要約 ウシ伸張期胚盤胞の回収は発情後15~16日目が効率的であり、これを細切し培養することで形成される栄養膜小胞をウシ凍結胚と共移植することで受胎率の向上が期待される。 キーワード 栄養膜小胞、TBV、胚移...
要約 大苗育成を前提とした改良むかで整枝は、慣行の計画密植栽培と比較して早期成園化できる。また、側枝密度を高くすることで品質に影響せず、増収が可能である。 キーワード 改良むかで整枝、大苗育成、早期成...
要約 山口農試が開発した水稲稚苗用移植機(田植機)を利用した水稲湛水直播機は、覆土用の鉄製チェーンと作溝機を装着し畑地でも利用できる。これを利用すれば水田における景観形成作物の直播栽培と省力管理が可...
要約 山口県の伝統野菜である「田屋なす」の雨よけ普通栽培では「トルバム・ビガー」を台木として育苗し、3本仕立てで、各主枝の着果節位3、5段目を摘花して栽培することにより、6段目まで1果重400g以上の大果を...
要約 稲発酵粗飼料向け品種「クサノホシ」は諸障害が少なく多収で、牛による採食性にも問題ないことから有望である。また、極早生で有望な「ホシアオバ」との組み合わせで収穫期間が拡大できるため、両品種を主体...
要約 スカシユリとヒメユリの雑種胚を胚珠培養により育成した品種である。スカシユリに比べて花径が小さく、花色は鮮橙である。季咲き栽培では5月上中旬に開花する。低温処理した球根を9月上旬に定植すると11月...
カルスト台地の野草地における黒毛和種繁殖牛を用いた防火帯作り
要約 露岩の多い野草地においても、放牧及び電気牧柵を経験した牛を用いて、防火帯作りが可能である。 キーワード 放牧、野草地、電気牧柵、防火帯 背景・ねらい 野草地を管理する上で、火入れは山火事の防止、雑...
要約 15カ月齢まで飼料イネサイレ-ジを給与した区と、全期間給与した区を比較すると、増体には差が認められないが、肉質は全期間給与区が劣る。脂肪色は両区とも黄色脂肪にならない。 キーワード 飼料イネ、黒毛...
いもち病抵抗性に優れるイタリアンライグラス新品種「山系31号」
要約 初のイタリアンライグラスいもち病抵抗性を有する新品種「山系31号」を育成した。いもち病が発生しやすい西南暖地で9月上旬から播種が可能で、年内と春の収量が共に多収である。冠さび病抵抗性は“強~極強”...
ホウレンソウ収穫後の残根が土壌消毒の効果に及ぼす影響【山口県農試】
要約 ホウレンソウ作付け前に土壌消毒を行う場合、前作で萎凋病に罹病したホウレンソウの根が土壌中に残っていると、土壌消毒の効果は低下する。 キーワード ホウレンソウ、萎凋病、残根、土壌消毒 背景・ねらい ...
要約 トマトのセル成型苗直接定植において、生分解性フィルムを定植ポットあるいは根域制御シートとして利用することで、初期の生育を制御して安定栽培が可能になる。 背景・ねらい 夏秋トマト栽培で、育苗の省力...
夏秋トマト栽培における生分解性資材を利用したマルチ栽培【山口県農試】
要約 夏秋トマト栽培では、地温上昇抑制雑草発生の抑制効果がある再生紙をマルチとして使用すれば、栽培終了後にすき込み処理ができ、省力化や環境保全に結びつく。 背景・ねらい 夏秋トマトでは、稲わらや黒色ポ...
要約 水稲稚苗用移植機(田植機)の植え付け機構を利用できる水稲湛水直播機を開発,した。開発機は、種子マット、種子マット調製機及び専用かき取り爪からシステム,構成される。 キーワード 田植機を利用した水稲...
近赤外透過式葉身窒素計による良食味米生産のための穂肥施用判定
要約 コシヒカリとヒノヒカリについて、米の食味と関連の高い玄米タンパク質含有率は幼穂形成期の葉身窒素濃度及び穂肥量との関係があり、幼穂形成期の近赤外透過式葉身窒素計の葉身窒素推定値から玄米タンパク質...
土壌消毒とヤシ殻炭微生物資材施用の併用によるユウガオ台木スイカつる割病の防除
要約 土壌消毒後のヤシ殻炭微生物資材の育苗培土混用施用と定植時植穴施用を組み合わせた処理では、ユウガオ台木スイカつる割病の発病が抑制される。 キーワード 土壌消毒、ヤシ殻炭、微生物資材、ユウガオ台木、...
要約 「コシヒカリ」の高品質生産のためには、m2 当り籾数が30,000粒を越えないことが必要である。そのためには7月10日のm2 当り茎数×色票値÷100の値を19以下とするとともに、m2 当り籾数の予測に基づいた肥培管...
要約 大豆品種「サチユタカ」は「ニシムスメ」と比べ、収量、品質とも安定して優れ、蛋白質含有率が高く、豆腐加工適性が高い。また、紫斑病、倒伏、莢先熟等の障害に強く、県内全域を対象として奨励品種に採用し...
要約 品種育成事業実施中に発生するイタリアンライグラスいもち病の対策として、いもち病に防除効果が高く冠さび病の発生に影響しない試験薬剤は、トリシクラゾールゾル、フェリムゾン・フサライドフロアブルであ...
要約 イタリアンライグラスを早播きした場合の立枯れ症の発生は気温との相関が高く、播種時期の平均気温が20℃付近まで低下すると発生は減少する。 背景・ねらい
イタリアンライグラスでは、年内収穫または翌...
要約 地中点滴装置を用いて、窒素施肥量を低減したかん水施肥を行うことにより、ハクサイの結球重量は慣行施肥栽培と同等であるが、心腐れ症を軽減することができる。軽減の程度には品種間差異が認められ、耐性の...