雨の少ないマリ共和国南部の浸透速度の低い圃場では、雨が肥料成分を地表面流出させ、収量低下をまねく
要約 マリ共和国南部の水の浸透速度の低い圃場での作物の低収量の原因は、少雨でなく、雨による肥料成分の地表面流出である。この低収量は、緩効的施肥で改善される。 背景・ねらい
マリ共和国南部の年間...
地中点滴灌漑では地表点滴灌漑に比べ初期生育が遅れるが、生育後期に根の活性を高めることでそれを補う
要約 地中点滴灌漑では、地表点滴灌漑に比べ生育初期に養水分供給位置付近の根の分布が少ないため、生育が遅れる。一方、地中点滴灌漑では多くの根が養水分供給位置付近に達する生育後期に、根の活性が高まり生...
グリーニング病激発地での無病苗の植付と薬剤施用によるカンキツ栽培延長・増収効果
要約
隣接カンキツ園への距離20m以内にあるカンキツ新植園での定植直後のミカンキジラミ防除の必要性
要約
ミカンキジラミDiaphorina citri成虫の放飼1日内の移動距離
要約 カンキツグリーニング病のベクターであるミカンキジラミ (Diaphorina citri)の成虫は、風向に一致して風下に移動し、1日で350 m移動する個体が存在し 、平均移動距離は73.4 mである。 背景・ねらい ...
養液・電照栽培したパッションフルーツの秋実には、機能性成分が多く含まれる
要約 パッションフルーツの果実に含まれる主カロテノイドは、ζ-カロテンである。機能性成分とされるζ-カロテンとアスコルビン酸の含量は収穫時期の影響を受け、養液・電照栽培した秋実に多く含まれる。 背景・...
沖縄の秋播栽培と北海道の春播栽培を組合せた小麦世代促進の早生化効果
要約 沖縄の秋播栽培、北海道の春播栽培および暖地・温暖地の秋播栽培における出穂早晩性は、それぞれPpd・Vrn遺伝子型、Vrn遺伝子型およびPpd遺伝子型と密接に関係する。沖縄の秋播栽培と北海道の春播栽培を組...
背景・ねらい タイマイは絶滅危惧種に指定されている希少生物で、「絶滅のおそれのある野生動植物種の国際取引に関する条約」(通称ワシントン条約)の附属書Ⅰに記載されている。このため、国内における捕獲制限...
背景・ねらい 水産研究の多くの場面で、対象生物の体長や個体数などの変数が魚種や季節などの項目の組み合わせごとに分類され、平均値などの統計値が行×列の形式で出力される(「クロス集計」)。しかし、既存の...
背景・ねらい アオダイは主に深海一本釣りで漁獲される重要種である。その漁獲量は1980年の約600tを最高に、その後減少を続け2003年は約260tであった。従って資源管理に向けた取り組みが早急に展開されるべき魚種...
要約 サトウキビ「Ni21」は台風時の茎の折損が少なくて、潮風害後の収穫期の糖度も高い。黒穂病にも抵抗性である。本系統を台風による低収、低糖度地域に普及することで、サトウキビ生産の安定向上が期待できる。...
バレイショ畑における排水改善と表土処理による赤土流出防止対策
要約 バレイショ畑において暗渠排水や心土破砕等を行い、畦間にマルチングをするか表土を団粒化することにより赤土流出を大幅に低減することが可能である。 キーワード 暗渠排水、心土破砕、マルチング、団粒化、...
要約 スイートコーンの栽培において肥効調節型肥料(被覆尿素肥料)は全量基肥で2割減肥しても農家慣行と同等以上の収量が得られ、全量基肥による労力の軽減化がはかれ、さらに大果が増え、収益が向上する。 キー...
要約 雑草であるアメリカフウロの乾燥物を土壌中に混和処理した後、太陽熱土壌消毒あるいは敷きわら被覆と併用することで青枯病を防除することができる。 キーワード アメリカフウロ、ジャガイモ、青枯病 背景・...
要約 ラッカセイ後作のジャガイモでは、青枯病が多発するが、ダイズ後作では青枯病の発生には影響は無く、また、前作の有無にかかわらず、夏場に太陽熱土壌消毒を行うことにより、高い青枯病防除効果を得ることが...
要約 「ユニワイミスト」と「ユニワイスプリーム」は沖縄の気象条件に適応し、パイプハウスでの冬季雨よけ、無加温などの低コスト生産が可能であり、生産性の高いデンファレ有望品種である。 キーワード 「ユニワ...
要約 ビニールを被覆した状態で耐風速50m/sを有し、換気効率を上げるために屋根面、側面のビニール巻き上げ方式を導入し、尚かつ農家独自での施工が可能な周年利用型園芸施設を開発した。 キーワード 耐風速50m/s...
生食用パインアップル「サマーゴールド」の露地栽培における収穫適期
要約 露地栽培での「サマーゴールド」は、既存品種と比較して5月から10月の間食味が良く、高品質果実の収穫できる。しかし、11月から4月は収穫果に、褐斑病が発生するため収穫を避ける。 キーワード 生食用、パイ...
要約 バレイショ栽培畑で、圃場の下部ではツルメヒシバ、センチピードグラスやフルーツグラスの被覆植物で植生帯を作り、圃場内では、フルーツグラスの畦間部分を草生栽培すると、圃場からの流出水の赤土濁度低減...
要約 ジャガイモの冬作マルチ栽培においてセルグリーン、コーンポール、イーマルチの生分解性フイルムのマルチ資材はマルチャーによる展張作業のときにも破れ難く、剥ぎ取らずに堀取り作業や鋤き込みも可能で、生...