α-アミラーゼの抑制によって登熟期高温で発生する水稲の白未熟粒を低減できる
要約 登熟期の高温で発生し、米の品質を損なう白未熟粒は、デンプン分解酵素α-アミラーゼが高温条件下で活性化されることで生じる。α-アミラーゼを抑制することで、高温での白未熟粒の発生を低減でき...
要約 水稲「北陸糯216号」は寒冷地南部では早生で、米菓加工適性が高い多収の糯系統である。加工用糯米としての利用が期待されている。 キーワード イネ、糯、米菓、多収、北陸糯216号 背景・ねらい 近年、加工用...
要約 「亀の蔵」は多収で耐冷性が強く、精米のアミロース含有率が3%程度の品種である。低アミロース性を生かしたソフトタイプ米菓への利用が期待される。 キーワード イネ、低アミロース、加工用、米菓、亀の蔵、...
要約 「みずほの輝き」は、良質で炊飯米の外観が良く、「コシヒカリ」並の極良食味である。寒冷地南部では晩生の晩に属し、作期分散による高品質米生産に利用できる。 キーワード イネ、極良食味、高品質 背景・...
耕うん同時畝立て播種機汎用利用による平高畝を活用した麦-大豆作体系
要約 耕うん同時畝立て播種機による平高畝を用いた大麦条播-大豆の狭畦多条播体系では、収量は対照より水稲後大麦で2~3割、大麦後大豆で1~5割の増加が見込める。1俵あたり費用合計は現状平均より大麦は同等ない...
要約 特定外来生物であるコクチバスは、生息域が多様であることから、駆除手法が確立されていない。急峻な地形のダム湖においては、これまでに刺網による親魚の駆除を行ってきたが、駆除効果が明確に発揮されなか...
要約 2008~2011年の6月に日本海沖合域において実施したズワイガニ属(ズワイガニ及びベニズワイ)幼生の採集調査および海洋観測から、これまで情報が乏しかったメガロパ幼生の分布特性に関する知見を得た。 背景...
要約 若狭湾西部の水深40~100mに定点を設け、アカアマダイ浮遊期仔稚魚の出現・分布状況について調査した。その結果、浮遊期仔稚魚は8~11月に出現し、盛期は10月であった。採集個体の約8割は全長5mm未満であっ...
要約 京都府と共同育成した「京の輝き」は、出穂・成熟期が「日本晴」よりやや早い、大粒で酒造適性に優れる掛米用品種である。玄米収量は「日本晴」と比較して1割ほど多い。 キーワード イネ、酒米、多収、京の...
要約 水稲「夢の舞」は寒冷地南部では早生に属し、多収で良食味である。耐冷性、いもち病抵抗性が強いため、中山間部の稲作の振興に資することが期待できる。 キーワード イネ、耐冷性、多収、直播、低コスト、夢...
要約 水稲「みやびもち」は寒冷地南部では早生に属し、短稈で耐倒伏性が強く多収の糯系統である。良質で、搗き餅、おこわなどへの利用が期待できる。 キーワード イネ、糯、早生、多収、短稈、みやびもち 背景・...
要約 耕うん同時畝立て播種機の大麦・大豆汎用利用による麦後大豆の狭畦多条播栽培、大麦の耕うん同時播種作業およびエアーアシスト水稲条播機による高能率作業を組合せた水田輪作体系では、作業の競合回避、収量...
要約 オオムギの耕うん同時畝立て播種は、慣行の畝を立てない散播と比較すると、越冬後の畝上部の土壌粗間隙率が高く維持されること、純同化率を高く維持することで個体群生長速度が高くなることから、越冬後の湿...
要約 ガラス室内で主茎を生育させた穂ばらみ期のイネ葉鞘に、液体培養で得たイネ稲こうじ病菌の分生子懸濁液を注射接種し、発病した病粒数を調査し、基準品種と比較することで、品種の抵抗性程度を評価できる。 ...
要約 アユ種苗の放流を行っているにも関わらず釣獲が不良な漁場が顕在化しているため、釣獲量と生息密度や河床材料の粒度組成の関係を調査した。その結果、不良漁場のアユの生息密度は良好漁場と比べて低く、河床...
要約 対馬海峡の大型クラゲ出現状況を把握するため、同海峡を横断する国際フェリーからの目視観測を平成18~22年の6~11月に実施した。目視総数は観測年で大きく変化した。大型クラゲの分布密度は出現開始直後の7...
日本海海況予測システムを用いた日本海沿岸域におけるスルメイカの漁期・漁場予測手法の開発
要約 日本海海況予測システム(JADE)による水温予測図を用いて日本海沿岸域のスルメイカの漁獲量変動を予測システムを作成した。このシステムで予測された漁獲量の変化は、2007年~2009年の5月~6月における金沢...
日本海におけるカタクチイワシ春季産卵群の重要餌生物、カイアシ類の分布密度と水温の関係
要約 日本海で春季を主産卵期とするカタクチイワシの成熟産卵に及ぼす海洋環境の影響を解明する目的として、成魚の胃内容物から重要餌生物と特定されたポエキロストム目カイアシ類の個体数密度と水温との関係を検...
日本のイネいもち病菌の真性抵抗性(Pita)に対する病原性変異の特徴と検出法
要約 日本のイネいもち病菌は、非病原性遺伝子AVR-Pita1JA(JA)とほぼ同じ塩基配列の遺伝子avr-Pita1JB(JB)を保有するが、JAを欠失することによりPi...
フェーン発生時など大気乾燥条件では夜間でもダイズの蒸散が発生する
要約 茎熱収支法の改良によって、夜間のフェーン発生時の蒸散量の測定が可能になる。通常蒸散が起こらないと考えられている夜間においても、大気飽差が0.7~0.8kPaより乾燥した条件になるとダイズの蒸散が発生す...