サゴシあるいはサゴシ加工残滓を用いた石川県特産「いしる」の開発
要約 日本海では近年サワラの来遊量が急増している。しかし、日本海沿岸で漁獲されるサワラの若齢魚であるサゴシはほとんど需要がなく、有効利用が課題となっていた。そこで、サゴシを利用した石川県特産魚醤油「...
要約 海産魚類の種苗生産に不可欠な初期餌料であるシオミズツボワムシの連続培養系に、廃水を再利用するための装置を組みこんだ閉鎖循環式連続培養システムを試作した。その結果、全ての培養試験で新たな海水を全...
要約 ホッコクアカエビは日本海沿岸の道府県で漁獲される主要な水産資源の1つである。本種の分布量を高い精度で把握することは資源の維持・増大に寄与すると考えられることから、定量性の高いソリ付き桁網による...
要約 アカモクをはじめとする海藻類は機能性成分を含み、健康食品として注目されている。しかし成分の抽出には大量の原料が必要であり、安定供給する技術の開発が求められている。このためアカモクの増養殖技術の...
要約 S型八重山株とL型奄美株を水温25℃、塩分26psuの培養条件でクロレラの給餌量を変えて培養し、それぞれの餌料転換効率を求めた。その結果、餌料転換効率はS型が0.31~0.42に対して、L型は0.12~0.31と低かった...
要約 七尾湾は親魚の漁獲実態からトラフグの産卵場と推定されてきた。卵の採集等により確認されたことがなかった。今回、ソリネット曳網で産着卵の採集を行った結果、トラフグ産卵場確認されるとともに、産卵の時...
要約 漁場における水温の鉛直分布構造の変動は、各種魚群の来遊・分布に大きな影響を及ぼし、漁業情報として高い価値を有すると考えられる。そこで、簡便かつ効率的に水温情報を収集する手法として、底びき網漁具...
要約 能登半島東岸の定置網で漁獲されたブリ当歳魚(地方名:コゾクラ、フクラギ)の尾叉長測定及び耳石日齢解析により、個体ごとにふ化日を推定した。その結果、発生時期は1~8月と長期に渡り、漁期の経過ととも...
要約 健全なマダラ稚魚の種苗量産技術を開発するため、海上網生簀で明かりに蝟集する天然プランクトンのみを摂餌させた仔稚魚(以下、粗放的生産魚)と陸上水槽でアルテミア幼生・配合飼料を摂餌させた仔稚魚(以下...
要約 スルメイカを対象として、メタルハライド船上灯と発光ダイオード水中灯を用いた試験操業を行った。その結果、強い光はスルメイカに対して威嚇刺激となり、スルメイカを効率的に漁獲するうえで船下の低照度域...
要約 イネもみ枯細菌病菌とイネ苗立枯細菌病菌の両菌に感染するファージをイネ種子の催芽時に処理することにより、育苗期に発生する2つの病害を防除することができる。 キーワード イネ、ファージ、イネもみ枯細...
要約 水生植物「ヒシ」を水分率60%に調整後、牛ふん堆肥と混合・腐熟すると、1ヶ月で良質な堆肥になる。 キーワード 水生植物、ヒシ、牛ふん堆肥、高速堆肥化 背景・ねらい 閉鎖性水域における水質浄化対策の一...
北陸地域のコシヒカリの不耕起V溝直播における適正な苗立本数と施肥窒素量
要約 北陸地域のコシヒカリの不耕起V溝直播栽培において10a当たり収量500kgで玄米タンパク含有率6.5%以下を安定して確保するためには10a当たり苗立本数は100~150本程度、施肥窒素量は6~8kgが適量である キ...
要約 抹茶の油脂分散液とデキストリンの水分散液を作製し、二種の液を混合攪拌した後に乾燥する。これにより、抹茶を油脂で被覆し、さらにデキストリンで被覆した粉末が製造できる。この結果、抹茶の退色防止と水...
籾殻培地利用トマト養液栽培システムにおける初年目に適した培養液の量管理法
要約 籾殻培地利用トマト養液栽培での量管理施肥の初年目(半促成・抑制)において、窒素施用を標準の1.5倍の1日105~195mg/株、循環給液回数を2倍の1日16回とすると、慣行並の収量を確保できる。 キーワード ...
RT-PCRによるフリージアのインゲンマメ黄斑モザイクウイルスの検出
要約 フリージア(Freesia spp.)の葉からRNAを抽出し、RT-PCRを行うことにより、フリージアの栽培で問題となるインゲンマメ黄斑モザイクウイルス(BYMV)を感度良く検出することができる。 キーワード フリージア...
要約 「石川f1号(仮称)」は花色が浅紫色で、草姿に優れたフリージア新品種である。本品種は従来の薄紫色品種「ブルーヘブン」に比べて、花下がりが少ないことから、商品化率の向上が期待できる。 キーワード ...
ニホンナシの根域制限栽培における高糖度果実安定生産のための養水分管理
要約 「幸水」の高うね式根域制限養液土耕栽培において、満開後81日以降の低日射条件下でも高糖度果実を生産するための養水分管理法は、4月から満開後80日までは毎日養液を供給するが、満開後81日から収穫完了ま...
LAMP法によるイネもみ枯細菌病菌及びイネ苗立枯細菌病菌の簡易検出
要約 種もみ振とう液をサンプルとしたLAMP法によって、イネもみ枯細菌病菌およびイネ苗立枯細菌病菌を簡易にPCR法と同等以上の感度で検出できる。 キーワード イネもみ枯細菌病菌、イネ苗立枯細菌病菌、LAMP法 背...
高温登熟下におけるコシヒカリの乳白・背基白粒発生と葉色、NSCの関係
要約 乳白粒の発生は出穂後20日頃の1籾あたりNSC含量が多いほど少なく、NSC含量は、出穂後10日頃と20日頃で葉色を比較した場合に葉色が濃くなるほど多く、葉色の低下が大きいほど少ない。また背基白粒の発生は出...