要約 レシピエント卵子の除核操作は、成熟培養時間を18~19時間にすると22~23時間の場合に比べ第1極体と卵子細胞内核との遊離の割合が少なく、除核率も83.9%と有意に高くなる。 背景・ねらい レシピエント卵...
要約 体外受精卵由来の黒毛和種雌クローン牛に人工授精を行い、正常産子が得られた。また、体内受精卵由来の4つ子の雌クローン牛に過剰排卵処理を行った結果、全頭から正常受精卵が採取でき、一部を移植した結果...
イタリアンライグラスの出穂期における乾物率の簡易選抜法と選抜効果
要約 イタリアンライグラスの出穂期における個体乾物率は、1株中の最長茎1本の乾物率を測定することで推定できる。測定時期は穂ばらみ期から出穂期で推定精度が高い。ワセユタカを乾物率について3世代選抜すると...
要約 と畜時の牛体に、低電圧電気刺激処理(電圧21V)を行うことにより、肉が柔らかくなり、また、肉色では明度、赤味が強くなるなど外観が良くなり、牛肉の品質が向上する。 背景・ねらい 電気刺激処理は、...
要約 暖地型牧草乾草の嗜好性は、繊維含量によって決定され、出穂期までの刈り取りでは、イタリアンライグラス乾草に近い嗜好性を有する。 背景・ねらい 暖地型牧草は、夏場における重要な自給粗飼料であるが、...
幼植物を用いたイタリアンライグラスいもち病による立枯れ抵抗性の検定法
要約 イタリアンライグラスいもち病に対する抵抗性検定法として、発芽直後の幼植物を用いた室内検定は、いもち病菌による立枯れ抵抗性の個体選抜にも有効である。また、生育期に接種する現行法と比較して検定時間...
要約 西南暖地の中山間地域において、7月上~下旬に播種すると9月中旬~11月中旬に採花できる。また、この作型で切り花品質が良い高八重率系品種を選定した。 背景・ねらい 山口県のストック栽培面積は約4....
要約 「島根3号」の実生繁殖後代から「徳育1号」(仮称)を選抜、育成した。本品種は「島根3号」と比較して、根茎が大きく、すり下ろした時の辛みは同程度で、墨入病に比較的強い。 背景・ねらい 山口県内で...
要約 小麦の外観品質は出穂期前後30日間の降水量が多いと低下しやすい。不耕起栽培での降雨後の土壌水分は土壌深度による水分差が小さく、下層の高水分期間が短い。水稲跡の小麦作では不耕起栽培にすることで慣行...
要約 コシヒカリでは、乳苗と稚苗を組み合せて移植期を30日ずらすことにより熟期を24日分散できる。早植えでは基肥を施用し初期生育を確保すること、遅植えでは生育中期の葉色が濃く推移するため、基肥施用量を抑...
要約 中間地帯の「ヤマホウシ」代替品種として、良質、良食味の極早生品種「ひとめぼれ」を奨励品種に採用した。 背景・ねらい 米の消費者ニーズの多様化、高度化により、売れる米を視点に入れた販売戦略の構築...
要約 水稲の窒素吸収は、作土深が深くなるほど生育後期に増加する。このため、玄米収量を向上させ、玄米窒素濃度を低下させるためには、作土深15cmを基準にとると、作土が浅い場合は、基肥、追肥の増肥が、深い場...
幼植物を用いたイタリアンライグラスいもち病による立枯れ抵抗性の検定法
要約 イタリアンライグラスいもち病に対する抵抗性検定法として、発芽直後の幼植物を用いた室内検定は、いもち病菌による立枯れ抵抗性の個体選抜にも有効である。また、生育期に接種する現行法と比較して検定時間...
イチョウイモの芋内におけるヤマノイモモザイクウイルスの濃度分布
要約 イチョウイモのヤマノイモモザイクウイルス(JYMV)罹病芋の芋内でのウイルスの濃度は、上部の蔓発生部位で低く、中位部以下で高い。 背景・ねらい イチョウイモは、山口県における中山間地の高収益...
要約 タマネギ跡に水稲乾田直播を導入することにより、春作業の競合が軽減され、冬作物の野菜等を新たに取り入れやすくなるため、土地利用率の向上並びに所得の向上が図れる。 背景・ねらい 水稲を基幹として露...
要約 ノシバ単独草地での放牧可能期間は4月~10月であり、この期間外を補完する寒地型草種の導入により冬期牧養力の向上が図られ、放牧期間の延長が可能となる。 背景・ねらい ノシバ単独草地での放牧可能期間...
要約 牛胚移植の移植日の違いによる受胎成績を比較した結果、発情後6日目移植は7、8日目に比較して受胎率が有意に低かったが、胚の発育ステージの違いによる受胎率には差は認められない。 背景・ねらい 本県...
要約 わが国で初めてギニアグラスに葉腐病の発生を確認し,病原菌をRhizoctonia solani Kuhnと同定した。病徴は葉身及び葉鞘に初夏から夏にかけて楕円形の斑紋を伴う、葉腐症状となり,今後の発生拡大に注意が必...
要約 メロンえそ斑点病の防除に有効なニューメロンの接ぎ木作業性を向上するには、緩効性肥料を混合したバーミキュライトに播種して胚軸を大きく育てるのがよい。 背景・ねらい ハウスメロン栽培でメロンえそ斑...
要約 水稲湛水直播栽培において、被覆尿素肥料を基肥1回施用することにより、慣行分施体系の70~80%の窒素量で同等以上の収量が得られる。この場合、速効の窒素成分は特に必要なく、放物線タイプの比率を高める...