要約 マガモ、コガモ及びカルガモによる大麦の加害が明らかとななった。降雨、降雪等によって形成される圃場の水たまりが、これらカモ類にとって麦圃場侵入に好適な条件と考えられる。また、圃場侵入ピーク時の照...
圃場採取水中のイネ白葉枯病菌をモニタリングするにはPCR法がよい
要約 圃場採取水に浮遊するイネ白葉枯病菌を検出する場合、PCR法は死菌体を誤って検出する危険性は低く、モニタリング法としてはファージ法より優れている。 キーワード イネ白葉枯病菌、特異的ファージ、PC...
要約 産業用無人ヘリコプターによる大豆カメムシ類の防除は、地上防除とほぼ同等の防除効果が得られ、省力的防除技術としての実用性が高い。 キーワード 大豆カメムシ類、産業用無人ヘリコプター、省力的防除 背...
要約 斑点米カメムシであるトゲシラホシカメムシの水田内への移動の主体は歩行であるが、飛翔によっても移動する。 キーワード 水稲、斑点米カメムシ、トゲシラホシカメムシ、移動、飛翔、歩行 背景・ねらい 斑点...
細粒グライ土輪換畑における籾殼浅層暗渠による排水改良と大豆生育改善
要約 細粒グライ土輪換畑において、籾殻浅層暗渠が表面停滞水の早期排除効果を高め、畑地化を促進する。また、排水効果は少なくとも2年間持続し、大豆の苗立ち率および収量が向上する。 キーワード 籾殻浅層暗渠...
要約 茎質を簡易に測定する稲株切断抵抗測定器を開発した。稲株切断抵抗値は、乾物重、茎質(乾物重/草丈)と相関があり、茎質を簡便に評価する手法として応用できる。 キーワード 切断抵抗測定器、切断抵抗値、茎...
要約 コシヒカリ直播の単収の満足度評価に関する判別分析より、95.8%のサンプルが正しく分類された。また、分析結果をもとにした試算より、満足グループの平均的な最低許容単収は460kgであり、6~8割が満足する...
要約 後作の肥料分を前作の基肥施用時に肥効調節型肥料で施肥したうねを連続利用する春ブロッコリーの機械移植不耕起栽培法を確立した。本法により、春作業の安定・省力化が図れ、慣行栽培並の収量が得られる。移...
要約 スイカを千鳥に定植して条ごとに同じ方向につるを誘引する振り分け栽培は、株当たりの着果数と着果位置を容易に把握できるため摘果等の果実管理が簡便となり、果重と品質のばらつきが小さく、上物収量が増加...
要約 花粉培養で育成した「DH1」に「改良CR金沢青」を交配したF1品種「CR石川交1号」(仮称)を育成した。この品種は、根色が白の基本色で肩部に鮮やかな緑の補充色を有し、根形は球で、糖度が高く、加...
要約 幼穂形成期の「コシヒカリ」の生育量を簡便に診断できるボード型の生育診断基準器を開発した。この基準器には幼穂形成期の適正生育量の草姿モデルが描かれており、圃場内に立てた基準器の草姿モデルに実草姿...
要約 砂丘地土壌における「安芸クイーン」の有核栽培で、花振るいを防止して、秀品収量が多く、糖度の高い着色良好な果実を生産するには、せん定後の総芽数を接ぎ木上部20cmの主幹断面積1cm2当たり13芽の割合で...
要約 日本なし「愛甘水」の低糖度果実を防止するには、本摘果時(満開40日後)に長果枝で新梢が発生している果台において、比較的小さい幼果を摘果する。また、着果量が十分に確保できない場合は、発生した新梢を摘...
要約 豚糞を作業等の都合から7日間嫌気的に堆積すると、低級脂肪酸含有量が増加し、水分調整及び通気をしても堆肥発酵が困難な場合がある。また、この豚糞に消石灰を重量比1~1.5%添加すると通常の堆肥発酵が可...
要約 イネのF1葯培養において、倍加半数体(A2世代)における穂系統内分離の頻度を、約10%程度と推定した。これを目減り分として補正し、適正な葯培養規模を設定するための指針とする。 背景・ねらい 水稲育...
トレハロース含浸処理による形状、色調、吸水性の良好な乾燥山菜の加工技術
要約 山菜組織内へトレハロースを含浸処理で効率よく注入して乾燥することで、形状維持したままで色調および吸水性の良い乾燥山菜が製造できる。 背景・ねらい 現在流通している乾燥山菜は、色調や利用時の吸水性...
要約 平均気温を用いた開花期予測と摘心以降のエセフォン散布処理により、8月咲き小ぎくの的確な開花調節が可能となる。エセフォン散布の実施限界は発育指数(DVI)が0.22である。 背景・ねらい 8月咲き小ぎくは...
砂丘地におけるサツマイモの食味関連成分とそれを高める定植期および施肥法
要約 サツマイモのデンプン含量、β-アミラーゼ活性は蒸し芋の食味判定の指標として利用できる。それら食味関連成分は早植えするほど、同一施肥量でも追肥で分施した方が高まり、食味評価が向上する。 背景・ねら...
要約 水稲跡作における年内どりブロッコリーの栽培は、8月中旬~9月初旬播種が可能であり、品種は、SK4-022が有望である。 背景・ねらい 水田転作でのブロッコリー産地においては、作付面積拡大のため、水稲作...
要約 砂丘地土壌に適したウイルスフリーぶどう「デラウェア」の台木として、樹の生育が旺盛で収量も多い5BB台が有望である。 背景・ねらい ウイルスフリーぶどう「デラウェア」は着色が良く、熟期も既存の「デラ...