場合、ブランチングせず凍結した莢実は解凍後の剥き豆作業性は良好であるが、ドリップ発生が多く、香り、食感が劣る。このため、莢実を冷凍保存して...
要約 莢剥き機を利用したエダマメの剥き豆加工では、短時間のブランチング処理により製品歩留を高め、破損や種皮剥離の少ない高品質な剥き豆を得ることができる。また、食味が確保される範囲で収穫時期を遅らせる...
アスパラガス伏せ込み促成栽培における株周測定を利用した養成畑生育の評価法
要約 アスパラガス伏せ込み促成栽培で、養成畑における地上部の生育量は、株周の長さを測定することにより簡便に把握できる。多収で太茎割合が高くなりやすい根株を得るためには、養成畑における10月下旬の株周が...
要約 アスパラガスの立茎夏秋どり栽培において、堆肥5~7t/10aをうね上施用すると、全層施用に比べてアスパラガスの1本重が重く株当たりA品収量が多くなる。このとき、うね上施用の堆肥と土壌との間にアスパ...
夏秋どりイチゴの増収・高品質化に役立つ二槽ハンモック気化冷却ベンチにおける送風システム
要約 四季成り性品種による夏秋どりで、送風システムを付加した二槽ハンモック気化冷却ベンチで栽培すると、花房数の増加と奇形果の減少により上物収量が増加する。送風システムの10a 当たりイニシャルコストは23...
要約 米は貯蔵中に劣化(酸化)し、劣化が進んだ米は紫外域光により励起される蛍光の強度が増加するため、蛍光強度を指標として非破壊で米鮮度評価が可能である。本指標は食味官能値や従来鮮度指標と高い相関関係...
要約 オオトゲシラホシカメムシは2-methyl-6-(4’-methylenebicyclo[3.1.0]hexyl)hept-2-en-1-olの8種類の異性体のうち、 (2Z,6R,1’S,5’S)-体に誘引される。(2Z,6S)-体は(2Z,6R)-体の活性を阻害しないことから、(...
要約 密封式鉄コーティング湛水直播はコーティング後の発熱がないため、発芽率低下の危険が少ない。また、催芽種子を表面播種するためイネの出芽が早く、除草剤の使用回数低減が期待できる。 キーワード 水稲、湛...
要約 ブドウ搾り粕の水分を調整してサイレージ化すれば、良質な発酵状態で6 カ月は保存可能である。サイレージ保存中の一般飼料成分の変化はほとんどなく、また抗酸化能としてのフラバノール類も減少しない。 キ...
要約 ダリア品種の「黒蝶」及び「熱唱」は、ハウス抑制栽培では6月下旬から7月上旬に定植すると、9月中下旬から収穫が始まる。また、最低温度15℃では12 月下旬までに収穫できる商品収量は、 黒蝶」が株当たり...
白色スプレータイプのリンドウ新品種「ハイネスホワイト」の育成
要約 ササリンドウにエゾリンドウを交雑して育成したリンドウ新品種「ハイネスホワイト」は、側枝の発生が多くスプレータイプのしなやかな草姿で、開花盛期は8月下旬である。花色は緑白に浅黄緑の縞となり、切り...
要約 開花期前に雨よけフィルムを被覆し、ハウス妻面およびサイドに防風ネットを設置することで、雨よけ施設内の気温が上昇、風速が低下することにより、訪花昆虫の飛行数が増加し、結実率の向上が期待できる。 ...
要約 ブドウ「シャインマスカット」の無核栽培における花穂整形は、開花始期に主穂の最下部4cm程度を残すと果房重600g程度の高品質の果房が得られる。また、主穂先端の形状に帯化、分岐等の異常がある場合は、...
リンゴとセイヨウナシの共通防除体系構築のための輪紋病防除薬剤の選抜
要約 山形県のリンゴとセイヨウナシの樹種複合栽培で防除の共通化を図るには、セイヨウナシ輪紋病対策を最優先にすることが必要なため、重要な防除時期の6 月中旬~8 月上中旬は、セイヨウナシ輪紋病に十分な防除...
要約 リンゴ「秋陽」は、4頂芽に1果程度着果させると果実肥大、品質が良好で、次年の花芽の充実も良い。また、頂芽の中心果の品質が良く、特に、短果枝(1~5cm)の頂芽に着果させた果実では、良食味で商品性が高い...