要約 ぶどう「安芸クイーン」の有核栽培において、強樹勢による花振るい(不受精等による果粒の歯抜け状態)が起きる場合は、調整枝の利用により、秀品率が向上し、有核栽培の着粒安定法として有効である。 背景...
要約 肥育後期飼料にα-リレノン酸(n-3系列脂肪酸)を多く含むアマニ油1.5%と豚肉の脂質酸化を抑制するためにビタミンEを100IU/kg添加すると、豚の発育性および産肉成績への影響がなく、脂肪の融点を下げずに、...
おとり作物と卵寄生蜂を用いたスイートコーン害虫アワノメイガの防除
要約 アワノメイガの産卵を誘引して天敵卵寄生蜂アワノメイガタマゴバチの増殖場所として機能する早植のスィートコーンをおとり作物とし、卵寄生蜂の放飼防除効果を安定させる防除法は慣行薬剤防除とほぼ同等か優...
粒剤セル育苗箱処理と液剤高濃度少量散布によるブロッコリー害虫の省力防除技術
要約 粒剤のセル育苗箱処理と液剤の高濃度少量散布により、ブロッコリー害虫の省力防除が可能となる。カルボスルファン粒剤箱処理はアオムシに対する防除効果が高く、エマメクチン安息香酸塩乳剤の高濃度少量散布...
要約 半促成きゅうり+抑制トマトの作型において、前作の終了後根部を抜き、トマトの定植前に施設の入り口及びハウスサイドの換気口を遮蔽し、5日~10日間蒸し込みをすることによりミカンキイロアザミウマの密...
PCR法を用いたイネ白葉枯病菌の検出による白葉枯病発生の予測
要約 無病徴のイネ葉身に感染しているイネ白葉枯病菌をPCR法により検出することで、白葉枯病発生の予測に利用できる。 背景・ねらい イネ白葉枯病の発生予察は、常発地、台風の通過、浸冠水といったあいまいな...
要約 コシヒカリの条播直播栽培における基肥全量施肥は、基肥用LP30と穂肥用LPSS100の等量混合が適当であり、施肥窒素量は土壌中腐植含量と、最高分げつ期における目標茎数から求めた適正基肥量から判定できる。 ...
要約 カブの播種後6から7日目の胚軸切片にアグロバクテリウム法で外来の有用遺伝子を導入し、選抜、再分化を促す一連の形質転換培養法を用いることにより、効率よくカブの組換え体を作出できる。 背景・ねらい ...
要約 米の貯蔵による食味低下の指標として味度メーターによる味度とRVA糊化開始温度およびコンシステンシーが有効である。 背景・ねらい 米の貯蔵による食味低下を客観的に評価するため、貯蔵による理化学特性...
要約 米の貯蔵中における結合脂肪含量の増加は、炊飯過程での米デンプンの糊化温度を上昇させ、糊化を妨げるため米飯物性低下の重要な要因である。 背景・ねらい 貯蔵米の食味低下は、古米臭の発生、米飯物性の低...
要約 米の食味を評価する方法として、バルク法を用いた米飯物性測定法を開発した。この方法による粘り値(-A)と硬さ値(A)の比であるバランス度(-A/A)を指標として用いることで、米の食味を官能試験に比べ簡便に精...
ノンパラメトリックDVR法による8月咲き小ぎくの開花期予測技術
要約 平均気温を用いたノンパラメトリックDVR法は積算温度法と比較して高い精度で8月咲き小ぎくの開花期を予測できる。品種が異なるとDVR関数が異なるので、品種毎にDVR関数を作成する必要がある。 背...
要約 だいこん赤心症の発生過程にある根部では、褐変誘導に関与する一連の酵素活性の増加が認められる。また、特に障害が進展した根部ではアスコルビン酸ペルオキシデース活性が高く、酸化型アスコルビン酸還元酵...
砂丘地すいかの中小型トンネル栽培における窒素の全量基肥施用技術
要約 砂丘地すいかの中小型トンネル栽培における全量基肥栽培用肥料は、窒素成分で化成肥料2割と肥効調節型肥料8割を配合した肥料である。また、適正施肥量は、窒素成分量で19kg/10aである。 背景・ねらい 本県...
ぶどう「藤稔」の高品質、軽労化に対応したハウス垣根仕立て栽培法
要約 垣根仕立て栽培におけるぶどう「藤稔」の早期多収と果実品質の安定化には単棟ハウスの利用が有効である。垣根仕立て栽培は平棚仕立て栽培に比べて作業の軽労化効果が高いが、枝管理の労力は多くなる。しかし...
要約 血統が明らかで、肉質等級4等級以上の優れた「黒毛和種」の卵巣を用いて、個体別体外受精法による胚の生産性を検討したところ、期待できる胚の生産個数は1頭当たり約4個であり、これを移植して生産された...
要約 Xanthomonas属細菌の16S-23SrDNAのITS領域の塩基配列を比較し、イネ白葉枯病菌に特異的なPCRプライマーを作製した。本プライマーを用いたPCRにより、無病徴の植物体からも迅速に病原細菌を検出で...
要約 水稲作における施肥法別の窒素排出量と窒素排出抑制効果を明らかにした。その結果、窒素排出量は、分施で1.0~1.3kg/10aであるが、緩効性肥料を全層施肥または局所施肥した場合、分施に対し8~16%抑制される...
要約 中島菜に含まれている機能性成分は、アンジオテンシンI変換酵素(ACE)を阻害し、血圧調整作用を有する。この中島菜を用いたせんべい、生麩、麩饅頭の商品化を図る。 背景・ねらい 中島菜は、辛味を生かし...
要約 赤心症の発生は播種時期によって異なり、8月上旬播種で多く、8月下旬播種で少ない。赤心症の障害進展過程にある根身内部では、PAL活性やPPO活性等の褐変に関与する酵素の誘導がみられ、辛味成分‘イソチア...